在来幹線」タグアーカイブ

四国の子どもは列車に向かってよく手を振る…

松山からの帰りのこと.

四国の子どもは列車に向かってよく手を振るなぁ,合計20人くらいは見かけたかな.などと思いながら車窓を楽しみ,岡山が近づいてきた.

あ,建物の窓に何か映っている.

あぁぁぁぁ,そういうことね.私に向かって手を振ってるわけじゃあ無いのね.

ハヒフヘホぉ〜

第2青函トンネル「ホンキの見積書」

2017年元日の北海道新聞で、第2青函トンネルの建設構想が報じられました。総工費は3900億円、建設期間は最低15年と具体的な数字も上がりました。

情報源: 青函トンネル建設OBが作った第2青函トンネル「ホンキの見積書」 その内容は(1/5) | 乗りものニュース

だいぶ前にパンフレットもらっていたけど,どの程度の扱いをしていいのかよくわからんかったが,web記事になるレベルなら話題にしてもいいのね.

現在の青函トンネルの上下線間に隔壁を設置する費用が1250億円らしいし,重心が高そうで大丈夫かと思うあのトレインオントレインが1810億円だということを考えると,結構安いんじゃないかと思ってしまうのは,イケないことかしら.

現トンネルは260km/hと言わず,騒音の心配もないので,可能な限り高速運転できるだろうから,悪くない案だと思ってしまうのは,イケないことかしら.

あと,この新トンネルは単線は単線でも,サイズを標準軌のフルサイズ列車が走れるように設計しておけば,いざという時(大規模修繕など)に現トンネルのバイパスルートとして使えるので,輸送の安定性向上にも寄与しそうだけど,そんなことを考えてしまうのは,イケないことかしら.

#これとは別に,とりあえず160km/h運転始めるのね.

JR東海名誉会長「JR北海道の30年は検証必要」

 国鉄を分割民営化する時には、(会社ごとに)そんなに差がでないような手当てをしました。それから30年間に何ができたか、何を成すべきだったのかはしっかり議論をすべきポイントではないでしょうか。

情報源: JR東海・名誉会長「JR北海道の30年は検証必要」:日経ビジネスオンライン

…うーん,,,,,相変わらず上から目線だな.

そういうときは余計なこと言わずに「資金提供することはできないが,経営ノウハウや人材育成等の面で,我々のできることがあれば協力する」と言うんだよ.

 

な,何が始まるんです?

■麻生太郎財務相 JRの運んでいる客の数を見ますと、JR北海道の1日平均の輸送数は大体JR新宿駅とほぼ同じ。1駅で全北海道分です。JR四国でいくと、田町駅より少ないぐらいですから(経営は)難しいんです…

情報源: 「JR東と北海道の合併、一つのアイデア」 麻生財務相:朝日新聞デジタル

 

「JR東+JR北」「JR西+JR四」とな?

おそらく当事者は「何言ってんだ,こいつ」と思っているだろうが,鉄道史の有名な先生曰く,日本の幹線鉄道の経営形態は30〜40年ごとに変わっているそうな.

1871年〜 工部省(19年)
1890年〜 鐵道庁ほか(18年)
1908年〜 鐵道院(12年)
1920年〜 鐵道省(29年)
1949年〜 国鉄(38年)
1987年〜 JR(間もなく30年)

こうやって並べてみると,そろそろ何らかの動きの兆しが出始めても,歴史的には不思議では無いと言えば不思議ではないかなぁ,とも思う.次の時代の経営形態はいかに?

 

雪の降る季節に敢えて山形から新幹線で

新幹線で山形に行ったら,今度は新幹線で帰ってこなくてはならない.往路は「なーんだ,雪,大したことないじゃん」と思ってたら,帰りはそうでもなかった.

山形の人の話では,この程度大したことないそうであるが「山形新幹線は大雪で運休になることは割とある」「運休にならない場合でも,各駅停車の電車を運休にして,山形新幹線の電車を雪かき車代わりにして運行が続けられることはたまにある」「落ち葉でスリップしたこともあるよぉ.獣はねて止まったことも.(県知事談)」などと聞くと,段々心配になってくる.ミニ新幹線恐るべし.

さて,東京行きに乗ろうとすると,こんなホワイトボード表示が…

東京行きの「つばさ」は止まってないけど,秋田-山形県境のローカル列車運休じゃん.大雪で.

カラー写真です.

雪国恐るべし.

#東海道新幹線が関ヶ原越えたら110km/h運転になってしまった.OTL
#米原駅過ぎて,ちょっとだけspeed up.ただいま160km/h運転中.
#さらにspeed-up.通常運転に戻った模様.(→訂正:230km/h制限)
#京都駅過ぎても120km/hくらいで徐行運転してる.京都駅で降りればよかった.OTL

気の早い構内案内表示

さて,何が「気が早い」のかわかるかな?

ヒント:東京駅の東海道新幹線から東北新幹線への乗り換え改札付近.

 

答え:北陸(長野経由)新幹線

長野経由じゃない北陸新幹線のい存在を前提にしている,ということ.米原-敦賀経由で北陸方面へと行く経路と間違わないようにということだと思う.現状でも米原から「しらさぎ」に乗って,さらに金沢から北陸新幹線という経路も無いではないが,まだちょっと気が早いよね.

その標記が効果的になるのは,オリンピックの後になりそうなんだけど…

 

雪の降る季節に敢えて山形まで新幹線で

昨年の今ごろ,山形県の庄内に呼んでいただいたが,当日始発で自宅を出て列車を乗り継いで行こうとしたら…天気が信用ならないので前泊してくれとのこと.じゃぁ,前泊するとして鉄道と飛行機とならどっちが天気を気にせずに到達できるのかと聞いたら,どっちかといえば飛行機の方がマシとのこと.冬の鉄道は信頼性が低いらしい.

さて,今年も冬場に呼んでいただいたのだが,今回は山形市内である.大阪からなら飛行機で向かう人は少なくない距離だが,新幹線で向かうことにする.

東北新幹線でも冬場に雪などが原因で遅れることがある.原因はほとんどの場合,東北新幹線そのものではなく秋田や山形からミニ新幹線路線経由で直通でやってくる新幹線が原因である.

ということで,冬場のミニ新幹線はどんなものかという興味がちょっとあって,飛行機ではなくて新幹線乗り継ぎで行ってみようかと思う.

#東海道新幹線は関ヶ原付近で160km/h運転中の模様.名古屋駅は約5分遅れで出発,東京駅にはほぼ定時に到着.N700A系すげぇ.
#山形新幹線は,沿線に積雪はあるものの,特に何事もなく山形に到着.

続・トランプ「アメ車買え」

デジャブ感満載の「アメ車買え」というお言葉,そういえば前回の「アメ車買え」の後には,自動車そのものに関する圧力もさることながら,「日米構造協議」なるものの名の下に,公共事業430兆円,さらに積み増して結局は630兆円の実施が決められたんだったっけか?

630兆(実際にはそんなに使ってないが)のうち,交通インフラ投資は道路ばかりで鉄道投資が認められず,「アメ車買え」と対を為すものだったのかなと.

どうも新大統領は状況を正確に理解して無さそうなので,再びデジャブ感満載の事態に陥らなければいいんだけどね.

夜行列車は欧州でも風前の灯火

この列車はまだ走っているのだろうか.5年半前のパリ行き.

車内(個室)はこんな感じ.

街に街に挨拶を…

ゴトゴトと一晩中走り続けて,到着.

夜間移動サービスは,この先,高速バスでしか提供されないんだろうか.学生の頃のスキーバスで懲りているので,勘弁願いたいところだが,かといって「新幹線+ホテル」とか「航空+ホテル」では値段も高いし,存外時間制約多いし.2-3度乗ったことのあるシュプール号(*)は,からだが格段に楽だったなぁ

(*)夜行スキー列車.20系寝台車に乗ったのは,後にも先にも1度だけ.

初夢鉄道2017(物流事情編)

休みボケの平日,午睡の間にこんな夢を見た.

高速道路経由の自動運転トラックが運行されており,自動運転トラックが隊列を組んで走行しているが,荷台に勝手に侵入して窃盗を働くものが多くなり,荷室の密閉性についての議論が行われている.人通りの少ないルートでは,わざとトラックの進路妨害をすることで自動停止させ,荷物を強奪する事件が増えている.

トラックの運転手不足に加えてこんな事情もあり,鉄道貨物の地位がさらに向上している.

在来幹線の輸送能力が問題になってきており,株式上場を果たしたJR貨物が自社線路を持ちたいと考え始めている.特に東京-大阪間は全国的なネットワークの要になっているので,ここをなんとかしたい.かつて物流新幹線構想というのがあったが,仕様がやや突飛で実現しなかった.今度は曲線半径は130キロ運転対応程度で設計され,勾配は妙な補機を付けなくても良いように最初からゆるい勾配にするようである.

東海道新幹線では実現しなかったが,山陽新幹線と北陸新幹線が直通運転されるようになったこと,両新幹線の線路容量に余裕があることから,ボディに黒い猫がペイントされた薄緑色&クリーム色のツートンカラーの荷物専用新幹線が運転されるようになった.荷下ろしと積み込みの時間を短縮できるように,最初から荷物の自動積み込み装置が標準装備である.

専用列車の他にも,北陸山陽新幹線(かつては東海道山陽新幹線と呼ばれることがあったが,今や北陸山陽新幹線と呼ばれることが多い)の各列車の車端1両は荷物車になっている.自動積み込み装置のおかげで必ずしも荷物列車は直通運転する必要が無くなり,中継駅での自動積み替えを介して関西-北海道間や関東-九州間などでよく利用されているようだ.

平成時代末期には各家庭への末端の配達が問題になっていたが,集合住宅では宅配ボックスの設置が義務づけられ,幾分状況は改善しているようである.

IoTと称して各種機器のネット接続が試みられたが,意味の無いネット接続も多く,街中を歩くとwebブラウザのポップアップ広告のように各種の広告が半強制的に視界に入るようになり,景観汚染が問題になっている.同時に進行した無線に反応するチップの導入が物流面で進み,使い捨てチップが段ボール箱に貼り付けられることが標準になった.だが,使われているチップの絶対数が多すぎて無線チップ汚染が進んでいる.

…というところで目が覚めた.