八ッ場ダムは昨年の台風時に活躍した模様だが,同時期に「コンクリートから人へ」の流れで中止になってしまった球磨川水系の川辺川ダムはできてなかった模様.
今回の豪雨で60人ほどが亡くなってしまった模様.アカンがな.
そして,治水ができていないという状況に変化はないので,今後も発生する可能性がある模様.
サイエンスに基づかない判断や美辞麗句がどれだけ恐ろしいかということやね.
八ッ場ダムは昨年の台風時に活躍した模様だが,同時期に「コンクリートから人へ」の流れで中止になってしまった球磨川水系の川辺川ダムはできてなかった模様.
今回の豪雨で60人ほどが亡くなってしまった模様.アカンがな.
そして,治水ができていないという状況に変化はないので,今後も発生する可能性がある模様.
サイエンスに基づかない判断や美辞麗句がどれだけ恐ろしいかということやね.
昨年夏に見学した八ッ場ダム.場所はこのへん.
利根川の支流の吾妻川に作られた結構大きなダムで,満水時に貯められる水量は黒部ダムの半分ほどにもなる.(#全国ランキング50位くらい…もっとデカいのいっぱいあるか)
でけぇ…
吾妻川の流れる吾妻渓谷に沿って吾妻線が敷設されていたので,よく見ると廃線跡が見える.ダム下流側は,線路どころか架線柱まで残っている.
水没する側もよく見ると線路が残っており,資材運搬用のベルトコンベアの経路として活用されている.
吾妻線はというと,水没しない位置に線路が付け替えられている.
去年の7月下旬時点ではこういう状態だったわけだが…さて,台風19号がやってきて,早くも役立ったのではないかという話.完成していたわけだ.
本来は試験湛水といういわば試運転中だったらしいが,工事自体はできあがっていたようで,台風の大雨期間中に水位が54メートルも上がったらしい.
活躍中の八ッ場ダムのイメージ写真(↑).
一時,利根川下流で氾濫危険水位を超えたものの,それ以上水位が上がることはなく,早速利根川の氾濫を防いだ可能性がありそう(いずれ誰かが詳しい分析すると思う).
「コンクリートから人へ」とかなんとかで,プロジェクトを廃止に追い込んでいたら,利根川下流が今頃水浸しになって,何人も死んでたかも.
一方,脱ダム宣言をして,その後の治水対策が遅れたかもしれない長野では…やめとくか.