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線路が燃えている

ああぁぁ,,,線路が燃えている!

…というのは本当で,炎がレールの下から吹き出ている!.

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ただし,事故じゃなくて,こういう器具から炎が出ている.

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分岐器の下ですね.

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何のためにやっているかというと,こういう日に分岐器が凍り付いて運転不能になるのを防止する措置の模様.気付きにくいけど,日々何事もなく運転するのは大変だね.

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ちっと季節外れの話題で,すんません.

FGTの早期導入を…いや,やっぱりフルを

今は別の看板に変わってると思うけど,かつてはこういう控えめな主張だった.

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その後,試験列車の走行を受け入れてみたものの,そのまま走らせられるような代物では無く,「こりゃダメだ」という結論に至った模様.

新幹線じゃないのに,在来線の線路を改良しまくらないと走らせられない上,改良しても今までの電車よりも遅くしか走らせられなかった模様.

もう,勘弁してほしいらしい.

フリーゲージじゃなくて,スーパー特急でもなくて,ミニでもなくて,本物の新幹線なんだけども,安くて速い,次世代型の新幹線システム(というかローカル新幹線用の新システム)が求められている模様.

#2017年7月現在の看板はこれ(↓)

クリップ留め

「クリップ留め」というと,通常は書類のことであるが,最近はこんなものもクリップ留めである.

この写真は,これから敷設されるコンクリートまくらぎ.長寿命で重量があるのでずれにくいため,保守低減に役立つとともに,高速運転にも役立つ.以前のものは中央部がくびれていたが,最近のものはズン胴である.レールの下になる部分が少し幅広になっている.

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マクラギとレールは,簡素なものなら犬釘だけで固定されるが,さすがにそんな簡素なものは最近は見ない.レールとの固定もバネつきの鉄製を使ってボルト留めのことが多い.

さて,上のズン胴のマクラギの敷設後の様子.緩衝材がマクラギとレールの間にはさまれ,固定そのものは巨大クリップである.

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拡大するとこんな感じ.パチンと留めて終わり.作業の簡素化.

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レールとマクラギを留める方法だけでも,こんなにある模様

ハインリッヒの法則

最近電車に乗っていて気になることがある.車内の蛍光灯が切れている電車にしばしば出会うことだ.

気のせいかな?

以前はあんまりそういう電車に出くわすことはなかったが,最近多くなったような気がする.

気のせいかな?

故障を一定確率以下に抑えながら,メンテナンスコストを抑えるには…という種のリスク管理の結果,以前は放置することのなかった小さな故障を放置するようになったのかな?

気のせいかな?

「確率」は時として因果関係を忘れるための隠れ蓑になることがあるので気をつけた方がいいかも.サイコロの目が出るのも確率じゃなくてミクロに見れば確定的な事象かもしれませんので.全部「神様の思し召し」にしていたら,科学は何も進歩しなかったよね.

そろそろ電車の大事故から11年だね.

 

LRT軌道掃除機の機能分析

ボルドーのLRT軌道にも「掃除機」がある.

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後ろ姿はこんな感じ.

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タイヤ間には樹脂製?の回転ブラシがあり…

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後部の複雑なメカ部分は,左から順に,案内輪(大),溝用のバキュームクリーナー,案内輪(小),ワイヤブラシ.

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…かな.

ちなみに,レールが無くても走れます.

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変位してる?

さーて,この秘境駅はどこでしょう?

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…というのが主旨ではなくて,線路をよく見ると,ホームの真ん中あたりで少し左にずらされており,ホームそのものも真っ直ぐでは無い.

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線路を敷設して,ホームを作った時点ではまっすぐだったはずだが,長い年月のうちにこの箇所の前後で左右に地盤がずれたのだろう.

線路の管理って大変だね.

ちなみに,駅そのものはここである.ほとんどハイキングかバーベキューの時くらいにしか使わない駅だね.

たわみ軌道とスラブ軌道(?)

路面電車の線路というのは,その事態はなかなかお目にかかることができないが,たまに工事の時などに敷石が外されて見ることができる.

例えば,富山(日本)の軌道はこんな感じ.普通の線路である.これに敷石を載せたりアスファルトで舗装してしまうと,よく見る日本の路面軌道になる.土路盤と砂利のクッション効果を期待した軌道なので,「たわみ」軌道.

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ところが,同じように見える海外の路面電車の軌道を見ると,一見アスファルトで覆っただけの日本の軌道と同じように見えるようなところでも…

例えばBasel(スイス)では,……アスファルトの下は路盤+マクラギではなくてコンクリート舗装である.

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Grenoble(フランス)でも,やっぱりそのようである.

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LRTにするとコンクリートスラブ(コンクリート板)に溝を掘ったインファンド軌道などが採用されることが有名だが,LRT化されてなくても軌道はかなりしっかりしたものが用いられているようだ.

長崎の路面電車の脱線

長崎の路面電車が脱線して,その後,原因がよくわからずに完全復旧していないようである.場所はこの交差点か?

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新聞記事の写真に写っている背景から判断して,下の写真のような位置から電車が進んで,前の台車は右折,後ろの台車は直進してしまったようである.

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もう少し引いて写してみるとこんな感じ.奧から写真左方向への右折中の脱線のようである.新聞記事にはカーブで脱線と書いてあるものもあるが,分岐器が原因ぽい.

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通常の鉄道の曲線の場合とは異なり,路面電車の交差点通過は…

  • カーブそのものの半径が小さくて急
  • 車輪踏面形状を利用した転向力が期待できないので,レールと車輪がこすれがち→乗り上がり脱線の原因
  • カーブには緩和曲線がほとんど無くて,直線からいきなり曲線に入る→分岐方向への進入開始時に大きな衝撃
  • 分岐器の分岐側が曲線の一部になっているので,クロッシング部分でもアタック角がある→通常の分岐器は曲がり始めるといったん直線になる
  • フランジが通常の鉄道より浅いので,レールから外れやすい
  • 溝つきレールの溝にゴミがはまっていることがある
  • 自動車により軌道が痛められている

…これらのうち,どれかに原因がありそう.(…本物のその方面の専門家が詳しく調べるはず.)

 

北海道新幹線3年で150億円の赤字…は回避できるかも

こういう話がある.

 2016年3月に開業する北海道新幹線について北海道旅客鉄道(JR北海道)が試算した当初3カ年の収支見通しが16日、分かった。3年間で合計約150億円の赤字を見込む。老朽化が進んだ長大な海底トンネルを

情報源: 北海道新幹線、当初3年で150億円の赤字 JR北海道が試算:日本経済新聞

この原因は,青函トンネルがJR北海道の持ち物だからである.

通常,整備新幹線のインフラ部分は国の持ち物で,「受益の範囲内」でリース料を払う.なので,少なくとも赤字にはならない.

また,お荷物になる在来線については,「並行在来線」として経営から切り離すことが出来る.

ところが,青函トンネルはその歴史的な経緯から,新幹線開業にあわせた経営分離の対象区間でもなければ,新幹線を走らせるインフラが国有資産というわけでも無い(JR北海道自体が株主が国だというツッコミはおいといて).

本来なら,新幹線を走行させるにあたって,国が青函トンネルの資産一式をJR北海道から買い取り,「受益の範囲内」でリース料を払う方式をあらためて導入すれば良かったのだろうが,そういう議論は無かったようである.

今からでもいいので,そういう方式を検討してもいいのではないかと思う.

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南海電車の紀ノ川鉄橋

南海電鉄本線で難波から南へ約1時間.もうすぐ終点の和歌山市駅というところに,割と長い鉄橋がある.

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紀ノ川に架かる鉄橋で,中央がトラス橋,両岸付近がガーダー橋になっている.

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南海が開業した際に架設された鉄橋で,明治以降架け替えされていないので,結構古い.上流側の阪和線の紀ノ川鉄橋は一足先に架け替えされたんだが,これは河川改修事業の一環として架け替えられたそうである.

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南海の方の紀ノ川鉄橋の架け替えの予定は今のところ無いらしい.安全性はしばしばチェックしているそうで,まだまだ大丈夫とのこと.

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立派な鉄橋なので,架け替え費用が大変そうだな.