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フランス高速鉄道TGV脱線

TGVが脱線したみたいなんだが…

 ドイツとの国境に近いフランス東部ストラスブールの近郊で14日、試験走行中の高速鉄道TGVの車両が脱線し、少なくとも10人が死亡、37人が負傷した。AFP通信などが報じた。 技術者ら49人が乗車し、時…

情報源: フランス高速鉄道TGV脱線、10人死亡 試験走行中:朝日新聞デジタル

他の写真などでは複線の上下線間が開いているようなので,LGVと在来線の合流点付近のようだ.水路をまたいでいるので,ここかな.

情報源: 48°4124.8″N 7°4219.2″E – Google マップ

Metz方面からきたLGVの終点で,比較的急曲線で在来線と合流するあたりのようであり,地図上で見る限り半径800-1000mくらいの曲線のようである.標準軌なので,制限速度としては120〜150キロくらいだろうか.

高速新線を試運転して,そのまま減速せずに突っ込んだ感じだろうな.高速道路を快走していて,いきなり巨大な「終点」の看板が出てきたような感じか.

まだ営業していない新線のようなので,保安装置がまだ機能していなかったのかもしれない.TGVは新線が開通するのにあわせて高速走行実験をすることがあるので,そういった試験の最中の事故だったのかもしれない.

高速線と在来線の境目での事故という点では2013年のスペインのAVEの事故と似ている.また,直線を高速で走行した直後に急カーブが配置されていて脱線した,という点では福知山線の事故とも共通性がある.

高速鉄道では目視で危険を察知しても危険回避が間に合わないらしいので,保安装置は大事だということだね.

11月7日(土)自動改札開始…前夜は?

宮崎駅では11/7(土)から自動改札の利用開始だそうである.

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で…その前夜の11/6(金)の夕方はというと…

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ありゃぁ,まだ設置が終わっていないようである.今晩は大変だね.


追伸:
翌朝.一夜にして設置した模様.客の突っ込んだ切符でエラー鳴りまくってる模様.見たまま.

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さらに追伸:
だれも自動改札使わず,有人改札に列を作っている模様w
駅員「自動改札使ってくださ−い」

 

新函館北斗駅付近探訪(車両基地編)

新函館北斗駅付近探訪した時の話の続き.

車両基地の工事中のようである.

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まだ,盛り土工事が始まったばかり.(そして,今はもう完成している)

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実にわかりやすい案内板.緑色のE2系電車というのも見てみたかったような気がする.

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「現在地」は”現在”はもう車両基地の中の一部なので,入れない.

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もうすぐ開業ですな.渡島大野探検はここまで.

 

新函館北斗駅付近探訪(線路予定地編)

新函館北斗駅付近探訪した時の話の続き.

駅から概ね線路に沿って南下すると,あった,あった.線路予定地を表す杭.

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木古内方面はこっちの方向.

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逆方向.左はしにくいが写っており,右端奧に駅が写っている.

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再び,木古内方向.何か工事しているぞ.

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「北の大地に新幹線」?

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つづく.

 

新函館北斗駅付近探訪(渡島大野編)

新函館北斗駅付近探訪した時の話である.といっても,まだ全く工事が手つかずの頃のお話.

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函館からの列車で到着.2両編成.もちろんディーゼル.1時間か2時間に1本という頻度.こ,ここが新幹線の駅になるのか…

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駅舎正面から.実家の最寄り駅といい勝負である.今は立派になっているんだろうなぁ.

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駅構内(函館方).

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同じく駅構内(長万部方).

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Beforeの写真は撮ったので,いずれAfterの写真を撮りに行かねば.

探訪は続く.

 

南海電車の紀ノ川鉄橋

南海電鉄本線で難波から南へ約1時間.もうすぐ終点の和歌山市駅というところに,割と長い鉄橋がある.

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紀ノ川に架かる鉄橋で,中央がトラス橋,両岸付近がガーダー橋になっている.

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南海が開業した際に架設された鉄橋で,明治以降架け替えされていないので,結構古い.上流側の阪和線の紀ノ川鉄橋は一足先に架け替えされたんだが,これは河川改修事業の一環として架け替えられたそうである.

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南海の方の紀ノ川鉄橋の架け替えの予定は今のところ無いらしい.安全性はしばしばチェックしているそうで,まだまだ大丈夫とのこと.

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立派な鉄橋なので,架け替え費用が大変そうだな.

インドネシア高速鉄道:日本のコピー

ほーらね.予想通り.言わんこっちゃない.

昔から知的財産に関する意識の薄い自治体などが,コンサルタントにプロポーザルをつくらせるだけつくらせて,実際の発注を単なる価格の安いところにしてしまって,アイデアを盗まれるというケースは良くあったが,これはその国際版だな.

こういうことを防止したいのなら,肝心な部分の手の内は見せないようにしておいて,他国のシステムでは実現できないようなプロポーザルを書いておくこと,ですね.

日本の新幹線では実現できるが,中国の高速鉄道車両では実現できないこと,それを考えて計画に盛り込んでおくこと.でないと,こういうことはまだまだ続く.

中国でできなくて,日本でできそうなことは,ハードウェアではなくて,メンテナンスのノウハウとか,人材育成あたりかな.

開削工法のトンネルを外側から見ると…

かなりマニアックなお話.

地下鉄を掘るとき,深いところなら山のトンネルと同じような丸いトンネルになるが,地表から浅いトンネルの場合は,四角い箱形のトンネルになる.

なぜそうなるかというと,地上から電車が走れるだけの大きな溝を掘り,コンクリートで溝の底と側壁を作ったらフタをして表面を舗装して道路にしてしまって終わり,という工法になる.そんなわけで,四角い形になる.

この写真は,地下鉄ではなくて地下高速道路の建設現場だが,同じ方法なので,写真の上の方の地上は道路である.そして,その下で大きな溝が掘られている.

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さて,もしもその四角いトンネルを外側から見ると…四角いコンクリートの塊.実は,別の地下通路が露出したものがこの写真.

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下側に潜ると…つまり,開削工法で高速道路を作ろうとしたら,そこには別の開削工法で作った地下鉄状の線路があったので,仮支えしながらその下を掘っているところ,という状態である.

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この「地下鉄状の線路」は正確には地下鉄ではなくて,地下を走る工場間の物資運搬トロッコ線とのこと.大きな工場にはそんな秘密の貨物線があるということも驚きである.時々,ゴロゴロという何かが走っている音がする.