線路」タグアーカイブ

ようやく電気式に

以前「線路が燃えている」という話をしたが,分岐器の凍結防止のためのカンテラの様子の話であった.

このカンテラ,人力で設置しなければならないので面倒であり,「この程度の雪は大丈夫だろう…」と思い込んで盛大に輸送上の事故を引き起こしたこともある(一昨年冬).

さて,上記リンク先のカンテラ設置箇所であるが,昨年末時点でとある変化があった.

電気式になった模様.

これで人力の面倒さを厭うことなく,スイッチひとつで凍結防止が可能になった模様.

あとは電気代をケチらないかどうかと,適切な知識を持った輸送指令員がいるかどうかだね.

フルサイズ新幹線電車の函館駅乗り入れ

北海道新幹線を函館駅に乗り入れるという構想があるが,様々な否定的見解が出ているようだ.

その中に,フルサイズの新幹線電車を函館駅に乗り入れるためには,線路が道路などの下をくぐる際にヘッドクリアランスが足りないという話があるらしい.在来線の架線高さは最低4.4mであるのに対し,新幹線は4.8mなので,40cmほど足りない可能性がある.

…ところが,そういう問題を解決する案はある.

いずれも,仙山線の写真である.

電化する際,狭小トンネル部分の架線を剛体架線にしてヘッドクリアランスを確保するというものである.同様の対策は近鉄でも見られる.

交流電化の場合は,電線と構造物を一定程度離す必要があるが,仙山線は交流電化であるので,その点も実績的に一応クリアされている.心配なら,函館本線の場合は跨線橋をくぐる部分だけでトンネルよりははるかに区間が短いので,当該部分だけ無電区間にするという手が無いでもない.

これでも足りなければ,盤下げすればよろし.

#「Youtuber」は,できない理由を並べ立てて注目を浴びるのが仕事のようである.

ここにつながる山形新幹線(上り列車用)

すでに「山形新幹線」は開業しているのだが,福島駅での東北新幹線列車との連結・解結を西端のホームだけでやっているので,この作業を分離すべく,山形新幹線からのアプローチ線の増設工事進行中である.

すでに完成した高架橋部分にはコンクリートまくらぎが敷設準備中であり,(公式には2026年のようだが)完成はそれほど先ではなさそう.

ここにつながる北陸新幹線(大阪方面)

まもなく(…といっても,まだ半年くらいあるが)北陸新幹線の金沢ー敦賀間が開業する.

敦賀駅の西の端はこうなっている.奥に続く高架橋は敦賀駅に併設される車両基地への入出庫線.手前の高架橋は途切れており,「ここにつながる北陸新幹線(大阪方面)」である.

財源やルートで揉めてるみたいだが,どうする?

 

特急「うずしお」回転しない

香川県さぬき市からの帰り道.ことでんでコトコト揺られること40分あまり.

高松築港駅からJR高松駅へと歩いてたどり着くと,まもなく「うずしお」岡山行が来るではないか.「うずしお」の基本は高徳線往復内であるので,珍しい「岡山行」である.岡山まではマリンライナーが基本だが,この岡山行に乗らない手はない.

(写真は岡山駅到着時)

窓口で早速きっぷを買っていざ乗車.

高松駅はJRでは比較的珍しい頭端式なので,徳島から到着した列車は走行方向が変わる.自由席に乗ってみると…徳島から走ってきたままの座席の方向である.誰も座席を回そうとしない(??)

空いていたので,自分の席だけ回転させて着席.すぐに出発.

車内放送「次は宇多津,宇多津です.」

ん??? 坂出じゃないの?

車内放送「次の宇多津で南風号を連結します.」

ん??? もしかして…

しばらく走って,坂出駅を通過.何故かわざわざ分岐器を曲線側に進んで,待避線側をゆっくり通過.そして,宇多津駅.

車内放送「宇多津で進行方向が変わります.」

ん??? みんな座席を回そうとしないのは,進行方向が2回変わって,結局は徳島駅を出たときの元の進行方向に戻るのを知ってたのね.

「うずしお」なのに,回転させないのが正解とは…

#マリンライナーがいつも通る線路は,宇多津駅の構内扱いらしい.

 

 

第2青函トンネル建設へ調査会設立

道内と本州を海底で結ぶ第2青函トンネルの建設を目指す調査会を近く設立する方向で調整に入った

情報源: 第2青函トンネル建設へ調査会設立 自民道連が調整:北海道新聞 どうしん電子版

金払ってないので,冒頭部分しか読めないが,そういうことらしい.

御存知の通り,青函トンネルは在来線の貨物列車と新幹線が共用しており,新幹線の風圧で貨物列車が転倒したりしないように新幹線の速度が160km/hに抑えられている.

トンネルそのものは,フル規格サイズで建設されているので,連続勾配の上り下りができる車両ならば260km/h以上で運転できる(はず).もったいないもったいない.

これに加えて,青函トンネルは全通から35年を経ており,掘削開始の1964年からだとすでに初期にできた部分は60年近く経過している.建設を意思決定するまでに10年,新トンネルの工事に15年とすると,新トンネル完成時には現トンネルの一部は80年以上経過した老朽構造物になっている.

今のところは安全性は担保されているが,異常を検知して議論を始めていては遅いかもしれないので,荒唐無稽な議論開始ではない.

さて,新トンネルについては議論はこれからだが,道路トンネルと単線の在来貨物専用線を1つのトンネルとする案を見たことがあるが,私なら別案を考える.

道路併用とするかはともかく,新トンネルの線路は絶対に標準軌と狭軌の併用にすべきである.

現トンネルはいずれ大規模改修が必要になるが,列車を止めるわけにはゆかない.そうすると,改修工事中の一時的な列車の迂回経路が必要になる.新トンネルを標準軌と狭軌の併用にしておけば,その役目を果たせる.普段は,貨物列車と新幹線は別トンネルに分けて運用すればよい.

あるいは,新トンネルを新幹線利用主体とすれば,新幹線は電車なので,貨物列車に比べると勾配を登りやすく,新トンネルの長さを短くできる可能性がある.(海底部分の長さは勾配の緩急に関わらず同じなので,建設費はあまり変わらないという話もあるが)

いずれにせよ,新トンネル建設時には,老朽化した旧トンネルをどうするかという視点を同時に保つ必要がある.…が,政治家の先生方はそこまでわかってるのかなぁ.

#もっとも,現トンネルの新幹線の速度である160km/hは,確か当初の新幹線電車の青函トンネルにおける設計速度ではなかったかと思う.昔の新幹線電車の性能では,連続の勾配を200km/h超で運転できなかったんじゃないかと思う.(工事記録みたいな本に書いてあったような気が…)

幹線鉄道網の冗長性は必要

13日深夜の地震で,東北新幹線が10日ほど不通らしい.

常磐線特急と高速バスと航空便と羽越本線で代替輸送するらしいが,東北新幹線の輸送量能力に比べるとかなり非力かな.コロナで需要そのものが少なくなっているので今回は運べてしまうかもしれないけど.

こういうときに重要だなと思うのが路線網の冗長性.常磐線が復旧していたので仙台市までは(ちょっと時間がかかるが)いちおう運べるし,そこまで行けば山形市はすぐだ.羽越本線が使えるので秋田市までも(ちょっと時間がかかるが)いちおう運べる.

在来線経由になったりするので時間はかかる.もし羽越新幹線とか実現してれば,北海道行きの列車は上越新幹線,羽越新幹線を迂回して運転されるんだろうな…と,ふと思った.

ここしょーの仲裁

静岡県、準備工事着工の国交省提案を認めない方針

情報源: 静岡県、準備工事着工の国交省提案を認めない方針 – 産経ニュース

かみさま 「ここしょー よ きみが かわりに いどむのか」
      ▼
かみさま 「ふっかつの じゅもんは せんたくんに おしえたものと おなじだ」
      ▼
かみさま 「ほかの じゅもんを いれても むだだと おもうぞ」

 

コマンド

はなす ▶じゅもん
つよさ  どうぐ
そうび  しらべる

 

ふっかつのじゅもんを いれてください

よ て い  ど お り  に か い ぎ
よ う す  る た め  に じ ゆ ん
び こ う  じ く ら  い さ せ た
れ や *
じゅもんが ちがいます

因果応報 — 水を侮って水に泣く

令和2年6月26日に実施した知事とJR東海金子社長との会談の様子はふじのくにネットテレビまたは県の公式YouTubeアカウント(外部サイトへリンク)(ページ移動後「動画」をクリックし、一覧の中から選択してください)からご覧いただけます。

情報源: 静岡県/リニア中央新幹線建設工事に伴う環境への影響に関する対応

かみさま 「おお センタよ ついに しんで しまった ようだな」
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かみさま 「いどみずを くみすぎて せけんのめが きびしいのに きづかなかった ようだ」
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かみさま 「みずを あなどって みずに なく」
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かみさま 「すでに ひんとは おちゃちゃ や よるのおかし から でている」
      ▼
かみさま 「ふっかつの じゅもんを おしえよう」
      ▼
かみさま 「だんだん じゅもんが ながく なって きたので ちゅういする こと」
      ▼ 
かみさま 「じゅもんを となえないなら おちゃちゃ とは かかわらない ことだ」

 

コマンド

はなす ▶じゅもん
つよさ  どうぐ
そうび  しらべる

 

センタくんの ふっかつのじゅもん

し え に  に ん り  ょ さ く は
ず き あ  と か に  う せ わ じ
お の か  う ん す  ほ る し め
か せ い  か せ る  う ほ い ま
く っ ぎ  い ん け  じ う は し
う ち ょ  ど を ん  つ こ な ょ
こ と う  う べ を  げ う し う
う り ご  し ん り  ん で を *


ふっかつのじゅもんを いれてください

り に あ  は く に  の た め に
ひ つ よ  う な ん  だ こ れ い
じ ょ う  こ じ れ  る と よ て
い ど お  り か ん  せ い し な
い ぞ *
じゅもんが ちがいます

【祝】常磐線全線復旧

震災から9年を経て,ようやく常磐線が全線復旧した.

阪神淡路大震災の復旧の際,JRや阪神,阪急の路線が少しずつ復旧して営業を順次再開していったことが沿線を勇気付けたことが思い出される.

原ノ町駅の上野側(2013年11月)

広野駅の岩沼側(2013年11月)

坂元駅移設前の空き地(2013年11月)

まだまだ完全復興には時間がかかりそうだが,着実に進んでいる(と信じたい).