※バブル期の「ひかり号」始発駅発車&終着駅到着時のメロディーに合わせて(もしくはJR東の品川駅15番線の発車メロディーに合わせて)…
- (♬)東京-大阪2時間半
(♬)ビジネス特急ひかり号
フランスのダメダメは続く.
こんな感じかな.総じて機械ものはダメダメな印象.
フランスは,とにかく機械ものの故障が多く,システムの運用も課題が多い.
まだあると思う.
日本は発想はともかく,維持はできる国である.だが,発想はすばらしくてもそれを維持することが不得意な国も多い.フランスはおそらく後者.
まだまだ,あるかも.
一昨年できたディジョンのLRT.ピカピカである.
駅前に乗り入れ,中心街外縁をかすめながら郊外部まで延び,沿線にはショッピングセンターや病院,大学などを配置,もちろんパークアンドライドもあり.という昨今のフランスのLRTを使った都市開発の典型である.
さて,今日の本題はこれ.チケットのお話し.欧州のチケットは電停で購入するとそれをチケットキャンセラに突っ込んで使用開始というスタイルが多い.ここDijonも基本的にはそうなのだが,非接触式ICカードになっている.
ただし,紙製.他の乗客を観察していると,月極定期券はプラスティック製のような感じだが,訪問者向けの一日券や1回(1時間30分)券は紙製のようである.最初に乗ったときに専用機にかざして使用開始.
明るい光にかざしてみると,中にループコイルとチップのようなものが見えるので,紛れもなくICカードである.
日本国内でよく「ICカード化すると,一日券の発行がしにくい」「一日券発行するとICカードのデポジットが・・・」「複数社乗り継ぎのICカードの発行しにくい」云々,いろいろ聞くが,この程度の技術,日本にもあるよね.あ,ちなみに,上のICカード一日券は日本円で500-600円程度で,もちろんデポジットなし.
フェリカも世界で勝負しようとしていると思うが,デポジットなしのICカード,複数社で運賃収入山分けシステム,時間単位・分単位での有効期限管理,この程度の機能がないと,システムを買ってもらえないんじゃないかな.
多分,ご存じかと思いますが,念のため.
敬具
#追伸
Toursの運賃収受システムはDijionと同じシステムが入っているように見えますが,こちらはカード料を取っているようです.ただし,€0.1です.1日券でも再チャージ可能なようです.日本のように500円も取られるところには,まだ出会ってません.
LYONのバストランジットモールのデータ取りに行ったわけだが,なぜか,バスがさっぱり走っていない.カメラ構えてバス待ちしているが,来ないので立ちん坊になっていると,現地人や旅行者からいろいろ聞かれる.
「道路が通行止めになってたけど,何があるの?」「何撮るんだい?」「今晩いい泊まるところ,知らないかな」etc… 他にも人はいるのに,なぜ俺に聞く.知らんがな.
警察が交通整理をして30分ほどすると,こういう隊列がやってきた.
乗り物が数十年前の軍用車で,米英仏の国旗.後方の楽隊の演奏曲は邦題が「錨をあげて」.どうやらドイツの占領から解放されて70周年の記念パレードのようである.
トランジットモールの使い方の一例であった.…が,肝心の調査は遅れまくり.バスが走ってれば,こんな様子.
2014年9月1日,ブザンソンLRT開業.めでたい.営業5日目,まっさらなLRT.
が,しかし・・・
まだいろいろと問題が解決できていないようで,SNCF駅から2号系統の終点まで行ってみようとしたら,途中で停止.車内放送のあと,一部の客が隣のバス停に移動.10分ほどして2度目の車内放送で全員降ろされた.
理由は不明だが,このまま終点目指して帰ってこれなくなると困る.反対向きの中心街方面がやってきたので,それに飛び乗って中心街付近で降車.
以後,両方向ともなかなか電車が来なくなって,電停で皆さん困り顔の様子.まだ金取って営業できるレベルには達していない模様.
(そういえば,3年くらい前に開業後あまり間が経っていないReimsに行ったときも,途中で降ろされたっけなぁ.)
トランジットモールの様子を調べに行ったが,肝心の電車が来ないので早期退却.
・・・ほぼ完全ひとり旅なので,みんなが思っているほど「おフランス旅行」らしくない調査旅行になりそう.
主目的はフランスのLRT導入都市でのトランジットモールの様子を見る&データを取ることなので,観光地とはほとんど無縁である.
ということで,気になる話題があれば現地レポート予定だが,フランスとは関係の無い話題がここに投稿された場合には,1)大した話題がない,2)ネット接続環境が厳しくて投稿できない,3)疲れて寝てしまった,のいずれかである.本人が寝てしまっても予定稿が自動投稿されるように設定してから出発することにしている.
雨のトランジットモールは行ってもあまり意味が無いので,天候次第で変更の可能性があるが,訪問都市は以下の予定である.
リヨン, クレルモンフェラン, サンティティエンヌ, ディジョン, ブザンソン, ナンシー, カーン, トゥール, アンジェ, オルレアン, ヴァレンシエンヌ, ドゥア, ランス, パリ
北米にせよ,欧州にせよ,長距離列車に供食サービスはつきものである.この点では日本の新幹線はTGVやICEほか数々の長距離列車に負けている.駅弁があるって・・・? やはり弁当と温かいちゃんとした食事は違う.コンビニ弁当があれば街の定食屋は絶滅かというとそうでは無い.
例えば,北米西海岸の長距離列車.シアトル→バンクーバーのAmtrak.
ちゃんと食堂車が付いている.
食堂車の内部.
出てくる食事自体は,豪華,というわけではないが,航空便の機内食と同程度かそれ以上のものは出てくる.
乗降の激しい新幹線では難しいという意見があるかもしれないが,この手のサービスはちょこちょこと停まるドイツのICEでもある.(しかも,1等なら座席まで持ってきてくれる)