久宝寺駅と放出駅というと,おおさか東線の乗換駅である.その久宝寺駅だが…
おおさか東線の電車が折り返すとともに…
関西本線(大和路線)の快速電車と普通電車の追い越し駅でもあり,ホームが忙しい.路線の起終点駅にしては設備が簡素であり,どちらかというと分岐駅の雰囲気である.
おおさか東線は現在は放出から新大阪(そしてウメキタ)へと工事中であり,日々工事が進行している.
久宝寺駅はいずれ起終点駅というよりは,「分岐駅」としてキタとミナミに電車を振り分ける駅になるんだろうか.
日本で,近郊路線ではない長距離列車の頭端式のホーム(Eの字形のホーム)というと……上野駅の地平ホームくらいなものか? 上野駅も今や常磐線特急くらいか…あっ,いやそう言えば上野東京ラインとかいう直通線が完成したので,上野駅の地平ホームも風前の灯火か.
一方,ご存じのようにヨーロッパの駅では頭端式ホームが標準である.重い荷物を持ってゴロゴロとやるには悪くない.
だが,これが乗車位置が頭端式ホームの頭の方ではなくて,はるか向こうの端っこのこともあったりする,そうすると,TGVやICEの2編成併結便なんかだったりすると,目的の車両までホーム上を300-400mということも,さほど珍しくない.
しかも,日本のように編成とホームが安定せず,乗車の10分くらい前になってからでないと乗車位置が決まらないので,電光掲示板にホームが示された後に移動することになり,上下移動は少ないが,水平移動が果てしない,ということも少なくない.
どっちもどっち.という話.
海外の駅ですぐに気がつくのは,電光掲示板の表示のさせ方の違いである.
日本の電光掲示板は,路線別に表示されるのが標準であり,場合によっては路線の乗り場が違うと全く列車の出発の存在に気がつかない.例えば東京駅で京葉線の出発時刻を知りたければ,京葉線の乗り場まで行かないとわからない.
ところが海外の駅では,あらゆる路線のあらゆる列車がすべて出発時刻順に示されていることがほとんどである.分かれていたとしても,せいぜい近郊列車と長距離列車に分けて表示しているだけであり,路線ごと,などということはあまりない.
まぁ,つまりアレだ.空港と同じスタイルなわけだ.
便利な点は,とにかく列車の出発ホームと時刻がわかること.不便な点は,大きな駅だと表示されている列車の本数が多いので,乗る路線が決まっている場合は探すのが大変なこと.
日本でも長距離列車はこのスタイルでも良いかも,と思うこともある.
よく北陸新幹線は東海道新幹線に乗り入れできない,という.
その理由は,東海道新幹線が過密だから,東海道新幹線と北陸新幹線のシステムをつなぐには費用がかかるから,だという.
でも,誰も当事者に聞かないのね.
東海道新幹線は片道いったい何本の列車を通す能力があって,今何本の列車がとっていて,どの区間に空きは何本分あるのですか?
とか,
東海道新幹線は何分ごとに列車が運転できて,今何本走っていて,何本分空いているのですか.
とか,
「東海道山陽新幹線」と「北陸新幹線」のシステムを接続するには何億円かかるのですか?
とか,
「東海道山陽新幹線」と「北陸新幹線」を米原で接続する場合のシステム改修費用と,京都駅で接続する場合のシステム改修費用と,新大阪駅でで接続する場合のシステム改修費用は,それぞれ何億円なんですか?
とか,
米原で接続するのが高くて東海道山陽新幹線と北陸新幹線を直通運転できないのなら,新大阪で東海道山陽新幹線と北陸新幹線を直通運転するのも費用が高くてできないんですよね.
とか.w
この試算によると福井-新大阪間が…
オリジナル小浜ルート173km,かがやき50分,はくたか61分
小浜京都経由ルート193km,かがやき55分,はくたか68分
…と書いてあるが,想像するに,概ねこういう計算かな?
のぞみ号の表定速度=515.4km÷150分=206.2km/h
ひかり号の表定速度=515.4km÷180分=171.8km/h
■オリジナル小浜ルート
173km÷206.2km/h=50.3分
173km÷171.8km/h=60.4分
■小浜京都経由ルート
193km÷206.2km/h=56.1分(+6分)
193km÷171.8km/h=67.4分(+7分)
当たらずとも遠からず,か?
(よくやる方式)
■舞鶴をまわったとすると,小浜-京都が概ね55km,小浜-舞鶴-京都が概ね125kmなので+70km.つまり福井-舞鶴-京都-新大阪は約263km.
263km÷206.2km/h=76.5分(+26分)
263km÷171.8km/h=91.8分(+31分)
現行のサンダーバードが106分なので,舞鶴まわると1.5兆円〜2.5兆円かけて15〜30分しか短縮できないことになる.やっぱり寄り道しすぎだな.
#西側の速達便は「きらめき」,各停便は「らいちょう」じゃないのか?
ここ何日間か,観光バスの事故が頻発…
…しているように見えるんだが,おそらく碓氷峠の15人の犠牲者を出した事故を受けてマスコミが事故を積極的に報道しているだけなんだろうと思う.
大事故があって,バス会社各社は体制を引き締めて運行している真っ最中だろうと思うので,普段はもっと多いんじゃないだろうか.
先般の事故の犠牲者を見ると,若い人が多い.つまりあまり移動に費用をかけられない客層だ.夜間移動すれば宿泊費も節約できる.
かつては夜行列車がたくさんあって,特急ではない便も結構あった.夜間列車を走らせるには費用がかかるという話はよく聞くが,夜行貨物列車が走っているような路線では,昼間走っている電車そのままでも良いので,できないことも無いんじゃないかとも思う.バスよりはかなり安全だ.
あるいは,夜遅めに新幹線を出発させて,途中のどこかで長時間停車させて夜明けとともに運行再開するという方式も,昔からよく言われているが,そろそろ実行に移してもいいんじゃないだろうか.
そりゃぁ,無理ですよセンセ.費用と手間が…保守が…という話が聞こえてくるのは承知だが,鉄道における夜間移動サービスの提供は,ちょっとは考えてもいいんじゃないだろうか.
鉄道会社はサービス内容を単純化して利益を効率よく得ること以外にも,様々なニーズに対して様々なサービスを提供することをもっと考えてもいいと思う.それも一つの社会的役割だ.