鉄道で国づくり」カテゴリーアーカイブ

また大きな地震が発生したわけだが

大きな地震が熊本で発生したわけだが,「震度7」というのは尋常ではない.この記事を書いている時点では益城町が一番揺れが大きかったということだが,阪神淡路大震災の際には最も大きな被害が出ていた神戸の情報はなかなか出てこなかった.まだ隣の嘉島町の震度が伝わってこないのが気になる.

昔だと大阪から熊本というとはるか遠方のことだったが,新幹線で乗り換え無しで行けるようになった現在では「誰それさんの娘さんは無事らしい」とか,あまり他人事では無い情報が入ってくるようになった.

中には「伊右衛門いれた」とかのナゾの情報もやってくる.(大慌てで「家も揺れた」と入力したつもりらしい)

あまり大きな被害が出ていないことを祈る.

#新幹線の回送列車脱線? これは役に立たなかったのか?

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あぁぁー,脱線してますね.6両とも脱線らしい.こりゃ大変だな.

この震源地帯って,中央構造線の西部だよな.昨年の11月頃にも震源が海底だったのであんまり話題になってないけどさらに西側でM7クラスの地震があり,余震が今も続いてたかな.

 

北陸新幹線が大阪まで通じたら

列車名はやっぱりこれに戻すんだろうか…

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東側は「はくたか」が残存し,速達列車は在来線時代の速達列車にもつかわれていた「かがやき」になった.

西側は,今や全て「サンダーバード」になったけど,「雷=サンダー」「鳥=バード」というベタな発想が見え見えで,後付けでもっともらしい理由付けているものの,いまだに何となくなじめないんだが…”サンダーバード1号,2号”っって,別の映像が浮かぶのは年のせいか?

速達便と各停便の名前を別にするなら,一方が「雷鳥」で,もう一方は「きらめき」にしたいところだが,「きらめき」は既に九州に行ってしまった.

使われていない名前では「きたぐに」「日本海」「白山」「白鳥」「加賀」「くずりゅう」「くろよん」「立山」「能登」なんてのもある.

#「つるぎ」と「雷鳥」が順当かな?

歩道橋から電停へ

あべの橋界隈の再開発.阪堺線もリニューアルされつつあるが,気になるのはこの電停.

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地下道は整備されるようだが,歩道橋からのアクセスが無さそう.一応,この完成図をよく見ると,歩道橋からのアクセス階段が書かれているようにも見える.

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もしかして,この小さな出っ張りがその準備工事???

 

阪堺電車あべの橋界隈の様子

大阪のあべの橋界隈(JRの駅は,天王寺,阪堺線の電停も天王寺駅前)で再開発が進んでいるが,阪堺電軌軌道の線路もリニューアルされつつある.

元々の電停は,こんな感じだが…

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(まだ出来ていないけど)こんな感じに.

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最も印象が変わるのは,やはり緑化軌道か

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ついに大阪にも緑化軌道がやってくるのか.

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元々の軌道の状態がこんな感じなので,その差は格段に大きい.

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さてさて,路面電車の軌道工事というのは滅多に見られないので,よく観察してみよう.緑化軌道の芝生は下の写真のような普通の線路の上にスポッとはめ込むような形で置かれているようだ.

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そんで,この軌道が作られる前はというと,整地された路盤.この上にインターロッキングを並べればそのまま歩道になりそうである.

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さらに,その整地された状態の前はというと,古い舗装の単なる道路.つまりこの状態から順に写真を上にたどって行くと,きれいな緑化軌道が出来上がるというわけだ.

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そんなに難しい工事でもないはずなので,もっと緑化軌道があってもいいなと思う.

 

阪堺電軌161形現役確認

タイトルで十分だが,本日,阪堺電軌軌道の161形が現役なのを確認.

道ばたでデータ取りしていたら,貸切電車が天王寺駅前に走って行き,しばらくして折り返してきたところを捕獲.1928年製らしい.

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なお,10年後の1938年製のよく似た電車は大阪産業大学の構内に保存されている.

そんだけ.

 

 

お相撲さんの移動

相撲は全部国技館でやっているわけではないので,季節になると大移動が起こる.出張で乗った新幹線の隣の車両が「お相撲さん専用車両?」だった.

体のサイズがLLLLだからといって,グリーン車移動というわけではない模様.強くなったり偉くなったらグリーン車に載っけてもらえるのかしら?

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東京駅に500系電車が出入りしていた頃の風景.

なお,大学最寄りの片町線(学研都市線)は,春場所になると沿線の相撲部屋の宿泊地から大阪府立体育館に移動するお相撲さんが見られる路線である.駅前をよく観察していると電柱に「本日,○○部屋の××の△△への伝達式が□□さんの家でありますのでお越しください」という張り紙がされているような路線だ.今年の分はもう終わったけど.

 

車イス対応のエスカレータ

なかなかお目にかかれない「車イス対応のエスカレータ」の稼働状態.

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2段セットでせり上がり,もう一段が斜めになる.さらに車止めまで飛び出す芸の細かさ.

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上から見ると,こんな感じ.

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バリアフリー施設なんだけど,駅員に頼んでおかないと,その場で「ボタン一発」というわけにはいかないんだよなぁ.

地下鉄駅に見る文化の香り

ヨーロッパの地下鉄駅で時折感じる日本との違い.それは,文化の香りかな.

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要は内装が凝ってるわけである.

日本の地下鉄駅はとにかく安普請な感じになりがちだが,駅の周辺地域を感じさせる文化の香りのする駅が多い.「観光立国」を名乗るなら,これくらいのことはしてもいいよね.

上の写真はパリのメトロのとある駅に設置されていたステンドグラスである.…で,どこの駅だったかは失念.シテ島付近?

相変わらず複雑な軌道だな

パリのメトロだが,相変わらず足下の軌道がにぎやかである.これもひとえにゴムタイヤが付いているせいだな.

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外側から順に給電用の第三軌条.ただし,日本の地下鉄の第三軌条はホームから離れた方だけの片側にしかないが,ここは両側にある.線路に落っこちて触れようものなら感電死か?

次は一番目立っている走行路.車両にはゴムタイヤが付いているので,ゴムタイヤが走る部分が必要だ.わざわざ鉄製の走行路をマクラギに取り付けてある.

さらに内側が,ようやく通常のレール.鉄輪もあるのがパリのメトロ.ゴムタイヤを付けた方が乗り心地が良くて加減速も良くなると言うのがこのシステムの特徴らしい.確かに加減速は割と良いようだが,ここまで複雑にするほどのメリットがあるのかな? 鉄輪だけで十分じゃないのかと,毎度思う.

地下鉄,というよりは,地下も走る一種の新交通システムだな.

 

新幹線なら博多―宮崎95分

東九州新幹線の試算をしたらしい.

読売新聞:東九州新幹線(福岡市―鹿児島市)構想について、沿線4県と北九州市などでつくる建設促進期成会が、予想される所要時間や費用対効果をまとめた。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160405-OYT1T50057.html?from=ytop_main5

試算結果は,こうらしい.

博多-宮崎間:1時間35分
博多-大分間:47分
小倉-大分間:31分
小倉-宮崎間:1時間19分

何か妙に速いな.それぞれの現行路線長を使って表定速度を出すと…

博多-宮崎間:407km÷1.583時間=257km/h
博多-大分間:200km÷0.783時間=255km/h
小倉-大分間:133km÷0.517時間=257km/h
小倉-宮崎間:340km÷1.317時間=258km/h

なーるほど.山陽新幹線ののぞみ号/みずほ号なみだな.途中駅ほとんどノンストップで300km/h運転ならこれくらいだが,もうちょっと現実的な値にしてみよう.

一部山陽新幹線を走行するとのことなので,小倉-鹿児島中央間の最速便で計算してみよう.356kmを95分で走行しているようなので,356÷1.583時間=225km/h.これを使ってみる.

博多-宮崎間:407km÷225km/h=108.5分
博多-大分間:200km÷225km/h=53.3分
小倉-大分間:133km÷225km/h=35.5分
小倉-宮崎間:340km÷225km/h=90.7分

ということで,この辺が現実的なあたりか?

博多-宮崎間:1時間49分(現行2時間58分[新八代からバス],▲1時間9分)
博多-大分間:54分(現行1時間43分,▲49分)
小倉-大分間:36分(現行1時間18分,▲42分)
小倉-宮崎間:1時間31分(現行3時間17分[新八代からバス],▲1時間46分)

 新聞記事よりはインパクトはマイルドだが,まぁまぁの時間短縮だな.