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日本の区画整理に曳家というのがありますがドイツでは…

「質より量」と言い切ってしまうドイツのカールスルーエのトラム.さすがに量が多すぎてトラムの渋滞が問題になり,地下化することになった.この光景ももうすぐ見納めになる.

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市内中心街は工事のまっただ中で,日本の土地区画整理なら曳家という方法で建物を移動させますが,ここドイツでは…

IMG_4194おおおおぉぉ…すごいことやってる.カナダで小さな家をトラックで運んでいるのは見たことがあるが,クレーンだ.ん?

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なんだ,これは??? 家に根っこが…

この工事現場の角を曲がったところには…ん?

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どうやら,殺風景になりがちな工事を楽しくやり過ごしてもらえる工夫,アートのようである.

日本の工事現場も昨今は「○○の工事をしています」という看板を掲げたり,遮壁の一部を透明にしたりしている努力をしているが,こういった工夫もありなのかもしれない.

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夜には明かりも灯ります.

フランスの鉄道博物館の収蔵物(ネタ編)

フランスの鉄道博物館,数々の記念すべき車両が収蔵されているが,中には方向を誤ったのではないかと思われる試作品的なものも存在する.

まずは,これ.方向を誤った,というよりは,当時の時代のニーズをそのまま反映した貨車である.何を運んでいたかは一目瞭然.ヒントは「フランス」である.

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次は,このモダンな車両である.その名も「Autorail」.

IMG_4054要するに単行運転用の気動車なのだが,前面の運転席に見える部分は実は客席であり,運転席は車両中央の天井の出っ張りの部分,艦橋のような部分である.前後ともこの位置から運転するようだ.客室の天井が異様に低い.

そして話のタネの一番はこの客車.

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まるで日本の町屋に車輪を付けたような車両である.TGV Duplexの祖先か?

1階が二等車,2階が三等車であり,三等に出入りするにはデッキの階段を二階まで上って車端のドアから入る.

 

フランスの鉄道博物館の収蔵物(スピードトライアル編)

ミュールーズの鉄道博物館には,こんな機関車も収蔵されている.

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なんだ,緑色の古い機関車じゃないか,と思うことなかれ.この記念プレートが目に入らぬか.

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そう,長らく通常型の鉄道のスピード記録を持っていた機関車である.新幹線よりも速かった.ただし,走った後の線路や架線の設備はズタズタで使い物にならなかったらしいが,とにもかくにも世界記録ホルダーであった.

フライブルクにもあった変な電車

バーゼルのExtra Wagenとか,チューリヒのSHUSHI TRAMとか,変わったトラムは時々見かけるが,ドイツのフライブルクでも見かけた.

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その名もParty Wagen.気がついてからカメラを構えたので,後ろ姿になってしまったが,低床式電車が多い中,旧式中の旧式なので一目瞭然.

IMG_3522ま,ビール電車とか,お座敷列車の乗りやね.

 

フランスあるある(その4)

フランスあるあるシリーズの最新版である.旧版はこちら(その1)(その2)(その3

  • 入国管理の列が長いと,「はーい,日本人はこちら」と言って,なぜかEU住民の窓口へ誘導される.滞在期間もどこに行くのかも聞かずに判子を押してくれる.
  • 主要駅には兵士が自動小銃を持って警戒している.しかし,駅前広場には誰のものかわからないスーツケースが数個積み上げられて放置されている.
  • 田舎の小都市で,おばちゃん一団がなぜかローカル列車の乗り換えについて質問してくる.どうしてデカい荷物を持った東洋人が知っていると思ったんだろう?
  • フランス語で「私はフランス語をしゃべれません」と言うと,なぜか納得してくれる.
  • 中心街でバスや電車や交差点の標識にカメラを向けていると,「あの丘の上の要塞から写すといい写真が撮れる」と優しく教えてくれる.(まぁ,変な観光客だわな)
  • チューリヒ行きのTGVは定刻にパリを出発する.珍しく順調に快走.途中駅に5分早着する.
  • ローカル列車も例のごとく,30秒前には車掌は笛を吹く.客が少ないのでドアは早々に閉まる.そして定刻前に出発する.
  • 地域急行TERの車内が混んできても,最後まで東洋人の隣の席は空席.そして,よくしゃべるおばちゃんがそこに座る.
  • 車内検札の巡回がさっぱり来ないのに,なぜかピンポイントで検札される人がいる.

今年も行くぞ欧州調査

今年も行くぞ,欧州調査…と言うと,「あぁ〜いいですねぇ」などと言われることが多いが,もしも実際に同行したならば,初日の昼過ぎには別行動の提案をされること請け合いである.

  1. 基本的には観光地に行かない
  2. 訪問都市は都市交通的に見るべきものがあるかどうかで決めるので,楽しい都市かどうかわからない
  3. 基本的には中心街を通る路面電車の線路に沿ってうろうろするだけ

調査中に横でじっと待たれても困るので,基本的には単独行動である.

今年の訪問都市はこんな感じ(天候により急遽変更の可能性あり).

  1. Besançon(仏)
    • 以前訪問したとき,あまりにも開業早々で電車がまともに動いておらず,途中で降ろされてSNCF駅まで徒歩で帰ってきた経験アリ.今回はいかに?
  2. Basel(スイス)
    • そういえば何度も乗換で通ったことがあるのに,駅前広場以外見たことがないので.トランジットモールもあるかな?
  3. Bern(スイス)
    • ここ,スイスの首都です.
  4. Zurich(スイス)
    • ここ,スイスの首都ではありません.何度か訪れたことがあるが,測り忘れた項目があるので再訪.
  5. Freiburg(独)
    • ここも何度も訪れた音があるが,測り忘れた項目があるので再訪.
  6. Strasbourg(仏)
    • 5度目か?いや6度目か?今回はいつもと異なる視点で訪問.
  7. Mulhouse(仏)
    • 2度目.測り忘れた項目があるので再訪.そういえば,鉄道博物館もあるよね.
  8. Karlsruhe(独)
    • 地下化工事は進んでいるかな?以前訪れたときに新線開業間近だったが,その後どうなった?
  9. Köln(独)
    • トラムというか,地下鉄というか…
  10. Essen(独)
    • ガイドウェイバスって無くなったんだったっけ?
  11. Reims(仏)
    • Besançonと同じ事情.以前訪問したとき,開業早々で電車がまともに動いておらず,途中で降ろされて調査を早々に切り上げたことあり.

さてさて,どうなるかな.

#旅の途中,自動小銃持った男が取り押さえられた国際特急タリスに乗るんだが大丈夫かな?

やっぱり忘れるなぁ

毎日,webの更新時刻を深夜0時過ぎにしていたが,これだと研究室のwebに記事一覧が自動で出る際に何故か日付が1日ずれる.(たぶん,研究室のwebフォームは世界標準時ベースで日付表示している)

ならば更新時刻を午前9時にすれば日付のずれが解消できる,と考えてみたが,今度は更新そのものを忘れる.

人間の習慣を変えるのは,なかなか難しいなと思う.(鉄道とは関係の無い,どーでもいい話)

IC定期券の寿命

IC式の定期券を尻のポケットに入れている.ある日突然,改札を抜けられなくなった.窓口に行くとカードの寿命であるという.再発行の準備が整うまで,こういうものが発行され,ICカード定期にテープで貼り付けられた.

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使い始めて約8年.毎日100kgのケツ圧に耐えたので,まぁ割と耐久性はあったと判断すべきか.