日本の路面電車の設備で,「安全地帯」というものがある.事実上,路面電車の電停のことを指しているのだが,今となっては「いったい,どこが安全なんだ,こんな狭いホーム」と思ってしまう.
まぁ,元々の「安全では無い地帯」がこういうものなので,確かに程度問題としては安全にはなっている.
でも,こういうのをいっぺん見てしまうと,日本には安全な電停が無いんじゃないかと思ってしまうよね.
(写真は,すでに紹介したミュールーズ)
日本にもピギーバックというのがありましたが…
…中途半端なサイズの特殊形状のトラックしか積めなくて廃れちゃいましたね.
在来線の車両限界が小さかったことが原因だが,ヨーロッパでは当然上の写真のように健在で,通常のトレーラーをそのまま積んで走っている.
ちょっと前に物流新幹線構想なんてのが披露されてましたが,そろそろ本気で考えないと,トラックの運転手が確保できなくなりそう.
ま,もっとも自動運転で何とかしようとしているのかもしれないけど.
新幹線ネットワークが広がってきているので,割とヒマな新幹線も増えつつある.駅に自動載荷装置でも付けて,荷物の積み込み荷下ろしをする荷物新幹線なんてのも考えてもいいかもね.
ヨーロッパ怖いよぉ〜の追伸.
そう言えば,男が電車の中で刃物を振り回してたビュルツブルグ(Würzburg)も行ってたわ.
こんな電車がテレビに映ってたよね.ICEだけじゃなくて,たまにこういうのにも乗るんだけど…
やっぱりヨーロッパ怖いよぉ.
リニア新幹線の「奈良市付近」の駅の位置については諸説あり,北は京田辺,城陽,祝園,生駒市高山,高の原,JR奈良,金魚で有名な大和郡山,そして南は天理.
地質調査をしていたという噂話から,奈良市内ならJR平城山駅付近という話もあるようで,確かにこの辺は東西方向に市街化されていない地区が広がる.丘陵地なので,地震に対してもやや有利である.
都市計画上の土地利用の方針である用途地域を見てみると,何とここは用途地域の指定対象外のようであり,風致地区(自然保護地区のようなもの)だ.しかも大半が第一種.高さ8mまでのようなので,高架橋は無理じゃないかな.切り土盛り土は2mまで.
さらによく見ると,この付近は古墳だらけである.古墳に印を付けてみると,こんな感じで,この東西方向に広がる緑のベルトの南半分は古墳を避けて線路や道路を敷くのは困難そうである.
北半分は古墳こそ無いようだが,奈良なので,単に現時点で古墳等の重要な文化財が発見されていないだけかもしれない.神社の裏山を調べてみると実は…だった,とか.
風致地区の件はクリアしたとしても,工事を始めると「歴史的発見」がいろいろとあるかも.(工事計画としては,「チャレンジャー」かも.)
レールのクリップ留めというと,昨今のパンドロールあたりを思い浮かべるが,中にはこんな変わったクリップ留めもある.
木製のマクラギに,特殊な金具を打ち込んで,その金具の一部を曲げてクリップ代わりにしてレールを固定しているのかな?
使用箇所はこんなところ.
行き止まり式の駅の線路.必ず低速運転するので,こういった簡易なタイプでも問題ない,ということだろうな.
(ドイツ シュツットガルト中央駅)