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BEFORE & AFTER の写真を撮るのは大変

交通整備のBefore & After の写真を撮るのは大変である.Afterは完成してから祝賀ムードが一段落した頃に訪れればだいたいOKなのだが,Beforeはこれから発生することを予測しながら撮影しなければならないので,実は難しい.予測が外れることも多々ある.
今回はBeforeを撮ったつもりだが,空振りだった写真のギャラリーである.撮影は10年前である.
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DSCN5484距離自体は大したことないんだけどねぇ.なかなかこじれると難しいねぇ.
このへん

地図データ ©2015 Google, ZENRIN

100 m

 

アンダーパス(建物の・・・)

日本でアンダーパスというと,線路 と道路がクロスする際,道路側を地下化する場合などについて「アンダーパス」と呼んだりする.
じゃぁ,このケースは?
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DSCN5283これ,よく見ると,ショッピングセンターの下を道路とLRT軌道が「アンダーパス」しているというものである.日本でもありそうな気がするが,・・・たぶん無いと思う.ビルを高速道路が突っ切っているのはあったと思う.ビルの1階部分が柱だけで,そこを道路が通過・・・と言うか,道路の上部空間を利用して店舗等になっている例もあったと思う.
上のは,ショッピングセンターの下をくぐっている.珍しいなと思うが,・・・そうでもないかな.

ラストNOステップ

日本に限らず,電車とホームの間には段差や隙間が残っており,交通バリアフリーで市街地も,駅の構内も段差が解消されつつあるのに,最後の1段がなかなか解消されないという話は折に触れてお話ししている.
DSCN5111じゃぁ,新設のLRT以外は望みが無いかというとそうでもなくて,上の写真はフランスパリの地下鉄であるが,電車とホームの間のギャップはエレベータなみである.
日本のバリアフリーもこのあたりを目標にして欲しいところ.

ただいま路面電車の線路の修繕中

「質より量」のドイツカールスルーエの路面電車.ただいま,交差点部分の工事中である.
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「ただいま」と言っても,10年前なので,今行っても工事はしていない.現在やっているはずの工事は,路面電車の地下化工事である.
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この交差点は,毎時144本の路面電車が通過するので,活線工事は大変である.「毎日」ではなく「毎時」なので.
DSCN4353これはクロス部分のレール.
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こちらは溝つきレールと呼ばれる路面電車専用のレールである.残念ながら,日本では溝つきレールは現在は生産していなかったと思う.
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BRTだとこれができないんだよなぁ

BRTだとこれができないんだよなぁ.
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よく,LRTは無理だから,バスで,という話になりがちなんだが,輸送能力だけ見ると大きな違いが無くとも,こういう面では雲泥の差.
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逆立ちしても,BRTはLRTの代わりにならない.
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姫路駅前の「トランジットモール」

姫路駅前が「トランジットモール」になるらしいと言うので,立ち寄ってみた.夏以来なので,2度目.若干工事が進んでいる.
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「トランジットモール」なのに,臨時の柵で歩車分離しているのは,工事中だけなのだろうか.そもそも「トランジットモール」に縁石は邪魔だと思うのだが・・・
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最終的にこういう風になるのなら,まぁ理解できる.
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けど,こういう方向もありそう.いずれも同じ姫路駅前.
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やはり,単なる一般車進入禁止区域の歩車分離道路の域を出ないのだろうか.

尼崎港線の残骸

今も存在するのかどうかは知らないが,JR尼崎駅の西側には写真のような堤が残されている.かつての尼崎港線-正確には福知山線の一部の残骸ある.
DSCN3475写り込んでいるマンションを頼りにすると,この辺ですね.

どうやら道路用地として転用されている模様.そのまま軌道系の都市交通機関を作れたかもしれないね.

バリアフリー法の盲点:踏み切り

交通バリアフリー法では,例えば駅周辺の街路を整備し,駅構内を整備し・・・といった具合いに上下移動などがあればそれらを除去して行く.
ところが,意外な盲点がある.踏み切りである.上下移動はないのでバリアフリーの除去対象には入らないことが多く,私鉄の小駅などでは上下線のホームそれぞれに改札が付いてしまっていたりすると,この踏み切りがバリアフリーの経路に含まれてしまったりすることもある.
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上下移動はないのだが,車イスの前輪やベビーカーの車輪などがはまりやすく,実質的にはバリアフリーとは言い難い.足の遅いお年寄りの場合,大きな踏み切りでは取り残されてしまう心配もある.
DSCN3370本格的に踏み切りを除するには,立体交差にするかエレベータ付きの歩道橋を造るかしかないのだが,どちらも大がかりで解決されずに残ってしまっていることが多い.