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日本のガソリンは高いと言うが…

日本のガソリンは高いと言うが…それは北米に比べてということである.これを見てもそう言えるだろうか.

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ユーロ標記なので,上から順に140円/€で換算すると…

  • 軽油   :159円/ℓ
  • バイオ燃料:187円/ℓ
  • レギュラー:190円/ℓ
  • ハイオク :201円/ℓ

原油の元値自体は欧州も日本も変わらないはず(むしろ日本の方が高値のものを買わされている可能性も…)なので,この差は税金であろう.この税金が環境対策や公共交通の拡充および維持にまわっている,ということなのであろう.

これを見ても日本のガソリンは高い?

#写真は,ドイツのKarlsruheの2015年9/10の価格.

フランスの快速列車200km/h運転だったゎ

以前,フランスのローカル列車は速いという話をしたが,訂正.もっと速かった.

今回乗車の列車は,アルザス地方のMulhouseからStrasbourgまでのTERという地域急行列車である.急行列車というと優等列車のように聞こえるが,その下の格が無いので普通列車である.本当の急行や特急はEuroCityとか,Intercitésとか,有名どころはTGVと名乗っているので,TERは日本の感覚では快速列車である.

このTER,ピンからキリまであり,キリは40km/h運転レベルのものから,今回のようなものまで千差万別.

じゃぁ,ピンのTERはというと,こんな感じ.

IMG_3750この機関車を見て「ははーん」と思ったあなたはSNCFに詳しいはず.快速列車のはずが,走り始めるとまずは160km/h運転.しばらくして本気を出すと,こんな感じ.

IMG_3555日本の快速電車って,何km/h運転だったっけ? もうちっと底上げしてもいいんじゃないの,と思う今日この頃.

 

 

日本国有鉄道の運転士

アウトな話のついでである.今は違うので念のため,

かつて紀勢線に電車が走る前の話である.大半の普通列車はディーゼルカーで運転されており,普通列車の最高速度は実質せいぜい60km/hくらい.ほとんど40km/h台くらいで走っていた.

運転席は今のようにガラス張りではなく,客室との間の窓には四六時中遮光幕が下ろされていた.トンネルがなくても,昼間でも.

運転士が何をしているのかは,客室からは全く見えないが,隙間からのぞくとわずかに見える.ある運転士は週刊の漫画本を運転席に持ち込み,それを見ながらの運転.またある運転士は足を運転台に放り投げながらの運転であった.ま,アウトだな.

 

駅に到着すると,今よりもはるかに素早くドアが開いた.たぶん安全確認なんぞはせずに,あらかじめスイッチを開にしておき,速度が低下して安全装置が外れると同時に開いていたんだと思う.出発時も瞬時に加速開始.これも,たぶん安全確認なんぞはせずに加速してたんだと思う.

再度念を押すが,今は違うので念のため,

#更新は夜に戻しました.

きのくに線(紀勢線)の崖崩れの思い出

大雨が原因できのくに線こと紀勢線が止まっているようだ.箕島-御坊間が不通らしいが,そういえばガキのころ,家の近所の崖が崩れて3ヶ月くらいバス代行になってたっけ.

ここですね.

放課後に復旧現場を見物に行き,そのまま線路の上を歩いた記憶が…


それから数年後,こっちでは崖が崩れたところに新宮行きの夜行便が突っ込んで脱線したっけ.

ここですね.

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昭和30年代に全通して以降,一部区間を除いてそのままなので,昔から災害に弱いのが泣き所. 国道は年々改良されてバイパスも建設されるが,こっちについては抜本的対策は成されていない.

欧州では線路インフラの整備は国や地域の仕事,運営は事業者の仕事になっているが,日本では独立採算の美名の下,放置されているのが現状である.

路面区間の大型電車

今は福井の路面電車というと,低床式連節車体のFUKURAMというのが走っているが,ちょっと前までは路面区間なのにこういった大型車体の電車が走っていた.

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名鉄の岐阜市内の路面電車が廃止になった後は,それを導入して低床化が実現されたのだが,低床化後も朝夕を中心に大型電車が走っていた.その理由は,朝夕は利用客が多くて運びきれないことと,もう一つは大型電車のボディに描かれた広告を路上で披露することにあったらしい.

上の写真は大型車だがボディー広告の無いきれいな電車.

シンプルな架線

「シンプルカテナリー」のことではありません.

和歌山と奈良県の王寺を結んでいる和歌山線.私が子どものころに電化して以降,ほとんど何の変化もない.昔は赤い客車が走っていたり,誰が乗るのかわからないような遅い急行列車が走っていた.

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電化したのが国鉄末期の金がない時期だったので,上空の架線がかなりシンプルであり,昔の地方ローカル私鉄の設備みたいだ.(ちょっと違うけど)

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この架線の泣き所は,電線が一本なので自重で真ん中が垂れ下がること.それから,上の写真のような吊っている箇所で(見た目ではあんまり気付かないが)電線が急に曲がっていて,離線や断線の原因になりやすいこと.このシンプルな架線でも,電力供給用の太い電線はどうせ必要なので,ならばそれを活用してしまえ,というのが昨今よく見かける架線かな.

IMG_3789これは武豊線のもの.手前側がそれ.

「新幹線」とローカル列車がシェア

お客さんが乗り降りして…

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「新幹線」が出発.

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そして直後に,反対向きのローカル列車も出発.

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今さっき「新幹線」が走ってきた線路を反対向きに走って行く.

IMG_1770線路が一本だとダイヤ作成が面倒そうだね.

新発田→新津

羽越本線というと,新津と秋田を結ぶ路線で,北陸本線や信越線の一部,奥羽本線とともに日本海縦貫線を構成する路線である.つまり,日本海側の大幹線…だと思って乗ろうとしたら,こういう列車だった.えっ?!

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電化されているのに,ディーゼルカー.しかも2両だけである.途中駅は構内配線がずいぶん簡略化されてしまっており,もはや駅というよりは停留所である.

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新発田と新津の間というと,新潟を中心にして見ると環状方向になる.なので,客が少ない,ということか.それにしても,あまりにも痛々しい雰囲気であった.

CALTRAIN

Caltrainという鉄道線がある.Calforniaの列車なので,そう呼ぶのだろう.

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ガラス張りの駅は頭端式のホームを持っており,各入り口には出発時刻と列車種別を示す色印つきのプレートが出ている.面白い光景だが,これだけしか列車が出発していないということでもある.

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列車はフルダブルデッカーで,向こう側に機関車が付く.一番手前は運転席付きの制御客車である.

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とにかく背が高く,日本では建築限界にすぐに引っかかりそうなレベルである.貨物列車でコンテナを発てに2つ積み上げるような国なのでできるワザである.バリアフリーのことはほとんど何も考えていなさそう.

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ピンキィーな電車

一畑電車には,ウッディーな電車があるとともに,ピンキィーな電車もある.

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なんか,ゆるーい感じである.

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内装も全部ピンク色である.床にはあみだくじが描かれており,向かいにのシートに座った人と右へ左へたどった末に結ばれるということか?

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ご縁の国,ということで,この電車は出雲市駅から出雲大社への直行電車である.

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10月は神無月,ただし,出雲国では神在月.いろいろお願いしに行くなら10月中が吉かも.なお,デートスポットの日御碕はクルマが無いと行きにくし.