ハエンの朽ちゆく新設LRT用線路.市民はたくましい.
大通りから横道に曲がるために対向車待ち?
いえいえ.よく見ると運転席には誰も乗ってない.こんなもったいない空間を放置する手はない.そうだ,「有効活用」しよう!
ターミナル1も旅客面ではほぼ復旧し,どこに降ろされるかわからなかった帰国便も関西空港に戻ってきた.機内は空いており,3列席をフルに使って横になって寝ている人多数という状況.座席管理の徹底している昨今では珍しい状況.先々週の欠航や先週の中部空港への代替発着等で旅行自体を見合わせた人多数ということか.
そんでまぁ,電車で帰宅するわけだが…
…例の連絡橋の破損部分である.2径間分撤去されてますね.鉄道橋部分も南側は破損している部分があって,応急復旧状態だな.
撤去した部分の橋梁は,どこかの工場で同じものを急遽製造中なんだろうか.同じものを作れば,元通りに戻せるのね.撤去された橋梁2つのうち,1つは海南市にあるらしいが,実家最寄りの橋梁工場かな.
スペインからの帰国はどこの空港着になるか不明であったが,どうやら元々の予定通り関西空港着の模様である.
一時期,伊丹空港や神戸空港で数十便ずつ発着を受け持つ案が出ていたようだが,これも無しということになりそうだ.
ところで,国際線を伊丹空港や神戸空港で受け持つ件に関して,大阪府知事がリダンダンシーの重要性を説いていた模様だが,まぁ,確かにそういう意見はあると思う…が,そういえば,かつて「伊丹空港なんぞ廃止してしまえ!」と言っていた人がいたと思うんだが,そのへんの政策の整合性はどうなってるんだろう.
…と思う今日この頃.
うどん食いたい.
かつて,ドイツのあやしい輝きの地下鉄駅を紹介したが,今度はスペインのグラナダである.
どう?
改札外もこんな感じ.
どうやら,工事中に出てきた遺跡を保存したようである.
地面下2-3mくらいの昔の地面を保存しており,さらにその下に地下鉄駅ができている.
むき出しの壁面は透明な樹脂のようなもので固められており,何となく歴史を感じるように仕上げた,ということのようだ.(壁面の地層は特に変わった様子無し)
スペインは残念ながら幹線鉄道が貧弱な区間があり,一部都市間はバス依存である.その都市間バスALSAでマラガから日帰りでベレスマラガの2年ほどで廃線になったトラム(の廃線跡)を訪れて戻り,さらにマラガから再びALSAでグラナダに行くという行程である.
さて,余裕を持って10時前にマラガのバスターミナルに行くと,券売機には「Out of service」という紙が貼られ,窓口は長蛇の列である.列の前の人によると,予約システムがダウンらしい.しばし並んで待つ.
職員と思しきおばちゃんがやってきて,列の人と会話をしている.しばらくして「ベレスマラガ ノー チケット」と大きな声で言ったかと思うと,列の半分くらいの人々が何やらあきらめた様子でどこかに行ってしまった.
まずい,予定総崩れである.それどころか,本日のグラナダへの移動も危なくなってきた.予定を変更して本日の最大ミッションを「グラナダにゆく」に変更し,とにかく窓口へたどり着く.どうやら,すぐのチケットは無理だが11時過ぎのバスなら席を確保できるらしい.
これを持って11時頃に再度来い.チケットはバスで販売する.とのこと.
なお,インターネットで予約した人が乗れたのかどうかは,不明である.
スペインの高速鉄道AVEは標準軌新線を300km/hで走行する.スペイン国内の都市間鉄道は,基本的には広軌なので在来線とは直通できないからだ.
もちろんいろいろ例外はあって,広軌の路線を改良して200km/h以上で走れるようにして「AVE」を名乗っている列車があったり,標準軌と広軌を直通できる列車もあったりして(…つまり,日本で失敗したフリーゲージですね),単純ではない.
さて,そのAVEだが,基本的には在来線ネットワークとは別の系統の交通システムを形成するので,ヨーロッパ式の低床ホームじゃなくて高床式のホームにして,列車の床面とホームとの間の段差を縮小して設計しても良さそうなものだが…
相変わらずの車両構造で…
相変わらずのたいそうな装置を使って車椅子の乗り降りをさせている.
LRVは完全フラットなのにねぇ…
#いずれ他国に乗り入れようとしているんだとは思うが.