四条畷駅で日々繰り広げられる悲劇

JR学研都市線こと片町線.客の多い時間帯はこういう列車構成.

快速電車:京橋←→四条畷←→長尾・松井山手←(全停)→木津方面
普通電車:京橋←→四条畷←→長尾・松井山手
普通電車:京橋←→四条畷

ところが,数年前から土日や平日の昼間はこういう構成になった.

区間快速:京橋←→四条畷←(全停)→木津方面
普通電車:京橋←→四条畷

大阪の都心方面である京橋発着の場合はあまり問題がないのだが,区間快速の「四条畷←(全停)→木津方面」の各駅と普通電車の「京橋←→四条畷」の各駅との間を移動するには,四条畷駅での乗換が必要になる.

特に問題なのは郊外側木津方面から区間快速に乗って四条畷駅で普通電車に乗り換える場合である.

何が問題かというと,四条畷駅発着の普通電車は,区間快速到着時には1番線と4番線の両方に停まっており,ともに「普通:西明石」を表示しているのだ.

運が良ければ,区間快速の停車したホームの対面から乗り換えた普通電車が出発するが,運が悪いと跨線橋を越えての乗換になる.

ちゃんと電光掲示を見ていれば問題はないが,多くの客は区間快速から降りると「普通:西明石」の表示を見て何の疑問も抱かずにほぼ無条件でホームの対面に停車中の普通に乗り換える.

数分後,おもむろに普通電車が出発するが,何の疑問も抱かずに乗り換えた電車が先発である確率は1/2.残り1/2は15分間車内で待たされる.観察していると毎便毎便,かなりの頻度で悲劇が発生している模様.

何のことはない,JRの職員の行動をかえればいいだけなのだが,もう年単位で改善される気配はない.どういうことかというと,京橋から到着した四条畷駅折り返しの電車は,とにかく到着後に「普通:西明石」を表示させてからドアを乗降可能な状態のまま車掌も運転士も持ち場を離れる(先発でなくとも).あらかじめ準備をしたつもりだろうが,これが乗客の誤乗の原因.

解決策は簡単である.到着したら一旦ドアを閉めて,本当の先発普通電車の出発を待ってからドアを開放する.もしくは本当の先発普通電車の出発を待って「普通:西明石」を表示させるかである.引き上げ線が無い分,多少の気配りは必要である.

乗務員の行動の合理化≠乗客の利便向上

という悪い事例.JとRの間に「N」が再び見えてませんか?