明治のホームは新幹線の姿を見ることができるか?

新幹線工事の始まっている長崎の諫早駅のホーム.旧島原鉄道&JRの1番線ホームである.このホーム,よく見ると「地層」が見られる.一番下の地層はレンガ積みである.その後の列車の床面上昇に合わせてかさ上げされている.

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長崎の鉄道開業は他県に比べるとやや遅かったが,それでも1898年(明治31年)には九州鉄道の駅として諫早駅が開業している.島原鉄道は1908年(明治41年)の開業だ.とすると,このレンガホームはその当時のホームかな?

かさ上げ前はこんなイメージ.(これは明治村)

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約125年後,そのホームのすぐ近くに260km/h運転の新幹線ホームが増設される模様.完成後は,東側から順に島原鉄道,在来線島式ホームx2,新幹線相対式ホームになり,このホームは新1番線&2番線になるようなので,このホームはそのまま生き残る可能性がある.

FGTがどうのこうのと揉めてるが,レンガホームからは「長生きしてみるもんだ」という声が聞こえてきそう.

#もっとも,そのまま流用はされるものの,外側からの見た目はきれいに化粧される可能性も高い.果たして明治のホームは新幹線の姿を見られるのか…?