米国だに・すら・さえ優先信号

米国の街路に併設されたLRT路線.普段は信号機が「−」になっていて,赤相当の表示.

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電車が通過するのにあわせて「|」に変わり,青相当の進行になる.

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かくして,米国ですらLRTの優先信号が導入され,信号で停止することなくLRTは走り去って行く.もちろん,日本のPTPSのようなマイルドさはなく,かなり「ストロング」である.

米国だに・すら・さえパーク&ライド

クルマ社会の権化,米国でさえ,LRTが導入され,そして,郊外の駅にはこういった設備がある.

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駐車場である.ここに車を駐めて,市街地へは電車でね,ということ.

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米国でさえそうなのに,どうしてできない日本のLRT.

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米国だに・すら・さえ都市の水平エレベータ

高層ビルにはエレベータはつきもの.階段ではとても昇れない.だからといって,エレベータに乗る際にいちいち料金を取るなんて話は聞いたことがない.(除く,観光用展望台行き)

じゃぁ,都市の市街地はどうだという話.移動に手間がかかるなら,市街地の装置としてLRTを導入してタダで移動者を乗せてしまえという話.実際にやっている都市はいくつかあり,米国ポートランドはその一つだった.

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中心街をクルクルと回る路線は原則無料で乗降できた.「原則」というのは,厳密には路線の一部が有料区間で,大半は無料区間だったということ.

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大学の構内にも乗り入れており,この写真は有名な構図.

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一部有料区間があったので,券売機が車内にあったが,当時は誰もチケットを買っている気配がない.

DSCN4526それが影響したのかどうだかわからないが,現在は有料化されるとともに,路線網がさらに広がっている模様.

「新幹線」とローカル列車がシェア

お客さんが乗り降りして…

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「新幹線」が出発.

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そして直後に,反対向きのローカル列車も出発.

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今さっき「新幹線」が走ってきた線路を反対向きに走って行く.

IMG_1770線路が一本だとダイヤ作成が面倒そうだね.

橋脚への衝突防止ガード

日本ではあまりこういう線路設備は見かけない.米国ポートランドのLRT路線の線路である.

DSCN3948道路橋の下をくぐる部分の線路に,橋脚方向に脱線した列車が向かわないようにガードレールが付いている.右側の貨物線(Union Pacific ?)の線路にも奧の陸橋の下をくぐる部分にガードレールが付いている.

日本では急曲線や鉄橋くらいでしか見かけないが,所変われば何とやら.北米では脱線が多いから,ということだろうか.なお,少し手前から盛大に脱線すれば,橋の下だけガードが付いていても橋脚に激突するんじゃ無いかと思うのだが,細かいことは気にしてはいけないのかもしれない.

新発田→新津

羽越本線というと,新津と秋田を結ぶ路線で,北陸本線や信越線の一部,奥羽本線とともに日本海縦貫線を構成する路線である.つまり,日本海側の大幹線…だと思って乗ろうとしたら,こういう列車だった.えっ?!

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電化されているのに,ディーゼルカー.しかも2両だけである.途中駅は構内配線がずいぶん簡略化されてしまっており,もはや駅というよりは停留所である.

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新発田と新津の間というと,新潟を中心にして見ると環状方向になる.なので,客が少ない,ということか.それにしても,あまりにも痛々しい雰囲気であった.

福島→米沢

山形新幹線に久しぶりに乗ってみた.

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そして,福島駅を過ぎて…

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お,遅い…電車そのものは「がんばればできる子」なのに.線路が厳しいと,電車がいくら性能が良くても宝の持ち腐れ状態のようである.

ラウンドアバウト

日本では「ロータリー」と呼ばれていることが多いが,優先権の考え方の違いからロータリーとラウンドアバウトは異なるそうである.詳しくは,別サイトを見ていただいた方が正確な情報が得られる.

DSCN5173さて,このラウンドアバウトであるが,最近日本で導入された箇所については早速「渋滞ガー」ということになっていたかと思う.だが,そもそも論として欧州でラウンドアバウトをよく見かけるのは,わざわざ交通量が少ない田舎道で信号機を維持してゆくのは経費がもったいないとか,交通量が少ないのをいいことに田舎道をぶっ飛ばす自動車があるので,ラウンドアバウトで強制的に速度を落とさせるとか,そういった目的ではなかったかとおもう.

そういう点では,ラウンドアバウトの設置箇所は,日本ではもっと田舎の方が良かったのかもしれない.

なお,日本初の本格的「ロータリー」は北海道の旭川になるそうであるが,その設置目的は「ロータリーはやっぱりダメだな」という結論を導き出すためだとか何とか(という噂がある).

乗車前の手荷物検査

日本では無いが,かつて列車テロのあったスペインでは,高速列車のAVEに乗る前には手荷物検査がある.X線検査装置をくぐらせるわけである.

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ただ,航空機と同じだけの念の入れ具合かというとそうでも無くて,航空なら絶対に持ち込ませてくれないペットボトル入りの液体は特に問題なく持ち込み可.ついでに言うと,列車の出発が迫ってきても列が捌けそうにないことがわかってくると「行け」と,スルーになることもしばしば.

…ということなので,手荷物検査さえすれば新幹線の安全が確保できるかというと,それだけではおぼつかない可能性あり.