お客さんが乗り降りして…
「新幹線」が出発.
そして直後に,反対向きのローカル列車も出発.
今さっき「新幹線」が走ってきた線路を反対向きに走って行く.
日本ではあまりこういう線路設備は見かけない.米国ポートランドのLRT路線の線路である.
道路橋の下をくぐる部分の線路に,橋脚方向に脱線した列車が向かわないようにガードレールが付いている.右側の貨物線(Union Pacific ?)の線路にも奧の陸橋の下をくぐる部分にガードレールが付いている.
日本では急曲線や鉄橋くらいでしか見かけないが,所変われば何とやら.北米では脱線が多いから,ということだろうか.なお,少し手前から盛大に脱線すれば,橋の下だけガードが付いていても橋脚に激突するんじゃ無いかと思うのだが,細かいことは気にしてはいけないのかもしれない.
踏切で良く見かけるセンサー.
覗き込むとこんな感じ.横断する道路の向こう側の機器とセットで,道路上の物体を感知し,踏切が鳴っているにもかかわらず線路上に物体があると信号機を赤にしたり,専用の警告信号機を点灯させたりする.
ただ,このセンサーは自動車程度の大きさのものの感知を前提に設計しているそうで,人がいても感知できないそうである.足腰の悪い老人などが取り残されても,感知できないらしい.
だが世の中探してみると人を感知するセンサーというのは存在していて,最近時々見かけるこの横断歩道マークの道路標識,下部にライトが仕込まれていて,歩行者の接近だけを感知して点灯する.自転車で通過したりクルマが来たりしても点灯しない.
たぶん,精度の問題でまだ踏切には採用できないんだと思うが,将来的には踏切も人感センサーの設置が望まれるところである.
サンフランシスコに走っている「BART」という鉄道,例の券売機の使いにくい鉄道である.
比較的高速運転しているが,第三軌条式の地下鉄である.
この高速地下鉄BARTは,サンフランシスコ市街だけでなく,海峡を渡って対岸の郊外まで続いている.地図上は下の写真の長い橋に沿って敷設されているが,BART用の橋はなく,海底トンネルで結ばれている.そんなわけで,海底トンネル通過中は数分間トンネルを走り続ける.(写真左の陸は島であり,対岸は奥の方に小さく写っている建物のあたりである.)
場所はここですね.大きな地図はこちら.
この海底トンネル,日本の青函トンネルや関門トンネルとは違い,沈埋トンネルである.結構長いトンネルでも沈埋トンネルで建設できるということのようで,日本でももっと活用されてもいいのではと思う.(長大トンネルは無理だけど)
JR木幡駅から線路に沿って北方に緑道が続く.元々は戦争中の火薬工場への引き込み線だったようである.この手の引き込み線は京都大阪間にいくつかある.木幡,祝園,津田,星田等々.いずれも航空写真でよく見ればそれっぽい廃線跡が見える.
JR駅からしばらくは緑道という緑に囲まれた歩道が続く.
数分歩くと,緑道は終わり…
右に曲がると例の「渡ったら死ぬで」の赤道の踏切もどき.左方向には人工的な堤が続く.
堤上を歩くと,2-3分歩いただけで行き止まり.「○○がありません」だそうだ.橋?
いったん堤を下りて,やや西へ.府道をまたぐ部分には橋が残っている.
ここから再び堤の上へ.JRの線路の方を振り返るとこんな感じ.橋の上は土と草で覆われている.
さらに西に進むこと,ほんの少し.すぐに行き止まり.
京阪電車を越える部分の橋が撤去されているので,探検ごっこはここで終わり.
この先は道路化されているようである.