GO-trainは2階建ての通勤列車だったが,Via-Railの列車もある意味2階建てである.日本では行き先の違う列車を併結して走る場合は独立した2本の電車列車を連結して走るが.機関車が引っ張る列車が多かった頃は,分離する駅で新な機関車を準備しておいたりということになるが,Via-Railの列車は最初から,独立した機関車牽引の2本の列車を,そのまま機関車を途中に挟む形で連結してしまう.
つまり,こんな感じ.途中の小駅は,1つ目の列車の乗降が済んだら2つ目の列車の乗降をするという風に2度停車する.
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CANADIAN RAIL(GOTRAIN編)
クルマ社会のカナダであるが,主要都市には一応,通勤鉄道がある.ただし,朝は都心方向だけ,夕方は郊外方向だけというケースがほとんどなので,興味本位で乗車すると帰ってこられない可能性があるので要注意.
例えば,オンタリオ州のトロントには「GO train」というのがある.クルマではなくて列車で「GO」というネーミングには,「via rail」と似たような切迫感がある.ただし,「GO」は「GOvernment」つまり,州政府で運営であることを表している.
車両は2階建て車両で,例の汎用機関車が端っこに付く.
もちろん,パーク&ライド対応
機関車が端っこに1両だけで,いちいち終点では機回ししない.反対側の客車には運転席があり,いわゆる制御客車である.反対向きには推進運転になる.
CANADIAN RAIL(VIA RAIL CANADA編)
カナダの旅客鉄道は,VIA Rail Canadaといって,カナダ国鉄(CN)とカナディアンパシフィック鉄道(CP)の旅客部門を統合して設立された公社である.なぜ「VIA」なのかは定かではないが,クルマ社会にやられて,社名に「クルマでなくて鉄道でね」という意味を込めたかったのであろうことは容易に想像が付く.「via」は「by way of」の意味を持つ前置詞である.
さて,このVIA(というかカナダ)の列車であるが,かつては新幹線の刺激をうけて運転された「ターボトレイン」もある.
だが,今はもう無く,写真のような列車が走っている(といっても,10年前だが,機関車が変わっているだけで,基本的には今も同じようである).いかつい電気式ディーゼル機関車である.
後ろに繋がっている客車は,こんな感じだが,マニアの皆様はお気づきだろうか.これ,実は「振り子式」である.そういう目で見ると,車体の裾が絞られていたりすることに気がつくはず.
機関車と客車が合ってないように見えるが,そのとーり,合ってない.実は専用の機関車があり,その組合せでは160km/h(=100 mph)で走行でき,曲線もスイスイだったはずなのだが,カナダであるこということが災いした.下の写真が,本来の専用機関車.
専用機関車がカナダの粒の細かい雪を吸い込み,高速運転できなくなってしまった.ということで,凡庸な汎用旅客機関車が登場.走りもマイルド.トロント-モントリオール間500キロほどを4-5時間ほどかけて走る.曲線では,言われてみれば傾いているかなーという感じだが,そもそも大陸なので,そんなに厳しい曲線はない.
ちなみに,鉄道後進国カナダであるが,世界の産大鉄道車両メーカーになってしまったボンバルディアの本社はカナダである.(鉄道部門はドイツ)
TRANSPORT IN CANADA(これだけ車線があっても渋滞)
CANADIAN RAIL(線路の交差点)
CANADIAN RAIL (大きな公園には引込み線)
TRANSPORT IN CANADA(フニクラ編)
都市交通関係者で時々話題になるのだが,海外に行くと遊園地の遊具のような都市内交通機関があちこちにあるのに,日本では少ない.
例えば,写真はカナダのケベック州のケベックシティにある交通機関だが,斜行エレベータというか,ケーブルカーというか,何とも簡易な斜面移動交通である.もちろん,有料.
日本の場合は,金を取って二地点間を輸送する軌道系の交通機関だと,鉄道もしくは軌道扱いになってしまい,様々な規制を受ける(・・・とともに,最近までは審議会を経ないと事実上整備できなかった).
じゃぁ,建物の一部をなす装置という扱いなら斜行エレベータになるのだろうが,そうすると料金を取りにくい.
海外で実用化されている種の交通機関なら基本的には問題ないはずだが,頭が硬くて都市内移動の利便向上の機会を逃してしまっていると思われる.
TRANSPORT IN CANADA(自家用車編)
カナダ国内の長距離移動は航空,じゃぁ短距離中距離はというと,鉄道網がかなり希薄なので,クルマである.車が使えない場合は,グレイハウンドなどのバスである.
実はカナダは米国よりも所得が低いので,飛行機にはあまり乗らずに,大陸横断クラスの距離でもクルマである.日本ではクルマで「only 10 hours」とか「only 1000 km」とは言わないが,彼らにとってはこの程度の距離はクルマのカバー範囲である.
もちろん,空港や駅はクルマで乗り付けるのは当たり前,米国に行くのもクルマである.ということで,一度だけクルマで米国まで行ってみたことがある.ただし,さすがにonly 1000km先のN.Y.は遠すぎて無理なので,半分ほどの距離のデトロイト郊外までである.
ちなみに上の写真はカナダ在住中に使っていた車(Ford Contour)であり,現地では比較的コンパクトなクルマだと思って使っていたが,帰国後に大学の駐車場に同じ車種が停められており,3ナンバーであることを知った.大学に駐めてあった車は仕事上”Contour”が切っても切れない分野の先生のものであった.
TRANSPORT IN CANADA(エアカナダ編)
P.E.I.に行くにしても,ナイアガラに行くにしても,カナダでよく使うのがこの航空会社である.10年以上前はもう1社比較的大きな航空会社があったのだが,つぶれてこの航空会社に吸収されてしまった.
カナダの国民性は一言で言うと「リラ〜ックス」なので,この航空会社の雰囲気もそんな感じである.時には「Delay」「Revised」「Cancel」もあるが,イライラしてはいけない.「リラ〜ックス」である.南隣の国のようにハイテンションだがギスギスした感じは微塵も無い.「リラ〜ックス」である.荷物を運ぶときにも,こういうこともあるが,気にしてはいけない.「リラ〜ックス」である.
追伸,最初に書いた「買収された航空会社(カナディアン航空)」の機体がこれ.
TRANSPORT IN CANADA(長大橋編)
赤毛のアンで有名なカナダのプリンスエドワード島(P.E.I.)に行くには,通常は航空機だが,陸路で向かうと大陸とP.E.I.の間には延長14kmほどもある長大橋が架かっている.
橋を通ると,こんな感じ.
厳寒の期間が長いので,工事は大変そう.
橋梁部分の構造はこんな感じ.単純な道路橋.
1997年完成なので,写真は完成3年目ということのようである.どうりで,Monctonまでの夜行列車の食堂車で同席したおばあさんが「P.E.I.へは船に乗ったの?」と聞いてきたわけだ.その船というのは,鉄道連絡船だったようである.