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「並行在来線のさらに枝線」でも線路改良

トラムの線路ができあがったものの,まだ使用開始できていないスペイン南部のハエン.鉄道ネットワーク的には,マドリードとセビリアを結ぶ幹線から枝分かれするような位置にある.そして,マドリードとセビリアを結ぶ幹線には,現在はAVE,つまり高速新線が整備されている.

つまり,ハエンは「並行在来線の枝線」の先っぽにあるわけだ.

さて,このハエンからマドリードに向かうには,「並行在来線」を走る急行列車に乗るか,コルドバまで行ってAVEに乗るかなんだが,乗換を含めての所要時間はどちらもほぼ同じ.4時間弱かかる.

ハエン駅発マドリード行き.マドリードのターミナル駅はアトーチャ駅のことが多いが,この列車は広軌の在来幹線を走るので,近郊列車駅のアトーチャ・セルカニアス駅に達し,そのまま近郊線の地下線を通ってチャマルティン駅まで行く.

朝8時半にゴトゴトごとと出発.

オリーブ畑になっている丘陵地帯を,ほぼ等高線に沿って単線の線路が敷かれており,線形ははっきり言って悪い.

…が,何やら工事をしている.

架線柱が建っているので,線路だな.どうやら線形改良工事をしている模様.

…そして現在線と合流.

スペインでは高速新線の工事が日本の新幹線の約3倍のペースで進んでいるが,それだけにとどまらず,「並行在来線のさらに枝線」でも線路改良をしている.

…で,日本の在来線はと言うと,朽ちて廃れるのを待っているのかな?

 

朽ちゆく新設LRT…の使い方

ハエンの朽ちゆく新設LRT用線路.市民はたくましい.

大通りから横道に曲がるために対向車待ち?

いえいえ.よく見ると運転席には誰も乗ってない.こんなもったいない空間を放置する手はない.そうだ,「有効活用」しよう!

どうせ電車も来ないし,丁度いい空間かも.

渋滞しているわけではありません.

 

朽ちゆく新設LRT

スペイン南部のハエンという都市.市内中心部には新設LRT用線路がある.

ところが,どうも使われている様子がない.

レールも錆び放題.

人工芝もめくれ上がり…

券売機はゴミ箱と化している…

州政府が主導で整備したものの,市に運営能力が無いようで,設備が完成したものの使われないままの模様.

現在は2025年を目標に運営開始したい模様.

関空連絡橋-取り替え中

ターミナル1も旅客面ではほぼ復旧し,どこに降ろされるかわからなかった帰国便も関西空港に戻ってきた.機内は空いており,3列席をフルに使って横になって寝ている人多数という状況.座席管理の徹底している昨今では珍しい状況.先々週の欠航や先週の中部空港への代替発着等で旅行自体を見合わせた人多数ということか.

そんでまぁ,電車で帰宅するわけだが…

…例の連絡橋の破損部分である.2径間分撤去されてますね.鉄道橋部分も南側は破損している部分があって,応急復旧状態だな.

撤去した部分の橋梁は,どこかの工場で同じものを急遽製造中なんだろうか.同じものを作れば,元通りに戻せるのね.撤去された橋梁2つのうち,1つは海南市にあるらしいが,実家最寄りの橋梁工場かな.

カディスのトラム(2)

スペインのカディスのトラムの西側,つまりカディス側である.

元々,スペイン国鉄の広軌の線路上を走行するトラム-トレインとして計画されており,あちこちの資料によると将来的にはカディスの市街地を路面走行する予定だが,当面は鉄道線上を走行してカディス駅に乗り入れることになっている模様.

セビリアでのトラムに関するヒアリングで聞いた話でも,手続き上の問題が解決すればもうすぐ開通するらしいとの情報は得ていた.

で,行ってみた.

サンフェルナンド市内から国鉄線に軌道が高架で近づき…

段々と下がってきて…

線路がつながって…ない.ん?

終点カディス駅.

構内を見渡しても,日本のものよりもホームは低いものの,低床式電車に対応するような高さではなく…

どこにもLRV用のホームは無さそう.もちろん,サンフェルナンドとカディスの間の小駅も通常の電車用のホームだけ.

駅構内を見渡しても…

それらしき施設はなく,工事もしていない模様.

もちろん,市街地の路面にも軌道は無さそう.

ということで,実施には「手続き上の問題」ではなく,カディス側では全く具体的には事業が進行して無さそう.

うううん…ええのか? これで.

renfeの在来線は震度4〜5?

スペイン国鉄ことrenfeの在来線を走行する「MD」という列車で移動.中距離急行電車で,最高速度160km/hくらいで走る.

その「最高速度」に近づき,140km/hくらいを超えてくると車内に激震が走る.いや激震ではなくて中震から強震といったところか.

文字通り揺れるのである.ガタガタガタガタ…

日本なら列車を止めて緊急の線路メンテナンスをするレベルか? あかんやろ,これ. 昔の野上電気鉄道並み?(と言ってわかる人はごく少数かも)

軌道自体は新しそうなので,メンテナンスの問題か?

あの貨物線がLRTに!?

「あの」とか言われても何のことがわからないと思う.個人的な驚きである.

18年前に1年ほどお世話になったカナダのWaterlooというオンタリオ州の地方都市.隣接するKitchenerと合わせて約30万ほどなので,LRTがあればちょうどいい規模ではある.

さて,そのKitchener-WaterlooにLRTの新線ができるらしい.

Kitchenerの中心部では路面走行もするようだ.

ここが…

こうなっている模様.

 

Waterloo大学の近くでは,ここが…

こうなっている模様.

LRT化する前の線路敷はこんな感じ.複線電化された模様.

現在はこんな感じの模様.

わからないものである.

 

…そんで,日本はどうなんだい

 

中国の高速鉄道建設が爆速な理由

まぁ,とりあえずこの動画でも見てみるがよろし.

規格化されたコンクリート製の橋梁を機械で並べてゆくので,工期がすごく短そう.

日本は着工から全線開通まで20年くらいかかっていて,工期長過ぎ.資金制約があるので,ちびちび供給される資金にあわせて,その中での最適化を図っているのかもしれないけど,工期長過ぎ.

「同じ方法は日本ではできない!」などという意見が聞こえてきそうだが,ローコスト化 & 工期短縮の方法はいろいろありそう.

団子と御食事券

ガキンチョの頃の誤解.それは「団子」と「御食事券」.なぜテレビのニュースで取り上げられるのか,わけわからず.

なんとなく,みんなで「うまいもん食ってたのかなぁ…」と思っていたが,当たらずとも遠からずであった.

さて,「久々の食い放題!」と思っていたら大目玉を食らったわけだが,公金投入がされていることをすっかり忘れていたことが大きいかも.

3兆円とは,鉄道会社と建設会社が頑張って頑張って頑張ると,何とか数年遅れで全線完成できるように,そして「金が無いから無理」と言わせないように設定された金額なんだけどなぁ.

「食い放題!」のためではありません.

#各社とも,自らがガリバーであることも忘れている.当然目立つし,模範的行動も要求される.
# 不思議なのは,かなりの額の金銭的損害を被っているはずの施主が,鷹揚に構えていること.普通なら賠償請求を即座に検討しているレベルだと思うんだがなぁ.