投稿者「hatoko」のアーカイブ

この電停,ややこしいわけで

アウグスブルグ市街にある交通広場.中心繁華街では無いが,トラムやバスなど,いろんな路線が集まっており,ややこしい.

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上の見取り図の右上から図の中心方向を見た感じ.

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ちょっと引いてみる.自動車交通を禁止にしているわけでは無いので,車道もすぐ側にある.

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中心がわから最初の見取り図の右上を見るとこんな感じ.右奥が中心繁華街になる.

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見取り図の中心の三角形の広場の内側は売店や券売所になっている.日本の路面停留所には,路上営業の規制が厳しいせいかこういった店舗類は少ないが,欧州の大きなバス停・電停にはこういった施設が多い.

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再び,見取り図右上から中心方向.

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電停にはバスも発着するので,中心街へはこれに乗ってもOK.

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日本の路面軌道はバスと共用のところはほとんど無い(もしかして皆無?)が,客の利便を考えれば,こういうタイプの方が非常に便利である.

 

ドイツの高速運転対応戦略

ドイツにも新幹線のような高速専用線は存在する.ところが,全国的にICEのサービスを展開している割には高速新線は非常に少ない.

その理由は在来線改良にある.

元々200km/h近くで走行できる路線が多いため,ちっと改良するだけで300km/h運転は無理だけれども,200km/h台の運転は簡単にできてしまう.

そんなわけで,結構あちこちで線路改良工事を見ることができる.

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これは,ミュンヘン-アウグスブルグ間の区間.ここは線増で遅い列車と早い列車の線路を分離しているように見える.

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線路自体はほとんど真っ直ぐなので,緩急分離するだけで十分高速運転対応の路線になりそうだ.

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もちろん,信号システム等は高速運転用のものが導入されていると思う.

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駅はというと,構造が複雑で建設費が高価なため,そのまま使い続けていることが多い.

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日本では,「高速鉄道=高架の高速新線」になっているが,いろいろと創意工夫の余地はあると思う.現時点では,知恵が足りないかも.

 

120分以上

朝,出勤しようとすると,大雨で電車が止まっているという.駅でしばらく待つと,8時30分頃には運転再開できそうだという.客はホームで待っていろとのアナウンス.長尾駅で電車が出発準備をしているという.

待つこと30分弱.

隣の駅との間で,土砂が線路に入り込んでいるとのアナウンス.ダメだこりゃぁ.今から振り替え輸送で京阪電車に乗って京橋まわりで行くと,2時間近くかかる.ダメだこりゃぁ.

一旦,家に引き返すことにする.

約4時間後,今度こそ運転再開らしい.12時30分頃再開らしい.駅に向かってホームで待つ.

待つこと約20分.ようやく来た.結局,朝,ホームで待っていた電車が4時間半近く遅れてやってきた模様.

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最近は駅の電光掲示に遅れ時間が示されるようになっているが,2時間以上は「120分以上」という表示になるのね.

ICEの中でお腹が空いたら

日本の新幹線でお腹が空いたら,車販がやってくるのを待って弁当でも買う.

じゃぁ,ドイツのICEでお腹が空いたら…食堂車が付いていればそこに向かう.あるいは,日本ではあまりなじみの無い方法で食事にありつける.

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一等車の座席には,こういうメニューが置かれており,車掌がやってきたらスープやパンやサンドイッチなどの軽食を座席でオーダーできる.支払いも座席で.

昔は日本でも一部の私鉄有料特急(知ってる範囲では東武の特急)で同様のサービスがあったかと思うが,今もあるのかな.

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日本の優等列車は,護送車に成り下がっているケースが多くなってきているが,ビジネスであれ,観光であれ,旅行では食事をどこでどのようにとるかというのは大事な課題だ.

 

Rail Jet

オーストリアには新幹線のような鉄道は無いが,いちおう,高速列車はある.

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その名も…

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レールジェット.線路の上を走る飛行機,だ.

走行ルートはこんな感じ.車内の表示器.現在位置が青色矢印で示されている.このレベルの表示器は日本の新幹線にあってもいいような気がするが,…まぁ,子どもくらいしか見ないか.

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肝心の速度はというと,一瞬,200km/hを記録したのみで,あとは結構だらだら走る.最高速度よりも平均速度(表定速度)が大事だということを実感させてくれる.

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編成ごとに名前がついているようで,「インスブルックの魂」という名前だね.

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高速鉄道整備恐るべし

大阪から東北方面というと,通常は泊まりがけである.だが実際には,新幹線整備が進むことによって,山形県下でも日帰りができてしまう.

いや,日帰りができるかどうかはともかく,せっかく遠くまで行って,日帰りはもったいないという心理が働くので,日帰りできても心は泊まりがけ気分である.だが実際には,さほどの困難もなく日帰りができてしまうのである.

去年の7月に山形市内での講演に呼んでいただいた際,「いやぁ〜,大阪から山形って,調べてみると日帰りできちゃうんですよねぇ」などと軽口叩いていたが,まさか本当にすることになるとは思わなかった.

1日だけ日程が空いている正にそこに,お呼びがかかった.

朝大阪を出ると,昼過ぎには米沢へ.そして,夕方,米沢を出ると,その日のうちに帰ってこられる.

うううぅ〜ん.高速鉄道整備恐るべし.

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#(お呼びがかかった背景としては,↑これを,フル規格にしたい,ということらしい.)

 

すべてのトラムが理想状態とは限らないわけで…

海外の路面電車を紹介する際には,自動s何対して優先権があり,歩行者と共存され…と説明されることが多いが,すべてのトラムが理想状態とは限らないわけで…

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こういった車の渋滞にまみれて苦労しているトラムも存在する.

(プラハ)

トラムと一緒に写り込んでいるもの

LRTの研究者間で時折話題になる件である.

ドイツのトランジットモールなどの繁華街で写真を撮ると,しばしば写り込んでいるものがある.

まずは,カールスルーエ.わかるかな? ここは間もなく地下線になるので,この風景はもうなくなっているかも.

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次はエアフルト.ちょっと難易度高し.変なオブジェが置かれている広場.

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トラムが行ってしまったその向こう側にやっぱりあった.

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ウェルツブルグのトランジットモールにもあった.もうわかったかな?

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もちろん,有名なフライブルクのトランジットモールにもあるぞ.

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カッセルはこんな感じ.

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マンハイムのトランジットモールで,電車が行ってしまった後には…

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やっぱりあった.

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お魚の塩漬けとかマリネをパンにはさんだものをテイクアウトする.

あるいはトレーをとって,ショーケースの中の食べたいもの…白身魚のフライとかそういうやつ…を選んでワンプレートのランチとして買って店内で食べるか,そういうお店である.

米もあるので,パンに飽きたらオススメ.