どうして階段上がったり下がったり?

名古屋の地下鉄久屋大通駅の構内には,こういうスケルトン模型が置いてあった(今はどうだか知らない).

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地上には交差点とその上に歩道橋があり,これだけでも十分ダイナミックな空間の使い方だが,その下では地下鉄が十文字に立体交差しており,さらに地下通路や巨大配管類も通っている.

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オレンジ色の部分が地下通路だが,青色の配管類(電力線類や通信線類,上下水道に点検通路?)を避けるために一旦階段で配管類の下まで降りて再び昇っている.

地下鉄駅の連絡通路類では,しばしば何故昇ったり降りたりさせられるのかというと,こういう事情があるからである.配管類をもっと深くに通せばいいかというと,なかなかそういうわけにもいかない.配管類は沿道の建築物に引き込まれているので,深すぎると工事が大変である.

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さらに目線を降ろすと,これは地下鉄の駅の風景だね.地下鉄駅の天井が低くて重苦しいのは,頭上の隠された空間にこういったカラクリがあるからである.

設計下手だなぁ,などと言わないでね.

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さぁ,この平凡な地下鉄駅の写真の受け取り方が変わったかな?

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