手入れの届いた芝がまぶしい.鹿児島の路面電車.ほぼ全線にわたって緑化軌道になっているようだ.ところが,南国特有の悩みがあるらしい.
これ.温かいので,草がよく育つらしい.
言われてみると,あちこちニョキニョキ生えている.
いちいち草取りしてるとたいへんだ.
そこで登場.芝刈り機,じゃなくて芝刈り電車.
厳密に言うと散水車が軌道芝刈り機を牽引しているようだ.このロータリーカッターで草刈り.
まぶしい芝を保つには,秘密兵器があった.
LRTというと「トランジットモール」などというイメージがあるが,場所によっては「踏切」が存在する場合もある.
街路同士の交差点で,一方が通常の街路,もう一方がLRTの優先街路という組合せである.割と珍しい光景.場所はここ.
Düsseldorfの中心街のこの辺は,航空写真では工事中,ストリートビューでは高架道路が確認できる.
2016年夏現在,現地に行ってみると工事真っ最中であり,高架道路は既に撤去されている.その跡地には路面電車が走っている.
上の写真と下の写真,よく見ると,右側にH&Mがともに写っており,中央やや左に各階に赤い張り出し看板が出ているビルが写っている.同じ場所だ.
写真の奥側から反対を向くとこんな感じ.
この線路の横には一方通行地下トンネル入り口(いや,正確には出口か)が口を開けている.まだ工事は完全には終わっていないようだが,一応共用されているようだ.
トンネルの反対側は,ずーっと先で視界に入る範囲には無さそう.
やや東には反対向きの一方通行トンネルの入り口がある.
工事が各所で行われている段階だが,完成すると,付近一帯は自動車が排除されて歩行者と路面電車だけの,公園のような空間になるのではないかと思われる.何年かしたら再訪して完成形を確かめてみよう.
ケルンから例の「Inter City 2」に乗って1時間半ほど.ミュンスターに到着.この街,あっちもこっちも自転車だらけである.ぼやぼやしてると,チーンと鳴らされる.
中央駅前には自転車駐輪場兼自転車貸し出し所があり,旅行者でも貸してくれるらしい.(…が今回の調査目的は歩行者空間なので,パス)
交差点の「自転車専用レーン」はもちろんのこと…
自転車専用道もある.幅員構成は「歩道+自転車道+歩道」である.日本の某役所が見たら「自動車道」の間違いじゃないか,と言われそうな幅員構成だ.
他の道路とは基本は平面交差だが,交通量の多い車道との交差は一部立体交差になっている.
あちこちに駐輪場があり,自動化された立体駐輪場もあったりするのだが,こういう変わった駐輪場もある.
何が変わっているかというと,自動車がすれ違えるだけの幅員のある道路の半分を使って,それもわざわざ交差点近くに駐輪場を設置しているのである.
「自動車交通の静音化+駐輪場」の一石二鳥やね.
現地の自動車にはこういう金具?も付いている.自転車キャリアだ.
よく見ると,このキャリアには自動車本体とは異なるナンバープレートが付いている.牽引車両扱いなのかもしれない.