ヨーロッパの駅のホームには大屋根がかかっていることが多い.最近では日本でもJR大阪駅のホームにかかっている.
多くの大屋根は角張っている…というか円弧が浅いのだが,フランスのニース駅の大屋根はまぁるい
きれいなアーチになっている.
架線柱が無くて,ケーブルでトロリー線を支えていることもスッキリ感に影響しているかな.
電車の架線の電線をぴんと引っ張っておくには,どこかで引っ張っておかないといけない.でないと,だらりと垂れてくる.
架線の電線は無限に長いわけではなくて,一定長ごとに端っこがあり,その端っこにはバネが付いていたり,滑車を介しておもりがぶら下がっていたりする.
どちらもゴツい設備になりがちだが,おもり部分が架線柱に内蔵されているものもある.使われているのは,フランスのLRTであり,こんなところでもデザインが重視されている.
よく出るお話.
電柱大国・日本の常識、世界の非常識 日本の空を覆う電柱、電線類。すっかり見慣れてしまって、日頃気にしない向きも多いが、実は、これは異様な風景なのである。欧米のほとんどの都市から電柱、電線類がすでに消え去り、美しい空が広がっているのが当たり前になっているのに、私たちは長年放置して今に至っている。
情報源: 日本の街から電柱がなくなる日は来るか? : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/4
じゃぁ,海外の街ではどうしているかというと,基本的には地下埋設なのだが,全てがそうかというとそうでもなくて,こういう光景もある.場所はカナダのバンクーバーで,撮影は約15年前.
どういうことかというと,表のメインストリートと裏通りとでは役割が異なっていて,表通りは無電柱.その代わり,裏通りは電線だらけでまるで電車の架線のようになっている,という状態.地下化が無理なら,こういう方法も次善策としてはありそう.
今も,同じ状態のようだ.
車窓から見たまま.
例の「Liège」というベルギーの都市.無知な方はどこの田舎の小都市だ,などと言っていたが,ちゃんとフランス-ドイツ間の国際特急の停車する都市である.
駅舎までは確認できなかったが,ホームの大屋根の構造が他駅とは明らかに違っており,デザインは凝っているようである.
そりゃぁ,怒るわな.
今年も行くぞ,欧州調査…と言うと,「あぁ〜いいですねぇ」などと言われることが多いが,もしも実際に同行したならば,初日の昼過ぎには別行動の提案をされること請け合いである.
調査中に横でじっと待たれても困るので,基本的には単独行動である.
今年の訪問都市はこんな感じ(天候により急遽変更の可能性あり).
さてさて,どうなるかな.
#旅の途中,自動小銃持った男が取り押さえられた国際特急タリスに乗るんだが大丈夫かな?