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トラムでLA POSTE

La Posteというと,フランスの郵便である.鉄道がらみではTGVを使って郵便物の輸送をしていることで知られているが,ナンシーのゴムタイヤトラムに乗ると,こういう人が2人乗ってきた.
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La Posteと書かれた肩掛けカバンとともに,同じくLa Posteと書かれた,ベビーカーに似た,というかご高齢の方がよく持っている歩行器兼キャリーバッグの大型版を押して入ってきた.
しばらく乗車してから降りていった先には当然ながら郵便局があり,どうやら集配にトラムを利用しているようである.
IMG_6788その後,Rouenのトラムでも見かけたので,ここだけでは無いようである.

鉄道後進国ニッポン(やっぱり160KM/Hだったわ)

ドイツのローカル列車が160km/h運転で,フランスが150km/h運転だと書いたが,訂正.フランスも160km/h運転だったわ.
DijionとBesançonの間のローカル急行列車に乗車したが,往路のこういう車両も・・・
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復路のこういう車両も・・・
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両方とも160km/h運転してたわ.
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DijionからBesançon方面には,最近になってTGV用の高速新線が開業しているが,並行する在来線がほったらかしかというとそうでもないようで,改良工事がなされているようである.
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改良後とおぼしき軌道はこのような感じであるが,コンクリートまくら木+ロングレールはもちろんのこと,レールが太い.写真では分かりにくいが,日本の新幹線や首都圏の在来線なみ(60kg/m以上?)である.もちろん,上の写真のDijion-Dole間以外のDole-Besançon間も160km/h運転.
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日本って,新幹線以外の改良はヤル気無いよね.ましてや並行在来線を改良する気なんて,毛頭ないよね.
追伸:快速列車が200km/h運転している区間もあるらしい.

【祝】ブザンソンLRT開業(が,しかし)

2014年9月1日,ブザンソンLRT開業.めでたい.営業5日目,まっさらなLRT.
IMG_5977が,しかし・・・
まだいろいろと問題が解決できていないようで,SNCF駅から2号系統の終点まで行ってみようとしたら,途中で停止.車内放送のあと,一部の客が隣のバス停に移動.10分ほどして2度目の車内放送で全員降ろされた.
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理由は不明だが,このまま終点目指して帰ってこれなくなると困る.反対向きの中心街方面がやってきたので,それに飛び乗って中心街付近で降車.
以後,両方向ともなかなか電車が来なくなって,電停で皆さん困り顔の様子.まだ金取って営業できるレベルには達していない模様.
(そういえば,3年くらい前に開業後あまり間が経っていないReimsに行ったときも,途中で降ろされたっけなぁ.)
トランジットモールの様子を調べに行ったが,肝心の電車が来ないので早期退却.

鉄道後進国ニッポン(フランスのディーゼル急行も150KM/H)

ICEもTGVも提供されていない独仏の主要地方都市はケムニッツとクレルモンフェランとオルレアンのようだが,ケムニッツについては160km/h運転のディーゼル急行が走っていることを確認している.
今回はフランスのクレルモンフェランである.リヨンからは,本数は少ないがこういう列車が走っている.
IMG_59053両連節×2のボンバルディア製ディーゼルカーで,TERという地域急行である.「急行」であるが,そもそも途中は農地ばかりで,しかも小駅の多くは廃駅になってしまっているようで,都市内交通を除くと実質的には最低位の列車である.
その列車の最高速度はこんなもの.
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標準的には120-130km/hくらいで運転されている.線路も一部の短絡線等を除いて複線化されている.TGVが無くても,そこそこのサービスは提供されているわけである.
パリ方面については,機関車牽引のこういう列車が運転されており,こっちは乗車していないが,ローカルディーゼル急行よりはサービス水準が高いことは推して知るべし,というところであろうか.(表定速度で,120km/hくらいなので,新幹線こだま号レベルのサービス水準)
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レールだらけ(モントリオールの地下鉄編)

パリ市の地下鉄も同じシステムなのだが,フランスの「離れ」であるカナダのケベック州モントリオールの変な地下鉄のお話し.
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クルマ社会のカナダであるが,トロントと並んで,モントリオールも都市公共交通が機能している.今回のお話しは,そのうちの地下鉄.いわゆるゴムタイヤ式であり,加減速はなかなかのものである.乗り心地はバスに近い感じもするがゆらゆらとしており,好みの分かれる乗り心地である.
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この地下鉄のゴムタイヤは主に加減速用のようであり走行路にはゴムタイヤの踏みしめる平面が存在する.それとは別に,荷重を支えたり進行方向を案内するのは従来式の左右二本のレールになっているようで,この2本のレールも存在する.さらに,電力供給用のレールもあり,結果として,その走行路はこんな感じになる.結構複雑な線路である.
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WEST COAST EXPRESS

Go Trainのような都市圏通勤輸送サービスは北米では割とよく見かけることがあり,カナダの西海岸バンクーバーにもWest Coast Expressというサービスがある.
使われている車両の仕組みもサービス内容もほぼ同じで,2階建て制御付き客車+片側の機関車で運行され,朝夕それぞれ通勤客の便利な方向の一方通行である.それ以外の時間帯はバスなどの都市交通が代替交通になっている.
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鉄道後進国ニッポン(長距離列車の「車内食」)

北米にせよ,欧州にせよ,長距離列車に供食サービスはつきものである.この点では日本の新幹線はTGVやICEほか数々の長距離列車に負けている.駅弁があるって・・・? やはり弁当と温かいちゃんとした食事は違う.コンビニ弁当があれば街の定食屋は絶滅かというとそうでは無い.
例えば,北米西海岸の長距離列車.シアトル→バンクーバーのAmtrak.
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ちゃんと食堂車が付いている.
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食堂車の内部.
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出てくる食事自体は,豪華,というわけではないが,航空便の機内食と同程度かそれ以上のものは出てくる.Amtrak0326-046
乗降の激しい新幹線では難しいという意見があるかもしれないが,この手のサービスはちょこちょこと停まるドイツのICEでもある.(しかも,1等なら座席まで持ってきてくれる)

5扉車?6扉車??いえいえ・・・

東京の通勤鉄道や地下鉄には、時々ドアだらけの電車がやってくる。ラッシュ時の乗降時間を短縮するためだが、その分、車内の座席が少なかったりする。
英国にも(ちょっと前まで)ドアだらけの電車があった。今はもうないらしい。下の写真の電車がそうで、クロスシートというかほとんどコンパートメントのような配置になっている座席の各ボックスごとにドアがある。席に座って向かいの席との間の窓の部分がドアになっている。ドアには注意書きがあり、走行中開けるな、と。開けたら列車が止まるぞ、とも書いてある。
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車内はこんな感じ.
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大昔の馬車のコーチ(客室)の延長だろうな。今から15年くらい前のお話。

軌間可変電車(FGT)の台車のお話し

GCT (= Gauge Changeable Train)というか,FGT (Free Gauge Train) というか,新幹線の広めの軌道と在来線の狭めの軌道を直通運転できる電車の開発が始まって,かなり経過した.
乗ったことはないのだが,実物の初代試験車両はある鉄道車両製造工場で見かけたことがある.写真は…許可が下りなかったので,無い.最新型の試験車両についても,台車だけは別の鉄道車両製造工場で見かけたが,やはり写真は…許可が下りなかったので,無い.
さて,この軌間可変電車であるが,スペインでは営業用車両として走っているにもかかわらず,日本ではなかなか営業車として登場しないのは,1つにはスペインの場合は広軌(1668mm)と標準軌(1435mm)であるのに対し,日本の場合は標準軌(1435mm)と狭軌(1067mm)であり,サイズが小さくて実現しにくいことと,もう一つは日本の軌道,特に在来線の軌道があまり重い電車が高速運転することに耐えられないからであるようだ.
試験車が試運転した路線では,日々の軌道の保守が面倒で・・・という話はネットの噂話かと思っていたら,かなり信頼できる筋からも同じ話を聞いたので,やはり本当のようである.(逆に,重量級高速貨物列車が多数走っている路線なら,さほど問題ないということか?)
ところで,台車が重いとか軽いとかいうお話しでは,最近,こんな製品が開発されつつあるようだ.
まだ営業車を使っての試験段階のようだが,熊本電鉄の電車が履いている川崎重工性のefWINGという台車は炭素繊維強化プラスチック製で,軽いらしい.素人の浅はかな考えでは,この軽い素材と構造が,例の重くて困っている台車に応用されるようになれば,「日々の軌道の保守が面倒で」という軌間可変電車の欠点が克服されるのかなぁと.
新幹線で製品化するには大変かもしれないので,まずは都市鉄道の軌間可変台車にして,近鉄の京都駅から吉野行きとか,阪急電車を関空まで乗り入れるとかやってみるといいかも.

武豊線電化工事中(ぱっと見,ほとんど終了)

武豊(たけとよ)線は,東海道線の愛知県下の大府駅から分岐し,知多半島の武豊までの20km弱の路線.中部国際空港開港時にはアクセス線にしようかという話もあったが,延伸が必要だったため,お流れ.
上に「大府駅から分岐し」と書いたが,これは正確な表現では無い.実は名古屋近辺の東海道本線を建設する際,知多半島に資材を陸揚げして武豊線で運搬したので,東海道本線よりも先に建設されたという歴史のある路線である.したがって,「大府駅から分岐し」たのではなくて,武豊から北に延びる線路の途中にあった大府駅に東から来た路線が接続されたといった方が実態に近い.
さて,大府駅停車中の列車であるが,左右どちらが武豊線だろうか?
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正解は,右が電車で左が汽車である.つまり,左が武豊線の列車.どう見ても両者の区別が付かない.近年沿線の住宅等の開発が進み,名古屋までの直通客が増えたので都市近郊線として電化することになった模様.
電化開業は2015年春らしいが,すでに大府駅を出ると架線が張られている.
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信号機にも電車の電力用の電流と信号機用の電流を分けて通すための装置が付けられている.(でも,自動信号化はしないように見える)
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全線30分あまりなので,15分毎に列車交換する.
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架線は上側に電力供給を兼ねた太い線,下がパンタグラフと擦れ合う細い線.最近,首都圏や近畿圏で時折見かけるようになったタイプである.
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変電所も設置されており,架線と結線されている.もうすぐ試運転始まるかな?
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