フランス」タグアーカイブ

LRT軌道掃除機の機能分析

ボルドーのLRT軌道にも「掃除機」がある.

DSCN8741

後ろ姿はこんな感じ.

DSCN8744

タイヤ間には樹脂製?の回転ブラシがあり…

DSCN8750

後部の複雑なメカ部分は,左から順に,案内輪(大),溝用のバキュームクリーナー,案内輪(小),ワイヤブラシ.

DSCN8751

…かな.

ちなみに,レールが無くても走れます.

DSCN8758

地表集電

ボルドーのLRTは中心市街では架線から集電するのではなくて,地表の電極から集電することは有名だが.架線によって都市景観を乱さないようにすることが目的だ.

ところが,さほど景観が優れているというわけではない区間にも地表集電の区間がある.

DSCN0318

架線柱を立てるには路側の歩道が広いワケではなく,かと言って沿道の建物からワイヤーを張って給電線を支えられるほど建物が立派というわけでもない.

…ということで地表集電になっているのだと思う.地表集電はややコスト高だという話もあるが,終電インフラの設置まで考えると,これが一番ローコストなのかもしれない.

大学の構内

日本ではまず見かけない大学の設備が「構内を走る路面電車」である.

日本でも最近はたまに「構内を走るバス」は見かけるようになったが,路面電車はまだ見ない.

この大学の構内には…

DSCN0234

写り込んでいる建物は,大学の施設である.

DSCN0236

電停からまっすぐ進むと,校舎,という感じか?

DSCN0244 DSCN0248

DSCN0249

時折,構想としては日本でも聞くんだが,まだ実現した大学はない.

DSCN0251

写真はボルドー大学の構内.電停が5−6箇所ある.

バス逆行レーンという専用レーン

大学の交通系の教科書には,「バス逆行レーン」というのが載っていることがある.

バス専用レーンの一種なのだが,通常の自動車用の車線とは逆向きに設置されているというのがミソ.

DSCN9854

DSCN9858

こんな感じやね.逆にすると「専用」であることを無視してこのレーンを走ろうとする輩が激減するというのがミソやね.正面衝突したくないから.

この程度のことは日本でもできるハズなんだが,やらないね.言い訳ばっかりしていて,何もやらないね.日本て.

写真はフランスのトゥールーズ市内.

併結列車?

海外では日本の常識ではなかなか理解できない列車に遭遇することがある.

下の写真は,とっさに撮った併結列車なんだが…

DSCN8704

DSCN8705

前の方は電車タイプの列車,後ろの方は機関車が客車4両を牽引している列車,それが連結されているように見える.

バーゼル駅で見た「二階建て列車」は機関車牽引列車×2だったが,上の写真はさらに一歩進んでいる.電車が機関車列車を総括制御できるんだろうか? いや,できたとして,それを連結して問題ないんだろうか? それとも,前の方の電車が後ろの方の機関車列車を引っ張っているんだろうか?

ナゾである.

フランスのトゥールーズ駅にて.

電動ボラード

ヨーロッパの中心街では,野別幕なく自家用車を使わせないために自動車の進入をコントロールしていることが多い.日本だと標識だけで進入をコントロールしようとするのだろうが,もっと積極的にコントロールしていることも多い.

例えば,個々は太い柱が地面から生えている.右の注意書きを見ると,上下するようだ.電動式のボラードというものである.

DSCN9670

この横には,なにやらコントロールパネルがあり…

DSCN9672

どうやらICカードのようなもので開けるようである.

DSCN9673s

上の写真はニースだが,別の街の動画がある.こういう動作をする.

日本も,もうちょっと工夫しようよ.言い訳ばっかりで,何もできてないよね.

バッテリーでGO

LRTシステムを導入する際,せっかくメインストリートから電柱をなくしてスッキリさせたのに,わざわざ再び電線を張るのか,という議論になることがある.

DSCN8546

そんな時は,電車の集電装置をたたんで,電線も取っ払ってしまえば良い.

DSCN8547

ほらね.

DSCN8548

電車に積んだバッテリーでGOだ.

DSCN8552

これなら,こういった景観重視の区間でも走れる.問題解決.

DSCN8541

DSCN9646フランスのニースのお話.

歩道と軌道を明確に区別する方法

日本でなかなか実現しないトランジットモール.歩行者が軌道に入ってくることを問題視しているわけだが,不用意に軌道に入り込まないようにするためには,こういう方法もある.

DSCN8409

つまり,軌道部分をマウントアップしてしまい,軌道を横断するのなら意思を持って10cmほど昇らなければならないようにしているわけだ.

…ま,これでも「足を引っかけて転倒する人ガー」とか言うんだろうな.日本人て,そんなにウスノロか?