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北陸新幹線-国交省の資料と地図を重ねてみた

国交省のサイトに調査結果概要が示されているようなので,その図を切り出して,縦横比が若干おかしいので調整して,京都駅と新大阪駅と東海道新幹線の位置を頼りにGoogleMap上で位置合わせしてみた.太ーい線の中心に細い線を引くと,こうなった.テレビ画面は国交省の図をトレースしていると思うので,こっちの方が元図に近いかな.

ほぅ.京都駅を南に出ると少し西に振って油小路通りを南下し,そのまま第二京阪道へ.久御山までそのまま南下し,第二京阪道路は料金所とジャンクションのために西側へ.北陸新幹線はそのまま南下して松井山手駅には北北東から南南西へ.ほぼ学研都市線のホームと同じ方向だなぁ.この辺は標高やや高めなので,地下駅かな.

松井山手を出ると再び第二京阪道路に沿って進み,学研都市線が第二京阪道の南に出るあたりからは学研都市線に沿って河内磐船駅あたりへ.そのまま学研都市線に概ね並行して忍ヶ丘駅付近を経て新大阪方面へ.

…まぁ,そこまで分析できるほどの精度は元図には無いんだけどね.

北陸新幹線-テレビ画面と地図を重ねてみた

京都駅と新大阪駅について,テレビのニュース画面とGooleMapとで位置合わせして,テレビ画面上の北陸新幹線の中心付近をたどってみた.京都市内はどの程度正確なのかは怪しいが…

ほぅ.なるほど.松井山手駅を通りますねぇ.やっぱりそこにつくりますか.そこから南側は,生駒山系というか交野断層の断層崖に沿って南下して,やっぱりそこから新大阪目指すワケね.

ということは,リニア奈良市付近駅は,あそこなわけかな.ほぅ.

新幹線松井山手駅って,マジかよぉ

「松井山手駅」とまでは言ってないけど,北陸新幹線の京阪間に駅をつくるとして,淀川左岸(南側)を経由するとした場合,近鉄に接続させた方がヒンターランドが広くてメリット大きいんだが…

https://www.youtube.com/watch?v=wSZ_q3JCjyA

…あ,もしかして,学研都市線の京都府下の複線化工事もするってことなのかしらねぇ.松井山手を経由して新大阪に向かうとなると,北陸新幹線が俺んちの横を通る…のか?

 

チキチキチキ2(その後)

チキチキチキ2のその後である.

2ヶ月近く放置されていたレールが,どうやら交換されるようである.

ここは,古いレールとマクラギとを締結している金具のボルトを外している模様.

こっちでは,小型の門型クレーンを準備中の模様.

寒いのにご苦労様です.

追記:古いレールは短く切断されて,回収待ち状態.

リニア駆動地下鉄のレール

駅の横に住んでいるとよくわかるのだが,駅構内と前後のレールは,かなり摩耗が進行しやすい模様.加減速が効いてるのかな.

さて,リニアモータ駆動の地下鉄の線路だが,こういう構造で駆動力は車輪を介してではなくて中央のリアクションプレートに伝えられるようになっている.

つまり,左右のレールは車両の重量を支えることが主目的ということ.

ということは,駅などで加減速をする際も左右のレールには進行方向の力は原則として伝わらないのでレールの摩耗が少ない,ということなのかなぁ?

 

デジタルATCの流儀の違い

JR東系のデジタルATCは,「ボクにぶつからないように,●●●までに止まってね」と後ろの電車にメッセージを送る.

JR海系のデジタルATCは,「ボクは×××あたりを走ってるので,ぶつからないようにしてね.どこで止まるかは自分で考えてね.」と後ろの電車にメッセージを送る.

通常の使い方だと優劣はさほど無いように見えるが,将来的な高密度運転には後者の方が優位かな.

この流儀の差は微妙なものだが,少なくとも一旦立ち止まって頭を切り換えれば混乱は無い.走りながら,しかも安全側で判断しながら,両方の流儀に対応するのは少々面倒そう.車両側についてはある地点を境に判断基準を切り替えればいい.

だが,後ろの電車に送るメッセージは変換しないといけない場合がある.「ボクにぶつからないように,●●●までに止まってね」は,「●●● = ×××」と単純変換すれば「ボクは×××あたりを走ってるので,ぶつからないようにしてね.どこで止まるかは自分で考えてね.」とは(効率はともかく安全側の判断で)簡単に整合がとれる.

ところが,「ボクは×××あたりを走ってるので,ぶつからないようにしてね.どこで止まるかは自分で考えてね.」というメッセージについては,「××× = ●●●」と単純変換するだけだと「ボクにぶつからないように,●●●までに止まってね」と解釈すると前の新幹線に追い付いてぶつかってしまうかもしれない.なので,後続電車の性能を地上に教えた上で適切な停止位置を地上で計算した上で新たに「●●●」の位置を後続電車に教える必要がありそう.

…というふうに,異なる2つのデジタルATCを走りながら切り替える際の課題の対象法を考えてみたりして.

“雑魚な客数のために面倒なことできるかよ!” と返答してJR東海が失ったかもしれないこと(その4)

やっちまったかもしれないお話の(その4)である.

今回は,輸出への影響についてである.日本の新幹線については,海外から見れば「新幹線」のワンブランドのはずだが,その実,細かなシステムがJR東系とJR海系とで異なっており,そのまま両方を直通で走れる列車は現存しない.

かつて国鉄末期には(アナログATC時代だが)両方走れる車両も試験車として開発され,試験走行もされていたかと思うが,今や昔の話.

さて,米原で北陸新幹線と東海道新幹線が直通運転を行っていたとすると,その車両はJR東系とJR海系とのシステムの差異を克服できる車両ということになったはずだった.

ところが,それを実現させる機会が失われてしまったがために,新幹線を海外販売する際に「オタクの国のシンカンセン,保安装置が統一されなくて面倒なんだってナア」と突っ込まれた際に「いえいえ,両方ちゃんと走れる方法も準備してあります」と返答する術を失ってしまった.

欧州系の高速鉄道が各種のシステムを規格化し,統一して,いわゆるインターオペラビリティを向上させてきているのに対し,日本のシンカンセンはガラパゴス化が進み,日本国内ですら自由に走れないほどタコツボ化が進行していることを証明してしまったとさ.

#システムの多様性という点では,青函トンネルにおける在来線との供用区間(三線軌)の存在や,ミニ新幹線システム(=低速在来線との乗入れ),在来線の保安システムへの対応,異なる電源周波数の切替,雪への対応,総二階建て,320km/h運転,2編成併結運転,地下駅の存在,長大山岳トンネル,etc…JR東日本系の新幹線システムの方が,海外から見ればメニューが豊富で魅力的に見えるかもね.

この軌道すげぇ

京都鉄道博物館の足踏みトロッコのコーナー.

よく見ると,この軌道すげぇ.マクラギ数本おきに構造変えてある.

とくに軌道構造に関する説明パネルも無いようだが,パネル設置をしてもいいかも.(締結金具のあたりとか,若干簡略化しているようにも見えるけど…)

機関車の推進軸

電車のモーターは車輪のすぐそばにあるが,ディーゼル機関車のエンジンは車体そのものに収まっている.

そうすると,車体のエンジンから台車に回転力を伝える必要があるので,こういう太い丸棒でエンジンと台車とが結ばれることになる.

剛結すると役に立たないので,振動や台車の回転を吸収できるように継ぎ手が付いており,このおかげでこの丸棒が自由に回転できる.

なら電車もこういう方式にすれば,FGTのようなややこしい台車を若干簡単にできるわけだが,欠点もある.

この丸棒,整備不良でたまに線路に落っことして運行不能になったりする.運行不能になるだけならいいが,運が悪いとこの丸棒のおかげで車両が破損したり脱線転覆したりする可能性もある.

ちゅうことで,新幹線のような高速運転する電車にはあんまり向いておらず,FGT改良の切り札にはなかなかなりそうにない.

青函「第2トンネル」構想

 津軽海峡の海底下を通る「第2青函トンネル」の建設を将来実現させようと、大手建設会社や土木の専門家らが、動きだした。財源の確保など課題はあるものの、実現されれば北海道新幹線のさらなる高速化が可能になり、貨物列車の輸送力向上なども期待できる。

情報源: 青函に「第2トンネル」専門家ら構想 貨物線で新幹線高速化 | どうしんウェブ/電子版(経済)

貨物列車専用線を在来線規格の単線トンネルとして建設する案らしいが,どうせ掘るなら単線は単線でもフル規格新幹線サイズの電車が通せるように掘るべし.

現在の青函トンネルは,新幹線が通るトンネルにもかかわらず夜中も貨物列車が通るような線路になってしまっているので十分な保守時間がとれていないんじゃないのかな.

加えて,青函トンネルは掘削開始からもう50年.開業から間もなく30年.大規模な修繕も遠くない将来に必要だろうし,日々のメンテナンスも増えてくるだろう.

そうした場合に,日常的な利用法としては第2トンネルは在来線貨物列車用だとしても,「第1トンネル」のメンテナンススケジュールの必要に応じて新幹線電車も通せるようにしておいたほうがいいだろう.

北海道新幹線としては青函トンネルはまだ1才.だが,懐妊期間があまりにも長かったので,第2トンネルのことを考えるのなら,そろそろ「第1トンネル」の高齢化の心配もしながらインフラ計画を考えた方がいいかもしれない.