(4日前だけど)たまたま再び長野行きの「しなの」に遭遇.
これで大阪から長野に行く直通列車は消滅.
次に大阪から長野に行く列車が復活するのは,北陸新幹線が大阪まで開通したとき,つまり10年以上先か?
今度こそ本当に,さようなら.
「ひだ」も無くなったんだっけ?
(気分的に)段々遠くなる中部地方の観光地.クルマで行こっかなぁ…
(4日前だけど)たまたま再び長野行きの「しなの」に遭遇.
これで大阪から長野に行く直通列車は消滅.
次に大阪から長野に行く列車が復活するのは,北陸新幹線が大阪まで開通したとき,つまり10年以上先か?
今度こそ本当に,さようなら.
「ひだ」も無くなったんだっけ?
(気分的に)段々遠くなる中部地方の観光地.クルマで行こっかなぁ…
北海道新幹線が青函トンネルの減速運転であまり速くないとは言うが…
一応,約1時間ほどの短縮になっている模様.時刻表2016年4月号を入手したので,調べてみた.
お昼頃に新青森→函館間を移動する場合である.
【開業前】
新青森(12:04)→白鳥77号→函館(14:25)
時間:141分
費用:5,490円(指定席)
【開業後】
新青森(12:37)→はやぶさ11号→新函館北斗(13:38)
新函館北斗(13:51)→はこだてライナー→函館(14:06)
時間:89分
費用:7,890円(指定席)
ということで,まとめると…
乗換:+1回
時間:−52分
費用:+2,400円
見かけ上は,1分短縮あたり46円なり.乗換1回30分相当という話もあるので,短縮は22分相当とすると,1分短縮あたり109円なり.
青函トンネルが遅いとはいえ,乗換を気にしなければ,まぁ,そんなもんかというような感じ.乗換があると,開業もありがたさ半分なり新幹線,といった感じ.
三線軌化とかしてでも,何とか直通運転したかったねぇ.
「北陸新幹線の増収効果想定の2倍以上」らしい.開業1年の北陸新幹線のお話.
じゃぁ,リース料上げてもいいよね.「想定」が間違っていたんだから.
こういった事前予測に基づく設定が事実と異なっていた場合,見直す条項があってもいいと思うが,そういうシステムは事前には準備されていない模様.
鉄道会社はリース料決めるまでは「儲からない」を連発すると後で大もうけ出来るという構造か??
何かの契約のように,固定部分と出来高払いの部分があってもいいんじゃないかなと思う今日この頃.
大もうけしているのなら,以後建設する部分では「調整」してもいいよね.
海外では日本の常識ではなかなか理解できない列車に遭遇することがある.
下の写真は,とっさに撮った併結列車なんだが…
前の方は電車タイプの列車,後ろの方は機関車が客車4両を牽引している列車,それが連結されているように見える.
バーゼル駅で見た「二階建て列車」は機関車牽引列車×2だったが,上の写真はさらに一歩進んでいる.電車が機関車列車を総括制御できるんだろうか? いや,できたとして,それを連結して問題ないんだろうか? それとも,前の方の電車が後ろの方の機関車列車を引っ張っているんだろうか?
ナゾである.
フランスのトゥールーズ駅にて.
フランスのニース駅の構内には,こういう貨車が停まっている.
「車運車」という貨車である.日本では工場から出荷された車を運搬する際に使われる貨車だが,海外ではフェリーのような使われ方がされていることもある.
どうやら,「Auto Train」というらしい.
待合所のような所の入り口には,料金所のようなゲートもある.
専用webサイトもあるようだが,ニースへはパリから運行されており,季節によって運転されている曜日が違うようだが,パリ発の場合は出発日の10-19時に車を預けると翌日の12-18時にニースで受け取れるようである.逆向きは9-17時半預けて翌日9時半-20時受け取りのようだ.カギを預けてしまって積み込みはプロがするんだろうね.海外のホテルで時折ある「バレットパーキング(Valet Parking)」みたいなもんだね.
運賃は119ユーロ,つまり1万5千円からのようなので,自分で運転しなくても良いことを考えると悪くないサービスかも.「客は運ばない」という注意書きもあるようなので,”宅急便の車運搬サービス”のようなものか(そんなサービス聞いたこと無いけど).荷物も車に積んでおいていい,みたいなことも書かれているようなので,結構便利かも.自転車も2台までOK,とも書かれているあたりは自転車好きのフランスならではかも.
日本でも,トラックの荷室だけ運ぶRORO船というのがあるが,それの自家用車列車版か.このサービス,日本でもできると思うんだけどなぁ.サービスレベルが微妙な寝台列車にする必要もなさそうだしね.
2016/2/7付けの朝日新聞の社説.相変わらず十分なリサーチせずに記事を書いている模様.(かなり以前に,お宅のネット記事,間違ってますよと指摘したら,こっそり記事削除してたという新聞社である.)
北陸新幹線 大阪延伸は必要か
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
記事は毎日更新されているようなので,要点をかいつまんでツッコんでおこう.
この国にいま、新たな新幹線がどれだけ必要なのか。まずそこから考えるべきだ。
東海道新幹線建設時から,折に触れて噛みついている案件で実に立派である.東海道新幹線は不要といってたと思うが,50年経って感想はどうだろうか.
北陸新幹線を福井県敦賀市から大阪市へ延ばす計画の早期着工論が、…(中略)… ちょっと待ってほしい。巨額の建設費はどう捻出するのか。国の財政難や人口減を考えたとき、大阪延伸は喫緊の課題といえるのか。疑問は尽きない。
いわゆる整備5線の中で最も客数が多い区間が北陸新幹線の西部区間だということを知らないんだろうな.さりげなく「巨額の建設費」と書いているが,例えば10年間で1兆円を支出して建設したとすると,その間の国家予算の累計は900兆円から1000兆円であり,0.1%程度しかないんだが.財政心配するのなら,クローズアップするところ間違ってますよ.(朝日新聞をはじめ,いくつかの新聞は数字に弱い傾向あり.)
地域の要望に応じ、新幹線をどんどん延ばせる時代ではないことを認識すべきだ。与党側には、夏の参院選で関西や北陸の有権者へのアピール材料になるとの思惑もあるようだが、「我田引鉄」などもってのほかだ。
高速道路や国道バイパスの話と混同してませんか? どんどんも伸びてないんですけど.件の区間は整備計画,つまり段取り済めば工事をしてもいいですよという状態で40年以上経過してしまっている区間なんですけどね.
ただ、新幹線建設費は原則として国民の税金でまかなわれる。国の借金が1千兆円を超す財政状況で、新規着工は努めて慎重に判断すべきだ。
新聞記事を何十年も書いていて,重要案件だと思うのなら,ちゃんと取材しましょう.少し前まで,この新聞社のwebサイトには,新幹線の建設費はJRが負担していると書いてありました(今は削除).現在は,公設民営ですので,一見,税金を大量に投入して建設………しているように見えますが,そんなことは財務省が許さないので,税金投入しているようなフリをして国庫への依存を最小限にするような工夫がされてましてね,知らないんでしょうね,取材してないから.
基本は,「国:地方=2:1」で建設して,完成後にJRがリース料を支払うというふうになっているんですが,負担者の項目を詳しく書くとこうなります.平成27年度事業費を例にしてみましょう.
(1)国(補助金):780億円
(2)既設新幹線の譲渡収入の一部:0億円
(3)借入金等(既設新幹線の譲渡収入の前倒し活用):0億円
(4)地方公共団体負担金:377億円
(5)貸付料等:468億円
このうち,「国:地方=2:1」の国扱い分にしているのが(1)〜(3)である.
さて,まずはわかりやすい部分から説明すると,「(5)貸付料等」とは,整備新幹線(東北新幹線の盛岡以北や九州新幹線など)の完成部分をJRに課すことで得られる収入であるので,税金ではなくて新幹線の利用者負担分である.なので「国民の税金」ではない.
次に「(4)地方公共団体負担金」については,ここの部分は税金である.地方負担分は交付財措置という国からの資金充当もあるが,いずれにせよ税金であることは確かである.
以下,段々とわかりにくくなってゆくが,次は「(2)既設新幹線の譲渡収入の一部」はこうである.国鉄時代に建設した新幹線(東海道.山陽,,東北,上越)は,JR発足後も国有資産のままであったため,これをJRが長期ローンで買い取った.ローン払いは2種に分けられて,そのうちの金額の大部分を占める部分は25年あまりのローンになっており,毎年JRが数千億円ずつ支払った.その支払いの大部分は旧国鉄債務の穴埋めに使われたが,毎年約700億円ほどが整備新幹線の建設費として使用された.つまり,国鉄時代の新幹線資産が形を変えたものだ.じゃぁ,国鉄時代の新幹線がどうやって建設されたかというと,これは税金ではなくて鉄道債券の発行とそれの償還つまり運賃収入が原資なので,つまりのところ,国鉄時代の利用者負担→初期の新幹線→JR買い取り→整備新幹線の資金という金の流れなので,実は利用者負担である.長期ローンは最近になって終了したので,今は0億円になっている.
「(3)借入金等(既設新幹線の譲渡収入の前倒し活用)」は,上の(2)を前借りするシステムのことなので,(2)そのものである.つまり,国鉄時代の利用者負担→…→整備新幹線の資金,つまり利用者負担である.
「(1)国(補助金)」は,一見,純粋な国費(税金)に見えるが,これにもカラクリがある.上の(2)の長期ローンであるが,25年あまりの分の他に,60年払いの分もあり,これが毎年約724億円になっている.つまり,780億円のうちの724億円は実は利用者負担である.色を付けてもらった56億円が純然たる国費であり,税金分である.国民1人あたり税金としての新幹線の建設費負担は50円くらい.
ちょっと前の道路投資が10年で50兆円とかいうのと比べると,文字通り桁違い(3桁くらい違う)なので,これを理解せずに記事を書いているとすると,朝日新聞は数字に弱いという結論に至る.少なくとも,ドヤ顔で書いてそうな「新幹線建設費は原則として国民の税金でまかなわれる」は正確ではないですね.
敦賀―新大阪間は特急で1時間15分ほどだ。新幹線にすれば30~40分短縮できそうだが、巨費に見合う効果といえるか。
十分ですけど…東京-名古屋間の所要時間を60分短縮するために,5兆円以上投資しようというプロジェクトもありますが,そこは叩かないのかい(新聞広告の出稿が無くなるかもしれないけど).
与党と地元には、「早期着工ありき」ではない議論を望みたい。そうでなければ、多くの国民の理解は得られまい。
昨今の新幹線の整備で,国民に新幹線の重要性がますます浸透してきてますが…お宅もそれを拾って記事書いてますやん.
新聞各紙には,「反対ありき」ではない議論を望みたい。そうでなければ,多くの国民の理解は得られまい。
Google先生が大量の情報を教えてくれる時代だ.新聞記事は正確な情報収集と分析による記事のクオリティが命.反対論陣張るのも結構だが,まずは基礎情報の収集と理解を.
#こんだけ新幹線に反対しているんだから,当然朝日新聞の社員は新幹線なんてクソな乗り物には断じて乗らないんだよねw
大阪空港から,「おいしい庄内空港」まで往復したわけだが…
往路:まず,ANAから搭乗日の朝にこういうメールが届く.
02月04日ANA397便
東京/羽田発 – 庄内着は
雪のため、運航に影響がないか15:10に天候状況の確認を行います。
結果は15:25頃までに決まり次第、メールおよびANAホームページにてご案内いたします。
次のご案内までお待ちください。
主に海外で搭乗便の欠航や大幅遅延による乗り継ぎ不良などに遭遇したことがあるので,実に心臓に悪い.「結果」がわかるのは大阪から羽田空港まで達した段階なので,とりあえず出発するしかない.
そして,羽田空港に着くなりこういうメールを受け取る.
02月04日ANA397便
東京/羽田発 – 庄内着は
庄内空港雪のため、天候状況を確認した結果、条件付きの運航となりました。
<結果>
庄内空港に着陸出来ない場合は東京/羽田空港に引き返す可能性がございます。あらかじめご了承ください。
あちゃぁ〜.「引き返す可能性」と言われても,他に手段があるわけでもないので,やはり乗らざるを得ない.そして実際,窓側席を確保して見ていると,着陸体制になっても地表が見えず,着陸の寸前になって地表が見えた.あのまま見えなければ着陸やり直して,それでもダメなら引き返したんだろうな.どうぞ,オーバーランしませんように.
復路:こういうメールが届く.
02月06日ANA398便
庄内12:50発 – 東京/羽田13:55着は
使用機到着遅れのため出発が遅れます。
<変更前>
庄内12:50発 – 東京/羽田13:55着
<変更後>
庄内13:15発 -東京/羽田14:20着
うーん.元々1時間以上の乗り継ぎ時間があるので,たぶん大丈夫だとは思うが,国際空港で乗り継ぎ先の長距離便に置いてけぼりを食らったことがあるので,やはり心臓に悪い.人間が乗り継げても,荷物が置いてけぼり,という目に遭ったこともある.
そして,約30分遅れで出発し,羽田空港にも約30分遅れで到着.その段階でのメールはこうだ.
02月06日ANA31便
東京/羽田15:00発 – 大阪/伊丹16:05着は
搭乗口を変更しました。
<新しい搭乗口>
63
出発時刻の10分前までに搭乗口63へお越しください。
まぁ,これは大したことはないか.急いでなんとか搭乗開始に間に合ったものの,この乗り継ぎ時間内に軽食でもとろうと思っていたのは断念.
お土地柄,雪国であるのはもちろん,強風地帯のようである.結果として,大阪-庄内間は概ね予定通りに発着できたわけだが,毎度毎度こんな心配しながら搭乗しなければならないというのも気の毒な話である.
現地の方の感覚では,地上の鉄道は,冬場はさらに信頼性が低いらしい.
うーん.
関西本線に乗っていると,大阪府と奈良県の府県境あたりで大和川を北側から南側へ,そして再び南側から北側へと横切る箇所がある.
二度も鉄橋を渡らなくても,そのままトンネルでも掘れば良いのに,と思うような箇所だ.
通称亀の瀬という地区である.
元々は鉄橋で二度も川を渡ることなく,大和川の北側(右岸)をトンネルで通過していたが,ここは有名な地滑り地帯であり,トンネルは地滑りとともに破壊されてしまった.
そんなわけで二度も川を渡って地滑り地帯を避けている.