アントワープ中央駅(BEFORE & AFTER)

アントワープというと,日本人には「フランダースの犬」だが,鉄道関係で言うと「立派な駅舎」で有名な駅である.

アントワープの中央駅に限らず,欧州の多くの駅は頭端式,つまり行き止まり式のホームで構成されており,その駅で終点の場合はいいのだが,さらに遠くに行くような場合には進行方向が変わったり,場合によってはその頭端式ホームの駅には停まらずに1つ手前の駅までしか来ないというようなことが起こる.

アントワープ中央駅の場合は,増加する列車回数に対応するとともに,頭端式の駅をスルーする列車に対応するために,大改良工事を行った.

10年以上前の工事中の様子は,下の写真のような感じ.

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地平のホームのすぐ下に地下ホームを設けて2層式にするとともに,さらにその下をも掘って最下層に2面4線のスルー運転用の地下線を設けている.つまり,都合3層構造.地下線はそのまま市街地の地下を抜けて郊外に抜ける.

完成後はこんなかんじで,Thalysや運行中止になってしまったFyraなどが発着.日本なら「新××」駅を郊外に設けてしまいそうだが,中心駅に発着することを重視した改良工事だ.

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