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LRVの運転席のボタン考察

ルマンのLRVの運転席のボタンを観察してみよう.

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見える範囲では,左上と右側だな.

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まずは左上.速度計は80km/hまで目盛りがあるが,70km/h以上はレッドゾーンのようなので,70km/hまでが常用域か?その左のレバーは前照灯のハイビームとロービームの切り替え用のようだ.

オレンジ色のボタンのうち,下のボタンは○に()が付いていて,制輪子のように見えるので非常ブレーキか? △は自動車のハザードランプにも付いている記号だ.

上の「V!」は何だろ? 電気関係っぽいがよくわからない.だが,下のボタンが非常制動で「当たり」ならこっちも同種のボタンだろう.とすると「電源断」か?

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さて,今度は右側である.こっちはボタンだらけだ.

右上はわかりやすい.信号機マーク付きなので,優先信号を作動させるボタンだな.その左側とさらに左側は分岐器の左右を決めるためのボタンだろう.

二段目にゆく.右側の白いボタンは何か文字が書いてあるが,読めないので昨日不明.そん左側のオレンジ色のボタンは,ドアっぽいイラストに内向きの矢印なので,ドア閉だな.その左の赤いボタンは指で隠れていて見えない.ずっと左の白い「i」のボタンは何だろう.車内アナウンス関係か?

三段目だ.オレンジ色の右向き矢印は方向指示器ランプか? その左の緑色のボタンはドアの図で外向き矢印なのでドア開か? その左は手で隠れて見えないが,赤いハザードマークのボタンが見えるので自動車のハザードランプと同じ機能かな.

一番下,手元付近のオレンジ色のボタンは再びドアの図だが,今度は閉まった状態の図だ.左右のドアの接触部上方に何か矢印のようなものが描かれている.ドア関係で残る機能と言えば,ドアのロックか? 欧州のLRVのドアは,客がドアのところでボタンを押せば開けることができるが,出発準備ができるとそのボタンが無効になる.その操作用のボタンだろうか.

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液晶パネルにもいろいろ書かれているが,これの解読はまた後日.

LRTには大学生

ル・マンはTGVでパリから1時間ほど.

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24時間自動車レースで有名な都市だ.

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ここもLRTの終点が大学に設定されており…

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電停から大学生がたんまり乗ってくる.

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端っこからたんまり乗ってくるので,車内はずっと大入り.

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まぁ,そういうわけなので,ここでもカメラを電車に向けていると…

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…撮ったはええけど,どないせえちゅうねん.

ナゾの駅名@パリのメトロ

以前から不思議に思っているパリの地下鉄の駅がある.メトロ6号線にある駅で,ベルシー駅の近くにこういう地下鉄駅がある.

その名も…

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…何が不思議かわからないって?

じゃぁ,Googleの自動翻訳で,フランス語→英語に変換してみよう.

「Quai de la Gare」→「Station’s platform」

日本語に直接変換しても意味不明なので.まずは英語だ.

次に,これを英語→日本語に変換してみよう.

「Station’s platform」→「駅のプラットフォーム」

つまり,地下鉄「駅のプラットフォーム」駅なのだ.じゃぁ,この地下鉄駅のホームは,「Quai de Quai de la Gare」なのか?という点は不明.

そんだけ.

#「Quai」は「ホーム」の他にも「川岸」と言う意味もあるらしい.「川岸駅」の模様.

ナントの乗換拠点

よく,LRTを紹介する際には「電車とバスが同じ平面内で乗り換えられます」みたいな写真を示すことが多い.

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確かにそういう構造の拠点は多いのだが,もっと引きの構図で撮ってみると…駐車場併設だったりする.

交通拠点なので,自動車との乗り換えも当然,という発想かな.

ストラスブールの「鉄の男広場」も円形モニュメントのある広場の地下は駐車場だね.

(しつこいですが)ラスト・ワン・ステップ

何度も同じ話ですいません.(大事な話なので)

フランスのナントの路面電車.低床電車のパイオニア的電車であり,今や古い部類になりつつある.

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電車の床は低くなっており,ホームとの間には上下方向の段差はない.だが,隙間はある.そこで…

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可動式の板を出して,隙間を埋める.これなら車イスの一人移動でも問題なし.介助者なしでもOK.気軽なまちなか移動の実現!

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横から見ると,こんな感じ.

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日本では,交通バリアフリーが注目されるようになって早15年.街の中はバリアフリーになり,段差が少なくなってきて,ホームまでは楽々移動.

ところが電車に乗り込む際に最後の一段が待っており,駅員を呼ばないと一人では何ともならない.

心のバリアフリーはなかなか解消しない.解消したのは大阪モノレールくらいか?(結構実現は大変だったらしいが)

なお,ナントの最新式電車はもうちょっと進歩しているようであり…

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わざわざ板を出さなくても隙間が極小になるように車両設計がされている模様.

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横から見るとこんな感じ.

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日本はというと,LRTについてはもはや周回遅れの状態で残念だが,ラストワンステップの方は存在が日本でも認識されてきたようで,車両とホームの間の隙間や段差を最小化すべく,軌道やホームの調整をする鉄道会社が徐々に増えてきている模様.

 

マクラギはレールの下にあればいいわけです

軌道の構造としては,レールの下にマクラギがあり,レールからの荷重を道床に伝えるとともに,左右のレールの間隔を保つわけだ.

じゃぁ,左右の間隔が別の方法で保てれば,荷重を伝える機能だけあればいいということになるわけで,そうすると…

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まぁ,別に長手方向に敷設されていてもいいワケで,ハシゴ状で無くてもいいワケで.フランスのボルドーからナントに向かう路線の鉄橋.

どこかで見たなと思ったら,これと基本的に同じだな.明治村に保存されている六郷川鉄橋.

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ただ,この六郷川鉄橋の方はマクラギの下に何も無いので荷重分散になってないかも.

 

車両基地

LRTの路線図に載っていない線路が分岐しているのを発見!

これは,もしかして…

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向こうから来た電車の表示は「SANS VOYAGEURS」,英語風に書くと「Without Passanger」,つまり回送.いよいよ怪しい.

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陸橋は2車線道路に無理矢理軌道を敷設したような妙な構造.

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その先に,あったあった.車両基地.

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トラムがいっぱい.

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一般人が入れるのはここまで.なかなか車両基地って入れないんだよねぇ.(…と言いながら,ふと気がつくと入れてもらった車両基地は結構あったりして.)

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架線がないとやっぱりスッキリ

歴史的景観地区でLRTの架線集電をやめて,バッテリー駆動や地表集電を採用している例はあるが,こんな場所でも架線がないとスッキリする.

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橋の上.

日本でも,橋の上まで電線が通っているところは少なく,架線を使わないと河川景観も向上する,という例.

再びトイレの話

再びトイレのお話.街歩きにトイレは重要であり,LRTシステムの整備にあたって意外と触れられることが少ないけど,実際によく合わせて整備されている設備でもある.

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有料の場合が多いが,珍しくここは無料.ただし,時間制限有り.ボタンを押して開けると,こんな感じ.

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便器に便座がなく,小はともかく,大や女性はどうするの,という設備.便座の上にあるのはトイレットペーパーのようだが,これをシートカバーとして使うのか?

手洗い設備もあり.概ね列車のトイレレベルの設備.

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LRTでよく見る意外な設備

それは「警報器」.

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日本の踏切のように「カンカンカン」とは鳴らないが,トラムが近づくと一つ目のランプが赤く点滅する.

フランスの他に,ドイツやスウェーデンでも見たことアリ.

何でもかんでも「LRT=トランジットモール」ではなくて,要はTPOということ.危ないと思えば警報器も付けるし,大丈夫だと思えば混合交通にもするということ.