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軌道敷内乗り入れ可

路面電車の軌道は,原則「軌道敷内乗り入れ不可」である.しかし,一部区間には乗り入れが許可されているところがある.DSCN6397幅員の関係等で致し方ないといえば,そうなのだが・・・

  • 軌道が傷む
    電車の走行の邪魔になる
    接触事故の危険がある

などなど,あまりいいことはない.モータリゼーションの進行たけなわの時期には,たまにしか来ない電車のために1車線温存しておくのはもったいないので,と言うことで,軌道敷内乗り入れを許可した道路が多く,それが原因で路面電車の定時性が損なわれ,廃止の引き金になったことは有名である.
で,乗り入れを許したら渋滞が解消したかというと,そんな話はあんまり聞いたことが無い.
こういうのが理想やね.
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日本のトランジット「寝ーる」

架かっている橋が電車専用なので,この通りにはあまり通過交通の自動車が入ってこない.なので,事実上,歩行者と電車の専用道路に近い使われ方になっている.トランジットモール,と言いたいところだが,法的にはそうはなっていない.でも,ワンコが寝てるくらい,自動車は少ない.
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この写真を見れば,だいたいどの辺か見当がつく人は多いはず.
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10年くらい前の写真で,乗降用の場所の舗装もいい加減である.今は緑色の舗装が塗り直されて,ちょっとだけ小ぎれいになっている.
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夕日がまぶしいぜ.
DSCN6095南側の大通りに線路を付け替えようかという話があるようだが,沿線の方のお話しでは署名活動してでもその話は阻止したいとのこと.どうもこの光景に愛着がある模様.こないだ,長時間カメラを持ってうろうろしていたので,たぶん不審者と思われて話しかけられた際に聞いたお話.

アンダーパス(建物の・・・)

日本でアンダーパスというと,線路 と道路がクロスする際,道路側を地下化する場合などについて「アンダーパス」と呼んだりする.
じゃぁ,このケースは?
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DSCN5283これ,よく見ると,ショッピングセンターの下を道路とLRT軌道が「アンダーパス」しているというものである.日本でもありそうな気がするが,・・・たぶん無いと思う.ビルを高速道路が突っ切っているのはあったと思う.ビルの1階部分が柱だけで,そこを道路が通過・・・と言うか,道路の上部空間を利用して店舗等になっている例もあったと思う.
上のは,ショッピングセンターの下をくぐっている.珍しいなと思うが,・・・そうでもないかな.

ラストNOステップ

日本に限らず,電車とホームの間には段差や隙間が残っており,交通バリアフリーで市街地も,駅の構内も段差が解消されつつあるのに,最後の1段がなかなか解消されないという話は折に触れてお話ししている.
DSCN5111じゃぁ,新設のLRT以外は望みが無いかというとそうでもなくて,上の写真はフランスパリの地下鉄であるが,電車とホームの間のギャップはエレベータなみである.
日本のバリアフリーもこのあたりを目標にして欲しいところ.

ただいま路面電車の線路の修繕中

「質より量」のドイツカールスルーエの路面電車.ただいま,交差点部分の工事中である.
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「ただいま」と言っても,10年前なので,今行っても工事はしていない.現在やっているはずの工事は,路面電車の地下化工事である.
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この交差点は,毎時144本の路面電車が通過するので,活線工事は大変である.「毎日」ではなく「毎時」なので.
DSCN4353これはクロス部分のレール.
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こちらは溝つきレールと呼ばれる路面電車専用のレールである.残念ながら,日本では溝つきレールは現在は生産していなかったと思う.
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まるで「列車」のような路面電車

海外のLRTは1編成で200-300人以上の輸送力があり,日本のローカル電車2-3両編成相当である.
そのLRTの編成を2編成併結した「列車」のようなLRTも存在しているが,これだと編成定員が倍で500人くらいある.数両編成の地方都市の郊外電車と同程度の輸送能力があり,実際にこれが通常のレール(路面では無い)の郊外線を走っていたりするので,郊外電車そのものである.
DSCN4342じゃぁ,日本の郊外電車で充分じゃないかという話になるが,この「列車」のようなLRT,郊外線と市内の路面電車線を直通運転するので,便利さは格段に違う.長いLRT編成が市内の道路を走っているのである.