手入れの届いた芝がまぶしい.鹿児島の路面電車.ほぼ全線にわたって緑化軌道になっているようだ.ところが,南国特有の悩みがあるらしい.
これ.温かいので,草がよく育つらしい.
言われてみると,あちこちニョキニョキ生えている.
いちいち草取りしてるとたいへんだ.
そこで登場.芝刈り機,じゃなくて芝刈り電車.
厳密に言うと散水車が軌道芝刈り機を牽引しているようだ.このロータリーカッターで草刈り.
まぶしい芝を保つには,秘密兵器があった.
今年も欧州調査に行くわけだが,立ち寄り先がその後暴動現場になったり,テロ現場になったりすることも多くなっており,ちょっとビビってる.基本的には貧乏旅行の一種なので,必然的にそういう場所に近づくケースは少なからずある.
大学の事務方からも「行くか行かないかは先生の判断ですけど…云々」というような注意喚起とも『事務方として責任を果たした!』的証拠づくり的注意ともとれる連絡を受けているが,まぁ結局行かないわけにも行かないので,今年も行く.
今年の訪問都市はこんな感じ.ただし天候によっては近隣都市に急遽変更する可能性あり.
という,なるべくややこしい都市を避けたつもりだが,行程確定後にMünchenのショッピングセンターで銃乱射.
どうぞ,何事もありませんように.
今や世界的観光地の広島の宮島.駅に着いて…
船着き場に行こうとすると,地下に降りろという.
一応エレベータもあるが,目と鼻の先なんだから渡らせろよ,と思う.
地上に上がって,船着き場着.
歩行者を地下に降ろして,エンジンつきの自動車を地上にという発想は,日本独自の発想だ.観光地に来てまで自動車がぶんぶん走ってるのは見たくないぞ.
欧州なら間違いなく,車道を地下化して,歩行者は地上を歩かせる.こういった超有名観光地なら駅から船着き場までは歩行者専用になっていると思う.
「国道2号線は重要な幹線道路で…」という声が聞こえてきそうだが,自動車優先の交通政策は,そろそろ政策転換した方がいいぞ.
特にこういった観光地では外国からの旅行者が多く訪れるので,恥さらし状態だ.
小浜市街をしばし探索.
駅前広場の斜め左方向の商店街を進むと…
…そう言えば,そういう朝ドラあったけど,結構前だよねぇ.
さらに進むと,こういう施設が見えてきた.
うぅうん…なんか,雰囲気的に残念な感じが.手前のレトロな印象と,背後の近代的ビルのアンバランス.景観条例はあるのかなぁ?
西の方を見ると,一生懸命整備した痕跡がうかがい知れるが,ここも何となくちょっと残念な感じが…
時代を感じさせる店舗の雰囲気と,自動車交通処理を重視した立派な街路のアンバランスさが何とも.
景観の専門家ではないが,街路が広すぎの感じがする.
最近観光客でにぎわっている金沢では,こういった感じの商店街にかなりの人が流れ込んでいたが,ここは寂しい限り.
んんんんん…
リニア新幹線の「奈良市付近」の駅の位置については諸説あり,北は京田辺,城陽,祝園,生駒市高山,高の原,JR奈良,金魚で有名な大和郡山,そして南は天理.
地質調査をしていたという噂話から,奈良市内ならJR平城山駅付近という話もあるようで,確かにこの辺は東西方向に市街化されていない地区が広がる.丘陵地なので,地震に対してもやや有利である.
都市計画上の土地利用の方針である用途地域を見てみると,何とここは用途地域の指定対象外のようであり,風致地区(自然保護地区のようなもの)だ.しかも大半が第一種.高さ8mまでのようなので,高架橋は無理じゃないかな.切り土盛り土は2mまで.
さらによく見ると,この付近は古墳だらけである.古墳に印を付けてみると,こんな感じで,この東西方向に広がる緑のベルトの南半分は古墳を避けて線路や道路を敷くのは困難そうである.
北半分は古墳こそ無いようだが,奈良なので,単に現時点で古墳等の重要な文化財が発見されていないだけかもしれない.神社の裏山を調べてみると実は…だった,とか.
風致地区の件はクリアしたとしても,工事を始めると「歴史的発見」がいろいろとあるかも.(工事計画としては,「チャレンジャー」かも.)