「四国に新幹線って要りますぅ??」って言う人がいる.大都市部在住の人が多い.
四国4県で人口は約363万人.結構大成功の北陸新幹線沿線の北陸3県の人口は約284万人.
つまり「四国 > 北陸3県」.
北陸新幹線沿線には,新潟県の南西の端っこや長野県の北東部も含まれているので,足してみる.新潟県の南西部の人口は約24万人.長野県の北東部の人口は約75万人.ついでに安中市も入れて,合計約389万人.
ようやく「四国 < 北陸新幹線沿線」になった.
ところが,北陸新幹線の敦賀-高崎間は約471kmであるのに対し,瀬戸大橋を渡って四国各県に伸ばす構想の「四国の新幹線」の延長は302km.
つまり,「四国の新幹線」の沿線人口は,1kmあたり1.20万人であるのに対し,建設済みの北陸新幹線の沿線人口は1kmあたり0.83万人にすぎない.
1kmあたり沿線人口は「四国の新幹線 > 北陸新幹線」
つまり「四国に新幹線って要りますぅ?」って言う人は固定観念に毒されている.
#四国の新幹線は,高知県南部とか徳島県の吉野川沿いとかカバーしてないぞ,という人は,自分で詳しく計算してみよう.