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日本にもピギーバックというのがありましたが…

日本にもピギーバックというのがありましたが…

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…中途半端なサイズの特殊形状のトラックしか積めなくて廃れちゃいましたね.

在来線の車両限界が小さかったことが原因だが,ヨーロッパでは当然上の写真のように健在で,通常のトレーラーをそのまま積んで走っている.

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ちょっと前に物流新幹線構想なんてのが披露されてましたが,そろそろ本気で考えないと,トラックの運転手が確保できなくなりそう.

ま,もっとも自動運転で何とかしようとしているのかもしれないけど.

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新幹線ネットワークが広がってきているので,割とヒマな新幹線も増えつつある.駅に自動載荷装置でも付けて,荷物の積み込み荷下ろしをする荷物新幹線なんてのも考えてもいいかもね.

 

北陸・中京新幹線

北陸新幹線の最後の区間である敦賀-大阪間のルートの議論で,しばしば「米原ルート」が登場し,他のルートとの比較になる.

しかし,最近の議論で忘れているのは,この敦賀—米原間のルートは「北陸・中京新幹線」という北陸と中京地区とを結ぶ基本計画線であるということだ.

しかも,この「北陸・中京新幹線」相当の特急である「しらさぎ」はちゃんと毎時1本ずつ走っている中堅路線であり,一定の実績のある区間だ.

何が言いたいかというと,北陸新幹線のルートの議論にかかわらず,「北陸・中京新幹線」は建設されても不思議ではない,ということだ.

北陸新幹線を大阪まで繋ぐと北陸・中京新幹線は作っちゃいけないのか? そうじゃないよね.

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写真は,米原駅の「しらさぎ」.(和歌山駅ではありません

駅の中の国境?

バーゼル駅までやってくる.ここはドイツやフランスと国境が接する国境の町だ.

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駅の中には,日本ではまず見ないこういうゲートがある.

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チケットとパスポートを準備して,手荷物検査のX線装置に近づいて,それらを見せようとすると…「行け」という.

ノーチェックだ.何のためにゲートがあるのか不明だが,国境はそこにあった.

なお,一部の列車は隣国から直通運転されており,車内でパスポートのチェックがあるかというと…無い.

ついでに言うと,このゲートの外側はホームがつながっていて,簡単なバーがあるだけ.

ナゾである.

ジュネーブ駅にもあり,そこもノーチェックだったかな.

出発のターン

チューリヒの長距離列車の出発時刻表.さて,気付くかな?

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9:00発,9:01発,9:01発,9:02発,9:04発,9:04発,9:06発,9:07発,9:08発,9:09発,9:09発,9:10発,9:12発,9:16発…

…しばらく開けて,9:30発,9:32発

つまり,毎時00分〜15分頃は「出発のターン」,そして毎時15分頃〜30分は「到着のターン」

こうすることで,すべての到着便と出発便が乗り継ぎ可能なようにしているわけだね.すばらしい.ドイツやオランダでもやっている模様.

日本ではこういう発想無いよね.

 

君も来たのね(まだ新しいのに)

以前乗ったのは,福井に行くときだったろうか.

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君も来てしまったのね.(まだ新しいのに)

いつか来るだろうなとは思ってたし,「古い方」が来るかと思ってたが白羽の矢が立ってしまったのね.

81系気動車,165系電車,EF58形機関車,EF15形機関車,EF60形機関車,あと何だったっけ.いろいろと”さよなら運転”を見たが,君も来てしまったのね.(まだ新しいのに)

…とはいえ,最近は紀勢本線も割と新しい電車が多くなって,普通電車でさえ銀ピカな時代になった.30年前のイメージからすると隔世の感がある.

「来てしまったのね」じゃなくて,「来てくれたのね」の方がいいかしら.

(和歌山駅にて)

ドイツの高速運転対応戦略

ドイツにも新幹線のような高速専用線は存在する.ところが,全国的にICEのサービスを展開している割には高速新線は非常に少ない.

その理由は在来線改良にある.

元々200km/h近くで走行できる路線が多いため,ちっと改良するだけで300km/h運転は無理だけれども,200km/h台の運転は簡単にできてしまう.

そんなわけで,結構あちこちで線路改良工事を見ることができる.

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これは,ミュンヘン-アウグスブルグ間の区間.ここは線増で遅い列車と早い列車の線路を分離しているように見える.

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線路自体はほとんど真っ直ぐなので,緩急分離するだけで十分高速運転対応の路線になりそうだ.

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もちろん,信号システム等は高速運転用のものが導入されていると思う.

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駅はというと,構造が複雑で建設費が高価なため,そのまま使い続けていることが多い.

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日本では,「高速鉄道=高架の高速新線」になっているが,いろいろと創意工夫の余地はあると思う.現時点では,知恵が足りないかも.

 

Rail Jet

オーストリアには新幹線のような鉄道は無いが,いちおう,高速列車はある.

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その名も…

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レールジェット.線路の上を走る飛行機,だ.

走行ルートはこんな感じ.車内の表示器.現在位置が青色矢印で示されている.このレベルの表示器は日本の新幹線にあってもいいような気がするが,…まぁ,子どもくらいしか見ないか.

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肝心の速度はというと,一瞬,200km/hを記録したのみで,あとは結構だらだら走る.最高速度よりも平均速度(表定速度)が大事だということを実感させてくれる.

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編成ごとに名前がついているようで,「インスブルックの魂」という名前だね.

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ICEのATS

ドイツ版新幹線と言われるICE.高速新線を走っているよりも,在来線相当の線路を走ることの方が多いので,実は「ATS」がついている.

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先頭車の,最初の台車の進行方向右側に車上子がついているようで,ホームからでもわかる.

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こういう位置についているので,地上子も線路のレールの外側についている.

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まぁ,そんだけ.

なお,高速新線を走る場合は日本のATS-P形相当やATC相当の保安装置も積んでいるので,そっちを使って走る模様.

 

ベルリン中央駅でけぇ〜

ベルリン中央駅はベルリンの中央駅だが,実は新しい駅である.東西にベルリン市が分断されていた関係で,長距離列車の発着する駅は他の駅だったわけだが,東西統一を機に中央駅を整備した.

新規整備なので,路線の形態はヨーロッパの大きな駅でよく見られる頭端式では無くスルー運転できるような構造になっており,しかも十文字に路線がクロスするという変わった形態である.

そんなわけで,ホームは多層式になっており,各ホームに長距離列車が発着するので,圧巻である.

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