新幹線」タグアーカイブ

また大きな地震が発生したわけだが

大きな地震が熊本で発生したわけだが,「震度7」というのは尋常ではない.この記事を書いている時点では益城町が一番揺れが大きかったということだが,阪神淡路大震災の際には最も大きな被害が出ていた神戸の情報はなかなか出てこなかった.まだ隣の嘉島町の震度が伝わってこないのが気になる.

昔だと大阪から熊本というとはるか遠方のことだったが,新幹線で乗り換え無しで行けるようになった現在では「誰それさんの娘さんは無事らしい」とか,あまり他人事では無い情報が入ってくるようになった.

中には「伊右衛門いれた」とかのナゾの情報もやってくる.(大慌てで「家も揺れた」と入力したつもりらしい)

あまり大きな被害が出ていないことを祈る.

#新幹線の回送列車脱線? これは役に立たなかったのか?

IMG_5580c

あぁぁー,脱線してますね.6両とも脱線らしい.こりゃ大変だな.

この震源地帯って,中央構造線の西部だよな.昨年の11月頃にも震源が海底だったのであんまり話題になってないけどさらに西側でM7クラスの地震があり,余震が今も続いてたかな.

 

お相撲さんの移動

相撲は全部国技館でやっているわけではないので,季節になると大移動が起こる.出張で乗った新幹線の隣の車両が「お相撲さん専用車両?」だった.

体のサイズがLLLLだからといって,グリーン車移動というわけではない模様.強くなったり偉くなったらグリーン車に載っけてもらえるのかしら?

DSCN9418

東京駅に500系電車が出入りしていた頃の風景.

なお,大学最寄りの片町線(学研都市線)は,春場所になると沿線の相撲部屋の宿泊地から大阪府立体育館に移動するお相撲さんが見られる路線である.駅前をよく観察していると電柱に「本日,○○部屋の××の△△への伝達式が□□さんの家でありますのでお越しください」という張り紙がされているような路線だ.今年の分はもう終わったけど.

 

新幹線なら博多―宮崎95分

東九州新幹線の試算をしたらしい.

読売新聞:東九州新幹線(福岡市―鹿児島市)構想について、沿線4県と北九州市などでつくる建設促進期成会が、予想される所要時間や費用対効果をまとめた。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160405-OYT1T50057.html?from=ytop_main5

試算結果は,こうらしい.

博多-宮崎間:1時間35分
博多-大分間:47分
小倉-大分間:31分
小倉-宮崎間:1時間19分

何か妙に速いな.それぞれの現行路線長を使って表定速度を出すと…

博多-宮崎間:407km÷1.583時間=257km/h
博多-大分間:200km÷0.783時間=255km/h
小倉-大分間:133km÷0.517時間=257km/h
小倉-宮崎間:340km÷1.317時間=258km/h

なーるほど.山陽新幹線ののぞみ号/みずほ号なみだな.途中駅ほとんどノンストップで300km/h運転ならこれくらいだが,もうちょっと現実的な値にしてみよう.

一部山陽新幹線を走行するとのことなので,小倉-鹿児島中央間の最速便で計算してみよう.356kmを95分で走行しているようなので,356÷1.583時間=225km/h.これを使ってみる.

博多-宮崎間:407km÷225km/h=108.5分
博多-大分間:200km÷225km/h=53.3分
小倉-大分間:133km÷225km/h=35.5分
小倉-宮崎間:340km÷225km/h=90.7分

ということで,この辺が現実的なあたりか?

博多-宮崎間:1時間49分(現行2時間58分[新八代からバス],▲1時間9分)
博多-大分間:54分(現行1時間43分,▲49分)
小倉-大分間:36分(現行1時間18分,▲42分)
小倉-宮崎間:1時間31分(現行3時間17分[新八代からバス],▲1時間46分)

 新聞記事よりはインパクトはマイルドだが,まぁまぁの時間短縮だな.

関空本格ターミナル構想4施設目

こういう記事がある.

 関西国際空港に、本格的な新旅客ターミナルを設ける構想が浮上していることが30日分かった。インバウンド(訪日外国人)が今後も長期間増え続けると、既設と建設中の計三つのターミナルでは対応しきれないためだ。必要と判断すれば、4月1日から44年間、関空を運営する純民間会社、関西エアポートが整備する。実現すれば、訪日客の玄関口として関空の機能は大幅に強化される。【吉永康朗】

情報源: 関空:本格ターミナル構想…4施設目、大手増便に対応 – 毎日新聞

記事の図では,ここにターミナルを設けるということのようだが,これって元々の計画にあった第2ターミナルだよね.二十数年を経てようやく完成に近づくわけだね.あとはC滑走路か?

ところで,関空までやってきたJRの線路と南海電車の線路は,なぜか関空駅の南側で西の方に曲がっている.これは確か当初の第2ターミナルが完成したときにはこの曲がった部分を延伸して,乗り入れるはずじゃなかったかなと思う.

それとも新ターミナルは「新幹線乗り入れ対応」で作っとくか?

 

いつまでも「予行演習」では済まない

2004年09月05日,紀伊半島南東沖でM7.1,最大震度5弱,特に被害は無し
2004年09月07日,紀伊半島南東沖でM7.4,最大震度5弱,特に被害は無し
2013年08月08日,奈良県でM7.8,最大震度7,単なる誤報
2016年04月01日,紀伊半島南東沖でM6.5,最大震度4,特に被害は無し

いずれも「ついに来たか!」と思ったものの,結果としては大したことは無かった.

だが,いずれ来る.きっと来る.必ず来る.

対応を先延ばしにするのは簡単だが,いつまでも予行演習では済まない.

2027年まではみんなここを通らないと行けないし,南海トラフ地震と間をおかずに発生するかもしれない首都直下地震はほとんどなんの対応もしていないし,どうするんだ?

言い訳し続けて,何かことが起こったら「想定外でした」か?
もう4回も予行演習したので,「想定外でした」は通用しないよ.

 

北海道新幹線がガラガラだって?そう早合点するなって

北海道新幹線が開業早々なのにガラガラだという.

乗車率が30%台だとか20%台だとか,いう.まぁ,そんなもんだろう.だって,途中までの暫定開業なんだから.

E5系/H5系電車の編成定員は731名.仮に乗車効率が30%だとすると,乗客は219名.

函館市は28万人ほどの都市で,これは秋田市の32万人とほとんど同じである.つまり函館が終点ならミニ新幹線程度の輸送力で間に合うのが常識,ということになる.

仮に秋田新幹線用のE6系電車なら編成定員は336名なので,この電車に先の219名を乗っけると,乗車効率65%になり,まぁまぁ,そんなもんである.

北陸新幹線の金沢開業と同じく,現時点の終点は途中の暫定開業の駅であり,北海道新幹線の終点は函館市の人口の7倍の札幌市191万人である.

しかも,函館開業の現時点では東京-函館間は約4時間であるが,札幌まで開業する頃までには,なんとか時間短縮をして札幌まで4時間ほどで結ぼうとしている.

  • 東北新幹線の320㌔運転からのさらなる高速化
  • 盛岡以北の整備新幹線区間での260㌔運転からのさらなる高速化
  • 青函トンネルでの140㌔運転からの高速化

こうした高速化を全部達成することで,対北海道の航空旅客の半分ほどを新幹線で輸送しようとしているわけである.

人口7倍で旅客も7倍,その半分なら3倍半.北海道新幹線が札幌まで開通してさらなる高速運転が実現すれば,札幌行きの新幹線の座席は概ね埋まり,さらに増便しなければならないほどだろう.

そう早合点するなって.まだ開業して数日だろ?

特急しなの,今度こそ,さいなら

(4日前だけど)たまたま再び長野行きの「しなの」に遭遇.

IMG_0072

これで大阪から長野に行く直通列車は消滅.

IMG_0074

次に大阪から長野に行く列車が復活するのは,北陸新幹線が大阪まで開通したとき,つまり10年以上先か?

IMG_0071

今度こそ本当に,さようなら.

IMG_0076

「ひだ」も無くなったんだっけ?
(気分的に)段々遠くなる中部地方の観光地.クルマで行こっかなぁ…

開業列島、結ばれた「東海道」から52年

【祝】北海道新幹線開業.

そんで,「開業列島、結ばれた「東海道」から52年」という記事発見.

…えーと,まだ結ばれてないんですけど.

たまには紫雲丸事故を発端にしたプロジェクトの方についても思い出してあげてください.

 

北陸新幹線敦賀以西、ルート選定調査「半年必要」…石井国交相

こういう話があったんだが…

石井啓一国土交通相は3月18日の閣議後会見で、北陸新幹線の敦賀以西ルートについて「調査を行うとすれば、調査着手から概ね半年程度は必要だ」との考えを示した。

情報源: 北陸新幹線敦賀以西、ルート選定調査「半年必要」…石井国交相

リンク先を見ると,あぁ,そうなんだ,「3ルートの選定のための調査では、各ルートの事業費、所要時間、輸送需要の見通し、収支採算性などを検証する」には半年必要なんだ…と思ってしまう.

だが,ちょっと待てよ.「事業費」はともかく,「所要時間」「輸送需要の見通し」「収支採算性」の三つについては,全国新幹線鉄道整備法施行令という政令の第二条で,基本計画を決定するための調査事項として挙がっているものである.

本来は基本計画策定時に調査する事項を,整備計画が出来上がった後の,本来なら地図上で具体的なルート設定をして環境影響評価を行うような時期になって,わざわざあらためて調査すると言っているのである.

つまり,何が言いたいかというと,現行の基本計画は,すでに基本計画の体を成していない,ということなのである.国土交通大臣自ら,それを間接的に認めてしまっているわけだ.(たぶん,大臣自身は気付いていないと思うけど)

これは中央新幹線を基本計画から整備計画に上げる際にも見られた状況であり,わが国の新幹線網構想の根幹にかかわる問題である.

そろそろ基本計画をちゃんと見直した方がいいんじゃないかな.(ツッコめるほど詳しい国会議員さんが居なさそうだけど).

 

北海道新幹線あまり速くないとは言うが…

北海道新幹線が青函トンネルの減速運転であまり速くないとは言うが…

一応,約1時間ほどの短縮になっている模様.時刻表2016年4月号を入手したので,調べてみた.

お昼頃に新青森→函館間を移動する場合である.

【開業前】
新青森(12:04)→白鳥77号→函館(14:25)
時間:141分
費用:5,490円(指定席)

開業後】
新青森(12:37)→はやぶさ11号→新函館北斗(13:38)
新函館北斗(13:51)→はこだてライナー→函館(14:06)
時間:89分
費用:7,890円(指定席)

ということで,まとめると…

乗換:+1回
時間:−52分
費用:+2,400円

見かけ上は,1分短縮あたり46円なり.乗換1回30分相当という話もあるので,短縮は22分相当とすると,1分短縮あたり109円なり.

青函トンネルが遅いとはいえ,乗換を気にしなければ,まぁ,そんなもんかというような感じ.乗換があると,開業もありがたさ半分なり新幹線,といった感じ.

三線軌化とかしてでも,何とか直通運転したかったねぇ.