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● 2007年07月
□07/07/29号: 星組の勇者との戦い(第5話:飛ばないワケはアイ・ドン・ノー編)
□07/07/22号: リキップ、スキップ、らんらんらん
□07/07/15号: 東北新幹線はただいま延伸工事中
□07/07/08号: 電車で座る技術(北陸線恐るべし Returns!)
□07/07/01号: 点と線(人間は果たして何次元の動きをしているか)

★07/07/29号:
 星組の勇者との戦い(第5話:飛ばないワケはアイ・ドン・ノー編)

 戦いはまだまだ終わらない。TRAVELの語源はTROUBLEらしいが、文字通りである。

 この地方空港から、乗り継ぎの国際空港までは約1時間。乗り継ぎ時間は通常1時間もあれば何とか可能であるが、今回は2時間弱とってある。何ら問題のない乗り継ぎでのはずであった。

 朝早かったので、コーヒーとサンドイッチを入手して、出発ゲートのそばでしばし待つ。フライトは定刻の予定。まだ小一時間ある。

 もうすぐ搭乗の案内があってもいい頃・・・まだ、何の動きもない。飛行機そのものはゲートの先に既についている模様。

 そろそろ搭乗案内の時刻。動き無し・・・・と思ったら、不吉な館内放送とともに、出発リストのパタパタ掲示板に「delay」の文字が。

 航空管制上のトラブルで、出発が遅れるとのこと。でも、外では飛行機が離発着している。ほんとに航空管制のトラブルかぁ???

 2時間も乗り継ぎをとってあるので、1時間くらい遅れても乗り継ぎはできるはずである。定刻をかなりすぎてから、航空会社のおばちゃんがやってきて、経路変更したい人などへの対応を始めた。状況を聞くために、webmasterも列に並んだ。

 出発ゲートにて。
「出発時刻はいつですか?」
航空会社のオバハン 「わかんないわ」
「乗り継がないといけないんだが、大丈夫か?」
航空会社のオバハン 「知らないわ」

 さすが、分業が進んだ米国である。ちょっとでも業務範囲を超えると、何も対応しない。

 

 さらに約1時間経過。もう、そろそろ乗り継ぎのタイムリミットである。
 出発ゲートにて。
「出発時刻はいつですか?」
航空会社のオバハン 「わかんないわ」
「乗り継がないといけないんだ」
航空会社のオバハン 「し〜・ら〜・な〜・い〜・ちゅうの(ア〜イ・ド〜ン・ノ〜〜〜〜〜〜〜)」

 胸くそ悪いことこの上ない。あんたが知らなければ、じゃぁ、誰に聞けばいいんだよ。あんたしか、いないだろぉ。これじゃぁ、もはや共産主義の旧ソビエトのようである(っって、行ったこと無いけど)。

 結局、約2時間半遅れで出発。これじゃぁ、乗り継げないよぉ〜。

 今回の戦いは、完敗である。

#「航空管制のトラブルなので、我々には責任はない」というロジックのようである。さすが。客を物体程度にしか思っていない。でも、他の航空機は離発着していたので、乗務員の寝坊が原因ではないかとwebmasterはいまだに疑っている。

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★07/07/22号:
 リキップ、スキップ、らんらんらん

 その出会いは、不意打ちであり、少々衝撃的であった。

 とあるビジネスホテルの、トイレでの出会いであった。

 ←踊ってるよぉ〜。

 素性は明快。切符を古紙として回収して、トイレットペーパーとしてリサイクルしているもののようである。

 モノとして存在していることは知っていたが、せいぜい、駅のトイレで使われているだけと思っていた。一般にも出回っているようである。紙包みの中身は、ごく普通のトイレットペーパーであり、決して「大阪→180円区間」などという文字が残っているわけではない。

 商品名は「リキップ」。キップのリサイクル。

 もしかしたら、駅に近い比較的新しいビジネスホテルだったので、鉄道会社が経営しているフランチャイズなのかもしれない。

 リキップ、スキップ、らんらんらん。

 ←踊ってるよぉ〜。

#「UNO」というカードゲームには「SKIP」というパスができるカードがある。「UNO」を徹夜でし続けることを「徹UNO(てつウノ)」と言うが、明け方近くになってきた頃に、「スキップ、スキップ、ランランラン」と言いながら、「SKIP」カードを出すと、他の人も意味もなく「スキップ、スキップ、ランランラン」と歌いながら「SKIP」カードを出すようになるという不思議な現象がある。

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★07/07/15号:
 東北新幹線はただいま延伸工事中

 東北新幹線は、日本国有鉄道時代に盛岡まで開業し、その後、今から5年前に青森県八戸市まで開業している。そう、八戸まで延びたのは、もう5年も前なのである。そして、その先、青森や北海道に向けて延伸工事中である。

新幹線八戸駅 (2007)
中央の2線は、通過列車対応仕様である
八戸駅から新青森方向 (2007)
車庫に線路が吸い込まれる?
「車庫?」の向こうに路線!
車庫を電車が通過か?!
やっぱり車庫のようである 車庫の反対側はのっぺらぼう
どうやら、通過するわけではなさそう
路盤は完成
白線ひけばそのまま道路になりそう
新幹線の高架橋は、比較的足が細い 高架橋の先はトンネルになっている 積雪や騒音対応のため入口部分が長い
拳銃のサイレンサーのようなもの

 日本のあちこちで新幹線が建設されているのだが、最も新幹線が必要な近畿地方〜北陸地方間は、さっぱり動きがない。大丈夫か? > 大阪近辺の人々

#大阪軽視に追い打ちをかけるような話というのは、この八戸の話ではありません。

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★07/07/08号:
 電車で座る技術(北陸線恐るべし Returns!)

 北陸線の東側の話である。関西の人にはあまり馴染みのない、東京地区から越後湯沢経由で北陸方面に至るルートのお話である。

 今回の移動ルートは、上越新幹線で大宮駅を朝8時過ぎに出発し、1時間ほど乗車の後に越後湯沢駅で金沢行きの「はくたか」に乗車。昼飯を食った後に福井に向かうというコースである。

 今回、ついうっかり切符の手配を忘れており、みどりの窓口に向かったのは乗車の2日前であった。

 駅の窓口にて。
「月曜、大宮から越後湯沢経由で金沢までの禁煙ください。」
駅員 「んん。。。。 "とき"は2階建ての1階席があるけど、"はくたか"は、禁煙も喫煙も満席だねぇ。」
「うううううう。。。。」
 再びあの悪夢である。
駅員 「どうします?」
 乗らないわけにもいかないので、例の手段である。
「じゃぁ、グリーン車は空いてますか?(うううううう。。。。)」
駅員 「4000円ほど高くなりますけど、いいですか?」
「は、は、はい(うううううう。。。。)」

 さすがに4000円の出費増は痛いので、空きが出たら普通席に換えてもらう作戦に出た。グリーン車なのに、窓側の席すら確保できなかったのである。

 前日の昼。
「明日のこの切符なんですけど、普通車が空いてたら換えてください。」
駅員 「はい。。。。 えぇ・・と、喫煙も禁煙も満席ですねぇ。」
「そうですか。ありがとうございました。(うううううう。。。。)」

 これで引き下がってはいけない。
 前日の夜。
「明日の切符なんですけど、普通車が空いてたら換えてください。」
駅員 「え・・と、喫煙も禁煙も満席ですねぇ。」
「そうですか。(うううううう。。。。)」

 最後のチャンス。
 当日の朝。
「今日の切符なんですけど、普通車が空いてたら換えてください。」
駅員 「え・・と、喫煙も禁煙もグリーンも満席ですねぇ。」
「ど、どうも。(うううううう。。。。)」

 ということで、「はくたか4号」は完全に満席のまま越後湯沢駅を出発したのであった。今回は完敗である。北陸線恐るべし。

#1 もっとも、完全に満席だったのは始発の越後湯沢駅から最初の主要駅である直江津駅までの区間だけであり、北陸線に入った後は比較的すいていたので、席は好きなところに替わり放題であった。

#2 ネット予約サービスに入会したが、まだ、使い方がいまいちよくわかっていないという点でも、今回は完敗であった。

#3 だいたいやねぇ、連休明けの月曜の朝なので、混んでいるのはあたりまえという話もある。

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★07/07/01号:
 点と線(人間は果たして何次元の動きをしているか)

 「点と線」というと、テレビドラマ化もされている有名な推理小説である。列車の発着の多い東京駅であっても、1日に僅か4分間だけ、どのホームにも列車がいなくなるということを題材にしたものであり、それを列車の運行ダイヤグラムの線から割り出して事件を解決するというものである。(・・・と、書いたが、実は読んだことがない上、テレビドラマも見逃したので、これで合ってますよね?)

 さて、学会出張で八戸に行ったのだが(この記事を書いているのは、11月下旬である)、八戸駅構内で、どうやらwebmasterとほぼ同様の行動・・・つまり、ホームの端っこに行って、電車を写すのではなく、線路の方の写真を撮ったりしているのである。あるいは、100人に1人が気付くかどうかというようなこんなプレートの写真を撮ったりしている。エレベータ棟の足元から50センチほどの高さに取り付けられたものなので、気をつけて見ない限り、気付く人はそう多くはなさそうである。

 目があったのだが、どちらのどなたかわからないので、お互い、声をかけるまでもなく、その日はそれでお仕舞い。

 さて、翌日、webmasterは幹線鉄道整備に関する研究発表をするため、学会会場に向かった。「鉄道計画」と名付けられたセッションには、そこで発表しようとする人と、それを聞こうとする人とが集まっている。

 パソコンの線をつないで、準備していると・・・あ、昨日の人。再び目があった。

 お話を聞いてみると、盛岡と八戸の間の新幹線の工事を担当した方であった。なるほど、プレートを写していたのは、そういう理由のようである。現在は九州で新幹線工事を担当されているそうである。

 人間は自由にどこでも移動できると思っているが、飛べないので、基本的には平面移動の2次元移動である。同じような目的で移動すると、行く場所は限られており、それを結ぶと線になって1次元移動である。同じ時期にやってくると、同じタイミングで同じ場所を訪れるようになり、もはやピンポイントの点を特定できる。

 右でも左でも、クルマが自由に方向が変えられる乗り物だからといって、本当に自由に移動できるかというとそうでもない。要は、点と線を特定して、それにあわせて線が構成されていれば問題ないわけである。道路が渋滞するのも、同じ線を多くのクルマが移動しようとするからであり、線移動なら、必ずしもハンドルは不要である。

 さてさて、世の中、やっぱり、さほど広くはないようである。駅で写真を撮るときは、誰かに見られているかもしれないので気をつけようっと。

#1 北陸新幹線が長野まで開業したとき、長野駅で写真を撮っていたら「webmasterさん」と声をかけられたことがあったっけ。そういえば、去年もなぜかコトデンの中で・・・

#2 路面電車の写真を撮ってたら、後日、地元新聞紙の記者の方に「せんせぇ、こないだ、電車の写真撮ってましたよねぇ」といわれたことアリ。

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