月別アーカイブ: 2015年6月

名古屋―大阪のリニア整備で初の意見交換

こういう記事がある.

リニア中央新幹線の名古屋-大阪間の整備に関し、関西財界とJR東海の首脳による意見交換の場が初めてもたれたことが29日、分かった。大阪への同時開業を求める関西財界…名古屋―大阪のリニア整備で初の意見交換 関西財界とJR東海社長

ずいぶん前からいろんな人が…例えば大阪の名物首長さんや政府与党のプロジェクトチームとかが…大阪までの同時開業を目指してアプローチしているんだけど,毎度同じ反応しか返ってきていない.そろそろ「お願いベース」のアプローチは止めて,理詰めの実効性のある方法に切り替えた方がいいかも.

大阪まで同時開業しない理由の一つは,鉄道会社の資金問題だが,資金問題が解決してもいろんな思惑があって動こうとしない可能性もある.その場合は,全国新幹線鉄道整備法とその関連政令である整備法施行令をよく読むと,実は答えが書いてある可能性がある.

…が,まだそこまで踏み込んだアプローチをしているセクションはない模様.

米国だに・すら・さえ自家用車進入禁止

いわゆるトランジットモールというやつがある.国によっては別の呼び方をすることも多いが,自家用車の進入を禁止して公共交通と歩行者しか進入できない街路のことである.

沿道の商店をハシゴするように自由自在に歩行者が横断しているわけではないが,下の写真は上の定義にあてはまる.

DSCN3783この坂道も.

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クルマ社会の権化,米国でさえ,どこでもここでも自動車を通過させているわけではなくTPOを考えたコントロールがされている.

米国だに・すら・さえバリアフリー

米国すらLRTを導入して,ちゃんとバリアフリーに配慮するご時世である.

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これなら,いちいち係員呼んで板を渡さなくても,車イス,ベビーカー,足があまり上がらないご老人等々,心配なく乗降できる.

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欧州の話ではない.クルマ社会の権化,米国のお話である.

DSCN3882(米国ポートランド)

UNION PACIFICの貨物列車

脱線ポイントの近くで待っていると,来た来た.

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通過に要した時間,約10分.機関車3両+貨車70両.まぁ,短めだな.

Canadian Pacificとか,CN (= Canadian National)の文字が書かれた貨車があったり,積み荷が木材の貨車が多かったのでカナダから来た貨物列車かな.

脱線ポイント

珍しい分岐器をご紹介.

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脱線ポイントである.目的は,列車を脱線させること.もちろん事故を発生させることが目的なわけではない.

設置箇所はこんな感じ.

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この先,鉄橋を渡るとともに,鉄橋上で本線に合流するため,信号を無視して衝突する列車があると,事前に列車を故意に脱線させて小事故で済ませようという,そういう目的の装置である.まぁ,安全側線のようなもの.

(米国ポートランド)

CALTRAIN

Caltrainという鉄道線がある.Calforniaの列車なので,そう呼ぶのだろう.

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ガラス張りの駅は頭端式のホームを持っており,各入り口には出発時刻と列車種別を示す色印つきのプレートが出ている.面白い光景だが,これだけしか列車が出発していないということでもある.

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列車はフルダブルデッカーで,向こう側に機関車が付く.一番手前は運転席付きの制御客車である.

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とにかく背が高く,日本では建築限界にすぐに引っかかりそうなレベルである.貨物列車でコンテナを発てに2つ積み上げるような国なのでできるワザである.バリアフリーのことはほとんど何も考えていなさそう.

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坂を登るのはケーブルカーだけじゃないョ

サンフランシスコは坂のまち.ケーブルカーが有名だが,坂を登るのはケーブルカーだけではない.

DSCN3517だが,さすがに坂を正攻法で登るほどの登坂力は無いので,坂を横に迂回しながら登る.

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線路を見ると,途中で踊り場のように見えているが…本当に踊り場である.

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ぐいぐい登ってゆく.

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右へ,左へ.

DSCN3494これ,ブレーキが壊れると悲惨だよね.

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そして,坂の上へ.

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LRTと路面電車の違いは,街づくり以外にもこの辺の基本性能の差も大きい.

踏切の感知センサー

踏切で良く見かけるセンサー.

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覗き込むとこんな感じ.横断する道路の向こう側の機器とセットで,道路上の物体を感知し,踏切が鳴っているにもかかわらず線路上に物体があると信号機を赤にしたり,専用の警告信号機を点灯させたりする.

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ただ,このセンサーは自動車程度の大きさのものの感知を前提に設計しているそうで,人がいても感知できないそうである.足腰の悪い老人などが取り残されても,感知できないらしい.

IMG_8783だが世の中探してみると人を感知するセンサーというのは存在していて,最近時々見かけるこの横断歩道マークの道路標識,下部にライトが仕込まれていて,歩行者の接近だけを感知して点灯する.自転車で通過したりクルマが来たりしても点灯しない.

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たぶん,精度の問題でまだ踏切には採用できないんだと思うが,将来的には踏切も人感センサーの設置が望まれるところである.

BARTの沈埋トンネル

サンフランシスコに走っている「BART」という鉄道,例の券売機の使いにくい鉄道である.

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比較的高速運転しているが,第三軌条式の地下鉄である.

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この高速地下鉄BARTは,サンフランシスコ市街だけでなく,海峡を渡って対岸の郊外まで続いている.地図上は下の写真の長い橋に沿って敷設されているが,BART用の橋はなく,海底トンネルで結ばれている.そんなわけで,海底トンネル通過中は数分間トンネルを走り続ける.(写真左の陸は島であり,対岸は奥の方に小さく写っている建物のあたりである.)

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場所はここですね.大きな地図はこちら.

この海底トンネル,日本の青函トンネルや関門トンネルとは違い,沈埋トンネルである.結構長いトンネルでも沈埋トンネルで建設できるということのようで,日本でももっと活用されてもいいのではと思う.(長大トンネルは無理だけど)

ピンキィーな電車

一畑電車には,ウッディーな電車があるとともに,ピンキィーな電車もある.

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なんか,ゆるーい感じである.

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内装も全部ピンク色である.床にはあみだくじが描かれており,向かいにのシートに座った人と右へ左へたどった末に結ばれるということか?

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ご縁の国,ということで,この電車は出雲市駅から出雲大社への直行電車である.

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10月は神無月,ただし,出雲国では神在月.いろいろお願いしに行くなら10月中が吉かも.なお,デートスポットの日御碕はクルマが無いと行きにくし.