再び徳島から高速バス

約1年半ぶりに徳島から大阪方面に高速バスに乗ろうとした.土曜日の朝8時過ぎのことである.再びバス乗り場のど真ん中にある「高速バス」と大きく書いている案内所に行って聞いてみる.

私:大阪方面に行きたいんですけど.
案:うーーーーん,今日は昼12時過ぎまで満席ですねぇ.

自由席や立ち席が存在しない以上,席が取れる便まで待つしか無いのか? いやまて,フェリー埠頭に行って和歌山までフェリーに乗った方が早く帰れるのか? とりあえずこの案内所は退散である.

大阪方面へは複数のバス会社が走っているので,別会社の便なら空いているかもしれない.ビルの1階にある高速バスのチケットカウンタに行ってみる.窓口は先ほど「いっぱいです」と言われた会社のカウンタと,別会社のカウンタが左右に並んでいる.なぜか「いっぱいです」と言われた会社のカウンタの方が人気である.

若干戦略を変えながら,列の短い方のカウンタのお姉さんにアタックである.

私:大阪方面に行きたいんですけど.舞子でもいいんですけど.
姉:えーと,9時の三宮行き(…厳密には,神戸空港行き)なら空いてますね.
私:じゃぁ,それで.

かくして「本四海峡バス」という会社の便で海を渡れた.この気分,どこかで味わった気分だなぁと思ったが,サンフランシスコで帰国便に乗り継ぎ失敗して1昼夜足止め食らったときの気分に似ていることに気づいた.

やっぱり,鉄道って楽だわ.

新幹線なら博多―宮崎95分

東九州新幹線の試算をしたらしい.

読売新聞:東九州新幹線(福岡市―鹿児島市)構想について、沿線4県と北九州市などでつくる建設促進期成会が、予想される所要時間や費用対効果をまとめた。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160405-OYT1T50057.html?from=ytop_main5

試算結果は,こうらしい.

博多-宮崎間:1時間35分
博多-大分間:47分
小倉-大分間:31分
小倉-宮崎間:1時間19分

何か妙に速いな.それぞれの現行路線長を使って表定速度を出すと…

博多-宮崎間:407km÷1.583時間=257km/h
博多-大分間:200km÷0.783時間=255km/h
小倉-大分間:133km÷0.517時間=257km/h
小倉-宮崎間:340km÷1.317時間=258km/h

なーるほど.山陽新幹線ののぞみ号/みずほ号なみだな.途中駅ほとんどノンストップで300km/h運転ならこれくらいだが,もうちょっと現実的な値にしてみよう.

一部山陽新幹線を走行するとのことなので,小倉-鹿児島中央間の最速便で計算してみよう.356kmを95分で走行しているようなので,356÷1.583時間=225km/h.これを使ってみる.

博多-宮崎間:407km÷225km/h=108.5分
博多-大分間:200km÷225km/h=53.3分
小倉-大分間:133km÷225km/h=35.5分
小倉-宮崎間:340km÷225km/h=90.7分

ということで,この辺が現実的なあたりか?

博多-宮崎間:1時間49分(現行2時間58分[新八代からバス],▲1時間9分)
博多-大分間:54分(現行1時間43分,▲49分)
小倉-大分間:36分(現行1時間18分,▲42分)
小倉-宮崎間:1時間31分(現行3時間17分[新八代からバス],▲1時間46分)

 新聞記事よりはインパクトはマイルドだが,まぁまぁの時間短縮だな.

ほぼ同じ区間に高速バス路線が複数あると…

徳島駅前から大阪へとバスに乗ろうとした.ここの区間は明石海峡大橋が開業して以降,徳島-舞子-三宮とか,徳島-梅田-なんばとか,徳島-なんば-梅田とか高速バス路線がいくつかあって,バス会社も異なっていたりする.

バスのことはあんまり詳しくないので,「高速バス」と大きく書いている案内所に行って聞いてみる.

私:大阪に行きたいんですけど…
案:19時30分で舞子に行くか,19時45分のなんば経由梅田行きか,20時の梅田経由なんば行きかですね.うちのバスなら20時発ですけど,19時45分はあっちの乗り場で運転手に直接払って下さい.

どうやら,行き先によってバス会社が違うようである.ということで,「あっちの乗り場」に行ってみる.

私:大阪に行きたいんですけど.
別:大阪のどこですか.
私:梅田に行きたいんですけど.
別:乗車券は持っていますか?
私:いいえ.
別:じゃぁ,運転手に直接払って下さい.でも,梅田ならあっち(最初にたずねた乗り場)の方から出る20時発の方が早く着くかもしれませんよ.直接梅田に行きますから.
私:あっ,そうですか.じゃぁ,あっちに行ってみます.

どうやら経由地の違いによって着く時刻が違うようである.再び元の案内所へ.

私:大阪の梅田に行きたいなら,こっちの20時発の方が早いって聞いたんですけど.
案:そうですか.じゃぁ,3700円です.

そうして,ようやく手書き領収書のような乗車券を入手したのであった.

私:乗り場はどこですか?
案:あっち(梅田に行くなら20時発の方が早いと教えてくれた乗り場)の1番です.

別会社であってもちゃんと客の質問には答えられているという点では評価できるんだが,結果としてはあっちの乗り場に行ったりこっちの乗り場に来たりとタライ回し状態になってしまっていることは確かで,輸送サービス部分そのものはともかく,インフラ部分の弱さを感じた瞬間であった.

やっぱり,鉄道って楽だわ.

 

観光バスの事故が頻発…

ここ何日間か,観光バスの事故が頻発…

…しているように見えるんだが,おそらく碓氷峠の15人の犠牲者を出した事故を受けてマスコミが事故を積極的に報道しているだけなんだろうと思う.

大事故があって,バス会社各社は体制を引き締めて運行している真っ最中だろうと思うので,普段はもっと多いんじゃないだろうか.

先般の事故の犠牲者を見ると,若い人が多い.つまりあまり移動に費用をかけられない客層だ.夜間移動すれば宿泊費も節約できる.

かつては夜行列車がたくさんあって,特急ではない便も結構あった.夜間列車を走らせるには費用がかかるという話はよく聞くが,夜行貨物列車が走っているような路線では,昼間走っている電車そのままでも良いので,できないことも無いんじゃないかとも思う.バスよりはかなり安全だ.

あるいは,夜遅めに新幹線を出発させて,途中のどこかで長時間停車させて夜明けとともに運行再開するという方式も,昔からよく言われているが,そろそろ実行に移してもいいんじゃないだろうか.

そりゃぁ,無理ですよセンセ.費用と手間が…保守が…という話が聞こえてくるのは承知だが,鉄道における夜間移動サービスの提供は,ちょっとは考えてもいいんじゃないだろうか.

鉄道会社はサービス内容を単純化して利益を効率よく得ること以外にも,様々なニーズに対して様々なサービスを提供することをもっと考えてもいいと思う.それも一つの社会的役割だ.