フェリーで和歌山→徳島

大阪から徳島へは,今や高速バスが当たり前だが,和歌山育ちの者の常識としては,やはりフェリーである.和歌山港行きの特急に乗って終点下車.専用の連絡割引切符も発売されている.

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確か昔はこんなに閑散とはしてなかったと思う.ほとんど1時間毎に出港していて,夜中も運行されていたと思うが,今は昔.

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トラックの輸送は今も健在なので,旅客はトラックのついでの輸送になっているのが実態かも.

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乗ってしまえば,あとはゆったり好きなように.

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しばらく行くと…ここが紀淡海峡.和歌山県民には友が島水道と言った方がわかりやすい.真ん中に写っている島が友が島.左が淡路島.右は和歌山の加太である.距離的には大して離れていない.ここに橋を架けるか,トンネルを掘るかが大問題.けっこう深いんだよね.

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さらに小一時間行くと,鳴門海峡.橋が見えるが,大鳴門橋をこのアングルから見る機会はなかなか無い.よく見ると,わずかに蜃気楼が出ているかも.(写真をクリックすると拡大)

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拡大して,ちょっとメリハリを付けると,こんな感じ.確か,16両編成の新幹線対応(すれ違わないことが条件)の道路鉄道併用橋である.

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大阪から庄内まで飛行機で往復した結果…

大阪空港から,「おいしい庄内空港」まで往復したわけだが…

往路:まず,ANAから搭乗日の朝にこういうメールが届く.

02月04日ANA397便
東京/羽田発 – 庄内着は
雪のため、運航に影響がないか15:10に天候状況の確認を行います。
結果は15:25頃までに決まり次第、メールおよびANAホームページにてご案内いたします。
次のご案内までお待ちください。

主に海外で搭乗便の欠航や大幅遅延による乗り継ぎ不良などに遭遇したことがあるので,実に心臓に悪い.「結果」がわかるのは大阪から羽田空港まで達した段階なので,とりあえず出発するしかない.

そして,羽田空港に着くなりこういうメールを受け取る.

02月04日ANA397便
東京/羽田発 – 庄内着は
庄内空港雪のため、天候状況を確認した結果、条件付きの運航となりました。
<結果>
庄内空港に着陸出来ない場合は東京/羽田空港に引き返す可能性がございます。あらかじめご了承ください。

あちゃぁ〜.「引き返す可能性」と言われても,他に手段があるわけでもないので,やはり乗らざるを得ない.そして実際,窓側席を確保して見ていると,着陸体制になっても地表が見えず,着陸の寸前になって地表が見えた.あのまま見えなければ着陸やり直して,それでもダメなら引き返したんだろうな.どうぞ,オーバーランしませんように.

復路:こういうメールが届く.

02月06日ANA398便
庄内12:50発 – 東京/羽田13:55着は
使用機到着遅れのため出発が遅れます。
<変更前>
庄内12:50発 – 東京/羽田13:55着
<変更後>
庄内13:15発 -東京/羽田14:20着

うーん.元々1時間以上の乗り継ぎ時間があるので,たぶん大丈夫だとは思うが,国際空港で乗り継ぎ先の長距離便に置いてけぼりを食らったことがあるので,やはり心臓に悪い.人間が乗り継げても,荷物が置いてけぼり,という目に遭ったこともある.

そして,約30分遅れで出発し,羽田空港にも約30分遅れで到着.その段階でのメールはこうだ.

02月06日ANA31便
東京/羽田15:00発 – 大阪/伊丹16:05着は
搭乗口を変更しました。
<新しい搭乗口>
 63 
出発時刻の10分前までに搭乗口63へお越しください。

まぁ,これは大したことはないか.急いでなんとか搭乗開始に間に合ったものの,この乗り継ぎ時間内に軽食でもとろうと思っていたのは断念.

お土地柄,雪国であるのはもちろん,強風地帯のようである.結果として,大阪-庄内間は概ね予定通りに発着できたわけだが,毎度毎度こんな心配しながら搭乗しなければならないというのも気の毒な話である.

現地の方の感覚では,地上の鉄道は,冬場はさらに信頼性が低いらしい.

うーん.

フランスの鉄道博物館の収蔵物(パリ発ロンドン行編)

古い欧州の時刻表を見ていると,パリ発ロンドン行きとかそういった列車が存在していることに気がつく.1990年代後半の話ではなく,1950年代とかそういった時代の話である.

パリ→鉄道→連絡船→鉄道→ロンドン

こういった乗り継ぎルートを「パリ発ロンドン行き」として一括表示しているのだと思っていたが,どうやらそうではなかった.本当に「パリ発ロンドン行き」という列車があったようである.

ミュールーズにある鉄道博物館の展示物にこういうものがあった.まずは,古い機関車.これは「パリ発ロンドン行き」に使われていたもののようである.

IMG_4034そして,その傍らにあるヘッドマーク,これが答え.

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さらにこんな模型展示もあった.

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なるほど,「パリ発ロンドン行き」である.日本にも鉄道連絡船は存在したが,基本は乗換であったかと思う.欧州では現在もデンマークがらみの列車の一部に,旅客列車をそのまま航送している列車が存在する.

 

 

 

都構想の陰で進行する大阪長期衰退の始まり(第3話-他の交通網編)

以下の話の続きである.
第1話-新幹線偉大なり編
第2話-産業振興vs交流編

地域間のつながりが非常に重要だというのが前回までのお話しであるが,残念ながら大阪はこの点についてはあまり得意でない印象を受ける.つまり,自らが前へ前へと出ようとすることにはたけているのだが,大阪以外の地域とうまくやって行くのはあまり得意ではない地域性のように思われる.北陸方面で何度も何度も大阪に対する恨み節を聞かされた.(…と指摘したからと言って,逆ギレしないでね)…そういえば,四国でも聞いたっけ.

さて,地域間交流のハードウェア的装置と言えば,まず最初に浮かぶのが新幹線よりも高速道路網であろう.産業政策と高速道路整備は切っても切れない関係にあり,自動車を円滑に通すための道路は,バイパス整備なども含めて他のインフラに先んじて整備されてきた.

ならば,高速道路整備状況は地域の発展に直結しているはずである.そうして作ってみたのが次の図.だが…

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高速道路整備が直結しているのなら,もう20年以上前につながっている北陸自動車道沿いの富山や金沢の地位はもう少し向上していそうなものであるが,そうでもない.和歌山への高速道路も,関空整備の時点ではつながっていたが,今や和歌山市の商店街は全国的にも寂れた商店街の典型のようにテレビで取り上げられる始末である.徳島はどうした,鹿児島は? 貨物トラックが円滑に走れるようになったからといって,新幹線のような明瞭な関係があるわけではなさそうである.

じゃぁ,次は飛行機だ.プロペラ機じゃ遅いので,ジェット機の発着だ.空港のジェット化は長らく地方空港の主要課題であった.新幹線が無くても飛行機でひとっ飛びすれば,問題ないはずであった.だが…

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全国あちこちに飛行場が整備され,大都市と結ばれたはずだったが,やはり新幹線ほどのインパクトはないように見える.

いやいや,重厚長大産業こそ基幹産業だ.そのためには大規模な港湾が必要だ.港湾整備は産業振興に重要なので,公費を投入だ.だが…

重要港湾程度では,あまり関係はなさそうである.特定重要港湾の状況は高速道路や空港よりは関係がありそうだが,やはり新幹線のインパクトには欠ける.

じゃぁ,あらためて新幹線について見てみると…

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やはりこれかな. だが…まだ第3話.まだまだ話は続く.

 つづく

車両甲板

車両航送の話をちょっと前に書いたが,写真フォルダを探していたらあったあった,青函連絡船.
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舳先(というか,お尻)部分にわずかに残る線路.DSCN6738内部構造はこんな感じ.
DSCN6730だからなんだって?
そんだけ.
今残ってるのは,宮島航路だけだね.
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車両航送

今は日本ではなくなってしまったが,今でもドイツとデンマークの間などには列車が車両航送されるルートがある.渡り鳥ルートというやつで,今から20年以上前に乗ったことがあるが…写真は撮ってなかった.
日本にもカーフェリーというのがあって,そのカーフェリーの車両甲板にそのまま列車が乗っかっている感じであった.
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つまり,ここの写真の真ん中に列車かいる感じですね.
ちなみに,この写真は徳島-和歌山間の航路で,南海の運営である.明石海峡大橋の開通で運行便数が減ってしまったが,かつては乗船するために何時間も待たなければならないほど盛況であった.
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・・・鉄分ほぼゼロでした.すいません.

水陸両用ホバークラフト

空港は都市の近くにあった方が便利だが,都市の近くだと騒音の問題があったり事故の心配があったり何かと問題が多い.ということで,空港の設置場所はホストとなる都市から結構遠いこともあり,アクセス交通機関が利便性の鍵を握ることも多い.
さて,写真は国東半島にある大分空港と大分市を結んでいた水陸両用のホバークラフトである.昔は宇高航路などにもあったので,小学生時代などは乗船したやつが自慢してたなぁ・・・という懐かしい乗り物である.今は残念ながら日本にはない.
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水陸両用,といいながら,道路を走れるわけでもないので,結局は港に相当する部分が平らな地面になっているだけであり,実質的には船である.機械的には空気で浮き上がるので飛行機の一種かも.
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おもしろい乗り物だが,波には弱く,レーダーで常に進行方向を監視しながらの運行であった.荒天時には欠航になり,陸路で代行便が出ていた.・・・なら,バスでいいじゃん,ということになり,道路が立派になった昨今では運行会社自体なくなってしまった.
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CANADIAN RAIL(廃線跡編)

今やカナダ国内を鉄道で移動することはかなり難しくなってるが,かつては各所に鉄道が走っていたようであり,廃線跡を目にすることが多い.
例えば,赤毛のアンで有名なプリンスエドワード島(P.E.I.)にも鉄道がかつてあり,廃線跡と廃駅が観光地化されている.上の写真はかつて大陸との連絡船の発着場のあった駅の跡,下は内陸の駅跡である.
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P.E.I.以外でももちろん,廃線跡は多く,「オンタリオ州の幽霊鉄道」などという本まで出版されていたりする.
多くの廃線跡は遊歩道になっており,自転車で走ったり散歩したり出来るようになっている.下の写真は,オンタリオ州のストラトフォードの公園.いかにも鉄道橋であり,まくら木が残っている.
Stratford08-023Stratford08-027Stratford08-016[2000年夏現在]