線増工事という種類の鉄道工事がある.単線の線路を複線にしたりする工事で,高度経済成長期には全国の幹線でよく行われていたが,タイミングを逸した路線では近年まで手つかずというケースも少なくない.
この区間もそういったところであり,ようやく数年前に複線化された.といっても,必要最低限の複線化で,線路が1本になったり2本になったりといった具合である.
単線から複線になるはじめの部分.分岐器が挿入されようとしている.
小さな水路にも小さな橋梁を新設.
カーブを曲がって…
その先にある駅の線路は2線あるので,そこは活用して…
さらにその先も線路を増設して…
ここで終わり.ここからは単線
以上,2008年の夏の宇野線,つまり瀬戸大橋の北側部分.この線路に四国4県が依存しているのだが,何とも心細い.
そう言えば去年の今ごろ〜年度末にかけて,”四国に新幹線を!”とやっていたと思うが,その後はどうなったんだろう.最初は勢いよくてもなかなか継続的に活動できていないケースが多いが,どうですかね.長期戦ですよ.