(1) | トロント市内を走る路面電車は連接構造のものとそうでない単行用のものとがある。車体デザインは基本的には同じ。低床式のものはなく、高床式のみである。 | |
(2) | 運賃先払い方式である。おつりは出ない。 マスコンハンドルやブレーキレバーはなく、代わりにアクセルペダルとブレーキペダルがある。自動車と操作をそろえることで、運転士の訓練を簡単に済ませることができるのであろう。 | |
(3) | 古い路線がほとんどだが、1990年にオンタリオ湖岸に新線ができている。
自称LRT。沿線には高層アパートが建てられており、湖岸開発が行われている。 新設路線だが、走っているのは旧来からの路線と同じ車両であり、低床車両は走っていない。 | |
(4) | 軌道はセンターリザベーションであり、交差点にはトラム用信号も設置されている。 しかしながら、優先信号というわけではなく、どうやら軌道を横切る左折車とトラム車両が衝突しないように制御しているだけのようである。 | |
(5) | 新設路線の終端はVIAやAmtrakが発着する中央駅(ユニオン駅)の地下となっている。 このため、終点が近づくと路線は地下線となる。 | |
(6) | 車両には運転席が片側にしかないため、中央駅(ユニオン駅)の地下ではループ線になっている。 地下ループ線はユニオン駅以外にもある。 | |
(7) | トロント市には通常の地下鉄路線もあり、地下鉄改札にラッチが設けられている。
ユニオン駅のLRT地下駅は地下鉄線扱いのようで、地下鉄のラッチ内となっている。
したがって、乗り換えの際、切符を買いなおしたり、乗り継ぎ券をもらったりする必要がない。 改札口には大きな荷物を持った人用の台がある(左側写真)。 このような施設は日本国内の札幌市営地下鉄などにも見られる。 | |
(8) | トロント市には大きな中華街があり、ここにもトラムが走っている。 一見しただけではここが北米の都市の一部であることがわからない。 | |
(9) | 繁華街を通過するような路線では次々とトラムがやってくる。 | |
(10) | 軌道が敷設されている道路どうしが交差するような交差点では、頭の上が蜘蛛の巣のようである。 左の写真の左上に写っているのがCNタワー。 | |