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財務省が目論む「コロナ復興税」 感染収束後に「消費税15%」

財務省は内々に、感染収束後に消費税率を引き上げる“コロナ復興税”のプランを立てている

情報源: 財務省が目論む「コロナ復興税」 感染収束後に「消費税15%」計画(マネーポストWEB) – Yahoo!ニュース

ネタ元の話の信頼性がどの程度か怪しいが,ホントにありそうな話.

東北の震災の復興を目的として増税するのは,元気な地域から弱った地域への支援的な意味があるので一定の役割があった.所得の再分配機能あり.

だが,コロナは日本の国中が弱っているので,増税すると単にトドメを刺すだけ.基本的にはみんな弱っているので,再分配できない.ホントにそんなこと考えているのなら,アホですかというレベル.最大の支援は減税だと思う.

コロナ増税で得意満面になるのは徴税担当当局のみ.

就任前からこういうことを言う総理なので,心配ではある.

あえて「再分配」するなら,資産をたんまり抱えている人から取るということになるので,資産課税かインフレ政策(金を持っている人ほど目減りの絶対額が大きい)かだろうなぁ.

 

バス協会国に支援策求める…いっぽう民鉄協は?

バス協会 “貸し切りバスの収入9割減続く” 国に支援策求める

情報源: バス協会 “貸し切りバスの収入9割減続く” 国に支援策求める | 新型コロナ 経済影響 | NHKニュース

リンク切れ起こしやすいサイトなので,その節はご容赦を.

貸切バスの減収がひどいので,支援してくれと国に要望したお話.路線バスもかなり減少していて,看過できない状況なんだけどね.

じゃあ鉄道はというと,やっぱり客数は減っているはずなのに,バスほどの動きはない模様.

どこの会社かは言えないけれど…かなり乗客が減っていて経営苦しいらしいが,支援を求めてしまうと悪評が立って株価に影響し,今後の資金調達コストが上がってしまうのではないかと危惧しているらしい.なので,「苦しい〜」とは表だって言い出せないらしい.

客数減っているのは誰でも知っていると思うので,個々の事業者が言い出せないのなら団体(この場合は民鉄協か?)が代表で「苦しい〜」と言った方が良いのではないかと思う.

このままでは突然死する事業者が出てくるかも.

 

日本国さん集団免疫獲得作戦開始か?

1ヶ月前は日々の感染者数は100人程度だった.ここ2−3日は1000人を超えるようになった.毎週1.7倍程度の等比級数的増加になっているようなので,19日後のお盆明け頃には毎日5000人ずつ増えることになる?

「GOTOキャンペーン」をしているということは「多少の感染増は上等!」という方針であり,減る要素は今のところ見られないので,当面はこのまま増えるかも.

毎日新規5000人の状態をキープすると,年間180万人あまりの累計感染者数になる.人口比約1.5%.実際に感染した人は検査で引っかかった数の数倍あるという話もあるようなので,1年もすると感染経験者の比率が人口比2割くらいに達し,2-3年で感染拡大終了?

米国では毎日新規感染6〜7万人のようなので,米国の1/3ほどの人口の日本なら毎日2万人のペースということだ.毎日5000人から毎日2万人まで増えるには約18日なので,9月上旬にはこの域に達する(!?).

毎日2万人のペースなら,半年で感染拡大終了? つまり年度末ごろには収束?
(病院がもたないかも)

#来年6月までにはワクチン6000万人分確保という話もあるようだが,このペースで増加するとワクチンが届く頃には下火になっているかも.
#検査能力の制約で,ずんずん数が伸びてゆくことは無いらしい.中等症と重症の人の数はどうなんだろう.

関空もヤバい

関空の様子を見に行ってみた.関空を訪れるのは,2年前の台風後の欧州からの帰り以来である.

リムジンバスの姿も無く…

 

飛び立つ国際便もほとんど無く…

 

当然人影もほとんど無く…照明切っちゃってるよ.

 

オリンピックに合わせて増設した保安検査場も閉鎖されてるし…

 

国内線もこんなだし…

 

関空もヤバいだなも.

通勤電車の感染確率1/10000は高いのか低いのか?

都市交通機関はコロナ感染拡大の観点では安全だという意見と,やはり危ないという意見とがありどっちなんだという状況.客観的判断基準が少なすぎるのが原因ではある.

そんな中,公共交通機関に1回乗車する際の感染確率は約1万分の1程度という話がある.この数字自体が大きめの推計値だということだが,1万分の1という確率が高いのか低いのか気になるところ.

年末ジャンボ宝くじの4等10万円当選が各組共通で下4桁合致なので,1万分の1の確率.試しに「宝くじシミュレーター」で10万円の当選まで回してみると,約200万円分投入して6500枚以上購入して初めて4等の当たりが出た(人による).

ということで,まぁ,それなりに確率は低く,”宝くじ1枚買う” を “通勤電車に1回乗る” に置き換えれば,年間250日出勤として約13年かかる.

1万分の1の確率で年間500回通勤電車に乗車(毎日2回×年250日)として,1年間での感染確率を計算してみると,約4.87%になる.(うーん微妙な数字.職場の部署で年に1人くらいは発生しても不思議ではないレベルか?)

この年間約4.87%という数字,もしも30年分だとすると約77.7%になる.つまり,30年間に感染する確率は,首都直下地震(今後30年で70%?)や南海トラフ系の大地震(今後30年で80%?)と同程度ということだな.(うーん微妙な数字)

毎日「今日は大地震があるかも」と怯えて家に閉じこもる人は希だが,無防備でOKかというと,そうではないというような確率.

一方,首都圏だけで考えてみると,通勤通学需要が1日あたり約800万人のようなので,感染確率が1万分の1だとすると,毎日800人の感染者を生み出している計算になる.(現時点ではそういう新規感染者発生頻度では無さそうなので,実際の確率は1万分の1よりも小さそうだ.)

個人レベルでの視点では1万分の1という確率はそれなりに低いと評価できる.だが,行政レベルでは日々の発生者数が数十人以下を目指しているようなので,行政が要求する感染者の発生量を基準とすると1万分の1という確率はそれなりに高いのかも.

#日本での感染者数が少ないのは,日本人が従順にマスクをして,行動を自制しているからだという意見がある.だが,最近町中を歩いたり電車やバスに乗ると,高校生や大学生くらいの若い人たちがマスクをせずに大きな声で楽しげに戯れている姿を頻繁に見かける.ほんとに大丈夫…なのか?
→1ヶ月後…全く大丈夫ではない模様.学校では教師が口うるさく「マスクしろ」と言っているはずなので「良い子のフリ」してると思うが,目が届かなくなると全く守られていない.暑さが増して日に日にマスクを外す中高生が増加している模様.そして間もなく,「お盆」で高齢者と若い人の接触機会が増えるタイミングだ.GOTOキャンペーンの行き先は病院か?

香川県「公共交通機関の減収への補填制度」新設など国に要望

香川県「公共交通機関の減収への補填制度」新設など国に要望

情報源: 〈新型コロナ〉香川県「公共交通機関の減収への補填制度」新設など国に要望| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送

事業者側からはなかなか言い出しにくい案件のようなので,自治体がケアすべき案件のようです.

毎日走っているから大丈夫…と思っていると,ある日突然,「もうダメ」とか,「路線の端っこの方やめるわ」と言い出しかねない状況.

国のエライ人たちは,運転手付き乗用車に乗っている人が多いので,事態の深刻さに気づいてない模様.

日本政府さん,観光には公共性があるが,公共交通には公共性がないと判断してしまう

日常生活で使う電車やバスへのコロナ対策支援は140億円だが,GOTOキャンペーンなる物で観光行等への支援は1兆7千億を支出しようとしている模様.

その差,120倍超.

なんか政策のバランス感覚,いくら何でもおかしくないか?
どっちも赤字補填だぞ

日本政府にはまともな政策立案者がいなくなってしまったのか?

 

JR東4100億円を追加調達

緊急事態宣言下の移動自粛が6月まで続くとの想定のもと、3月からの調達額は計7750億円にのぼる。

情報源: JR東日本、4100億円を追加調達 乗客急減に対応  :日本経済新聞

JR東日本というと,首都圏の近距離輸送や東日本の新幹線網を運営する巨大鉄道会社で,基本的には優良企業のはずだ.

ところが,その優良鉄道企業が3月以降8000億円近くの資金確保に走っているというのだから尋常では無い.

超黒字企業のはずの東海道新幹線の運営会社も短期資金を1000億円ほど確保しているし,山陽新幹線の運営会社も2000億円近くを確保している.

基本的には交通事業者というのは今日の現ナマ収入を明日の運転資金に回すような(まぁ,そこまで極端では無いが…)経営方法らしいので,コロナによる収入減はそのまま運転資金の枯渇につながりかねないわけだ.

超大手ですらこの状態である.

第二次補正予算に関連する国会の審議(国土交通委員会)を聞いていると,野党がJCOMMの資料などをもとに交通事業者が窮地に陥っている件について言及すると,国交大臣が半ばキレ気味に ”いちいち言われんでも調べている” 的発言を返している.

えーと,既に超大手が運転資金確保に奔走している状態なので,弱小事業者は況んやをやという状態であり,そば屋の出前的に「今やってます」では間に合わないかも.

その方面の業界ではお公家様と呼ばれている理由がわかってきた気がする.

 

【政府与野党協議会】予備費10兆円

地方の特にバス路線やタクシー会社も、バス路線の廃止しないと会社がもたないといったところもある

情報源: 【政府与野党協議会】予備費10兆円は足りていない予算に転用、オリンピック関連予算など不要不急の計上済の予算の見直しを求める – 立憲民主党

(17)移動の自粛により、公共交通機関の経営が極めて厳しい状況にあることに鑑み、需要回復に至るまでの支援策を講ずること。また、事業規模に関わらず、固定資産税や航空機燃料税、着陸料などの減免を行うこと。

新幹線や高速道路のような大型プロジェクトについては与野党で方針が大きく違うことが少なくないが,都市交通や地域交通に関しては比較的方針の差は小さいことが多いと思う.

ようやく具体的な言及が野党側から出てきたが,日本政府さん,どうする?

#与党の先生方は運転手つき自動車なので,電車やバスの現況はあまりご存じ無いかなぁ?
#一部補正予算に反映されたという話があるがよくわからない.基本的には補正予算の組み替え修正動議は否決された模様.

日本政府さんへ:出かける前は忘れずに

「GO TOキャンペーン」をするらしい.例の旅行券をばらまくという話のことである.

コロナ対策として予備費を10兆円も準備するらしいので,「GO TO…」にいくら,「お肉券」にいくら,「お魚券」にいくら…と積み上げてゆく算段はできているんだろうなぁ.

「GO TO」には,「〜に行く」という意味の他に,「(お金が)〜にまわされる」という意味もあるらしいので,実は旅行キャンペーンであるとともに資金循環キャンペーンでもあるという,ダブルミーニングになっている模様.

さて,「GO TOキャンペーン」は1.7兆円,事務手数料だけで3000億円(つまり計2兆円?)を費やす大型対策の1つだが,その”お出かけ”,ちょっと待った.

かつてジャック・ニクラウスが「出かける時は忘れずに」と,たどたどしい日本語で“米国急行”のカードをPRするCMがあったのを覚えてるだろうか(話が古いって?).今回は「GO TOする前は忘れずに」である.

観光行動を促す以前に,日常生活のための交通事業が危ない状況に陥っており,そっちの方が先だ.観光はもしかしたら「不要不急」の範疇なのかもしれないが日常生活は「必要急行」だ.「Daily EXPRESS」だ.

予備費をあちこちに気前よく蒔けるのなら,GO TOする前は忘れずに「Daily EXPRESS」への利用枠の設定も必要だ.当然,予備費確保するよな?

#急げ,関係各部署.(こういう言い方するのは気が引けるが)東北の震災以来のタイミングだ.東日本大震災の際に予算確保しようともしなかった皆さん,再び時機が来たんだよ.

#今週末もオンライン会議がある模様.
https://www.jcomm.or.jp/covid19/forum/

#ようやく一部の野党が,”地域の交通事業者への支援が必要” とテレビの討論番組で言い始めた模様.