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| 岡山電気軌道のMOMOこと低床式路面電車9200型。
電車そのものの構造としてはボンバルディア社のLRVであるが、車体デザインおよび内装は、岡山生まれの水戸岡鋭治氏によるものである。
車体は新潟鉄鋼で生産された。国産のメーターゲージ級初の低床式電車である。
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| もちろん、低床式電車なので、床面は充分低い。
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| MOMO導入に合わせて、いくつかの電停で改良工事が施され、停留所と電車の間の段差、隙間ともに可能な限り縮小が図られている。
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| したがって、車いすでの乗降も容易となっている。(・・・が、この電停は未改良)
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| 左は未改良の電停、右は改良後の電停。改良後の電停では隙間はほぼエレベータのそれの感覚であり、全く気にならない。
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| そのほかにもいくつかの改良が行われている。案内電光板の設置が徐々に進んでいる(左)。
岡山駅前電停では、MOMOの車長に対して電停が短かったため、少しだけレールが延長され車止めの位置も動いた。
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| 車体は2両連接構造で、軌間は1067ミリ。600V直流で、将来、既存の鉄道路線に乗り入れることも多少考慮されて設計されているようである。
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| 低床式なので、床下には機器が無く、真っ平らである。
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| 内装は木を生かした暖かな雰囲気であり、すばらしい。
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| ブラインドも凝っている(左)。明るい車内の雰囲気(右)。
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| このLRV新造にあたり、公的助成だけでなく、市民からの募金も投入されており、車内には募金者の名簿も掲げられている。
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| 運賃収受方式は旧来のままのため、出入り口には整理券発行機や運賃箱が取り付けられている。
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| この日はお披露目運転で、沿道の人出も多い。
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| テレビ局も取材に来ている(左)。
右の写真で、隣を走るバスと目線の高さが違うことに注意。低床式電車は、単に床面が低いだけではなく、乗客の目線が低いため、自然な感じで車窓を楽しめる。
初めて乗った人は、いつもと同じ歩く目の高さなのに、速やかに移動してゆくという不思議な感覚になる。
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| LRV導入と同時に、イベントを開催するなどして、雰囲気を盛り上げている。
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| 岡山駅前電停には券売機もある。
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| 岡山電軌のLRVは現時点ではMOMOが1編成のみであり、大半が古い車両である。
今後、いかにLRV車両を増やしてゆくかが課題であろう。
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(撮影日:2002年6月)