日本の路面電車の設備で,「安全地帯」というものがある.事実上,路面電車の電停のことを指しているのだが,今となっては「いったい,どこが安全なんだ,こんな狭いホーム」と思ってしまう.
まぁ,元々の「安全では無い地帯」がこういうものなので,確かに程度問題としては安全にはなっている.
でも,こういうのをいっぺん見てしまうと,日本には安全な電停が無いんじゃないかと思ってしまうよね.
(写真は,すでに紹介したミュールーズ)
かつて「あさしお」に乗った時には,夕方京都駅を出発して,山陰本線をゴトゴトと西へ西へと向かい,真っ暗になってから鳥取駅へと着いたかなぁ.所要時間は鳥取まで約4時間.もう,大概着いてくれと思う頃に到着.
今は,経路が変わって山陽本線と智頭急行経由で約3時間.大阪なら約2時間半.ビールとつまみでいい気分になった頃に到着.早くなったものである.もっとお急ぎの方は姫路で新幹線乗り換え.
所要時間では「山陽+智頭<山陰」だな.
…だが,都市間の連絡の機能は向上したものの,山陰線沿いの小駅は通らなくなってしまった.
小さな町々を結んでゆく機能も「山陽+智頭<山陰」だな.
(不等号の左右の社会的な重みがちょっと変わってしまうけど)