構内配線がお好きな人には,例えば近鉄大和西大寺とか阪神尼崎とかが気になるんじゃ無いかと思うのだが,例えばスイスに行くとこういう風景も見られる.
分岐そのものは割と単純だが…どうですかね.
高層ビルにはエレベータはつきもの.階段ではとても昇れない.だからといって,エレベータに乗る際にいちいち料金を取るなんて話は聞いたことがない.(除く,観光用展望台行き)
じゃぁ,都市の市街地はどうだという話.移動に手間がかかるなら,市街地の装置としてLRTを導入してタダで移動者を乗せてしまえという話.実際にやっている都市はいくつかあり,米国ポートランドはその一つだった.
中心街をクルクルと回る路線は原則無料で乗降できた.「原則」というのは,厳密には路線の一部が有料区間で,大半は無料区間だったということ.
大学の構内にも乗り入れており,この写真は有名な構図.
一部有料区間があったので,券売機が車内にあったが,当時は誰もチケットを買っている気配がない.
日本ではあまりこういう線路設備は見かけない.米国ポートランドのLRT路線の線路である.
道路橋の下をくぐる部分の線路に,橋脚方向に脱線した列車が向かわないようにガードレールが付いている.右側の貨物線(Union Pacific ?)の線路にも奧の陸橋の下をくぐる部分にガードレールが付いている.
日本では急曲線や鉄橋くらいでしか見かけないが,所変われば何とやら.北米では脱線が多いから,ということだろうか.なお,少し手前から盛大に脱線すれば,橋の下だけガードが付いていても橋脚に激突するんじゃ無いかと思うのだが,細かいことは気にしてはいけないのかもしれない.
日本では「ロータリー」と呼ばれていることが多いが,優先権の考え方の違いからロータリーとラウンドアバウトは異なるそうである.詳しくは,別サイトを見ていただいた方が正確な情報が得られる.
さて,このラウンドアバウトであるが,最近日本で導入された箇所については早速「渋滞ガー」ということになっていたかと思う.だが,そもそも論として欧州でラウンドアバウトをよく見かけるのは,わざわざ交通量が少ない田舎道で信号機を維持してゆくのは経費がもったいないとか,交通量が少ないのをいいことに田舎道をぶっ飛ばす自動車があるので,ラウンドアバウトで強制的に速度を落とさせるとか,そういった目的ではなかったかとおもう.
そういう点では,ラウンドアバウトの設置箇所は,日本ではもっと田舎の方が良かったのかもしれない.
なお,日本初の本格的「ロータリー」は北海道の旭川になるそうであるが,その設置目的は「ロータリーはやっぱりダメだな」という結論を導き出すためだとか何とか(という噂がある).