シュツットガルト中央駅のホームの時刻表である.
11:27発は,ICE578であるとともに,ルフトハンザ353便とのコードシェア便.13:27発は,ICE576であるとともに,355便とのコードシェア.
世界はここまで進んでいる(写真は5年前だけどねw).一方,日本では空港駅の設置を拒否した鉄道会社が有るとか無いとか.
今から設置の段取りをしたら,完成は2027年頃だと思うんだがね.将来の需要の種まきしなくて大丈夫かい?(その辺の意識が意外と薄そうだけど.)
日本でも駅に貸し自転車屋が増えてきており,「駅りんくん」などという名前になっている.
ドイツにももちろん貸し自転車はあるが,どこが事業主体になっているか,わかりやすい,
「DB」印の自転車.ドイツ鉄道である.(アウグスブルグ)
鉄道の末端交通が自転車である,という位置づけであろう.日本ももうちょっと増えてもいいと思うが,各自転車が2往復くらいしてもらわないと割に合わないそうな.
そうすると,「土地利用の純化」が進んだ計画的な都市よりも,職住一体渾然とした日本の都市圏内の方が貸し自転車事業には向いているということか.
あるいは,観光地と住宅地の近い場所なども向いているかも.
朝,住宅から駅へ出勤・登校,その後駅から事業所等に駅から出勤,あるいは観光地へ観光客が移動,夕方はその逆の移動で自転車2往復かな.
ドイツにも新幹線のような高速専用線は存在する.ところが,全国的にICEのサービスを展開している割には高速新線は非常に少ない.
その理由は在来線改良にある.
元々200km/h近くで走行できる路線が多いため,ちっと改良するだけで300km/h運転は無理だけれども,200km/h台の運転は簡単にできてしまう.
そんなわけで,結構あちこちで線路改良工事を見ることができる.
これは,ミュンヘン-アウグスブルグ間の区間.ここは線増で遅い列車と早い列車の線路を分離しているように見える.
線路自体はほとんど真っ直ぐなので,緩急分離するだけで十分高速運転対応の路線になりそうだ.
もちろん,信号システム等は高速運転用のものが導入されていると思う.
駅はというと,構造が複雑で建設費が高価なため,そのまま使い続けていることが多い.
日本では,「高速鉄道=高架の高速新線」になっているが,いろいろと創意工夫の余地はあると思う.現時点では,知恵が足りないかも.
朝,出勤しようとすると,大雨で電車が止まっているという.駅でしばらく待つと,8時30分頃には運転再開できそうだという.客はホームで待っていろとのアナウンス.長尾駅で電車が出発準備をしているという.
待つこと30分弱.
隣の駅との間で,土砂が線路に入り込んでいるとのアナウンス.ダメだこりゃぁ.今から振り替え輸送で京阪電車に乗って京橋まわりで行くと,2時間近くかかる.ダメだこりゃぁ.
一旦,家に引き返すことにする.
約4時間後,今度こそ運転再開らしい.12時30分頃再開らしい.駅に向かってホームで待つ.
待つこと約20分.ようやく来た.結局,朝,ホームで待っていた電車が4時間半近く遅れてやってきた模様.
最近は駅の電光掲示に遅れ時間が示されるようになっているが,2時間以上は「120分以上」という表示になるのね.
大阪から東北方面というと,通常は泊まりがけである.だが実際には,新幹線整備が進むことによって,山形県下でも日帰りができてしまう.
いや,日帰りができるかどうかはともかく,せっかく遠くまで行って,日帰りはもったいないという心理が働くので,日帰りできても心は泊まりがけ気分である.だが実際には,さほどの困難もなく日帰りができてしまうのである.
去年の7月に山形市内での講演に呼んでいただいた際,「いやぁ〜,大阪から山形って,調べてみると日帰りできちゃうんですよねぇ」などと軽口叩いていたが,まさか本当にすることになるとは思わなかった.
1日だけ日程が空いている正にそこに,お呼びがかかった.
朝大阪を出ると,昼過ぎには米沢へ.そして,夕方,米沢を出ると,その日のうちに帰ってこられる.
うううぅ〜ん.高速鉄道整備恐るべし.
#(お呼びがかかった背景としては,↑これを,フル規格にしたい,ということらしい.)
車内販売は電車移動での楽しみの一つだ(った).
コンビニや自販機の発達で売り上げが減ったのが原因か,売り子さんの確保ができなくなったのが原因かは定かでは無いが,在来線では今や観光列車であっても車内販売にお目にかかることはほとんど無くなってしまった.
これじゃぁ,列車の楽しみが一つ減って,乗る理由が少なくなるよね.
最近車販で買ったのはどこだったかなと思い出してみると…新幹線を除けば,北海道の北斗,車販終了前のサンダーバード,九州横断特急,あとは何だったっけ?
車販の無い特急の停まる駅には,駅の売店も無かったりすることも少なくないので,飲食物や弁当等の調達を忘れると飲まず食わずの2-3時間になることも少なくない.観光目的の乗車なら「二度と乗るのはやめとこう,次はクルマね」と思わせること間違いなし.
通信の発達した昨今,駅前の商店と提携して客の注文を聞いて飲食物を積み込むとかできそうなもんだが,積極的な商売するつもりは無さそう.
車両が無駄ということで「BAR」や「ビュッフェ」も無ければ売店コーナーも無いし,在来線特急は目的地まで座っているだけの護送車と化しつつある.提供するのは輸送サービスだけじゃ無いんだけどなぁ.