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外国語による工事情報提供

ホテルからトラムに乗ってドレスデン中央駅に向かおうとする.

…が,トラムが来ない.

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ううううううーーーーーんん.

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どうやら工事中で,駅に真っ直ぐ向かう系統はお休みのようだ.ずいぶん迂回して駅に到着.一部区間を運休して工事するという光景は,欧州では結構お目にかかることが多いので,要注意.

夜間にするくらいなら,昼間運休しちゃおう,という選択結果だな.

通常の運行情報は英語表記が多いが,こういった臨時情報は現地語でしか書かれていないことが多く,バリアフリー的観点では欧州といえども課題が多い.

日本でも要注意です.外国語による臨時情報提供手段.

 

巨大パンタグラフ

海外のトラムは,とかく屋根上のパンタグラフが巨大なものが多い.

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上の写真の電車など,車体の大きさとパンタグラフの大きさがほとんど同じである.

電線の高さを目一杯高くして,大型自動車などとの干渉を少なくするのが主目的だと思うが,同時に頭上の電線をなるべく気にしなくても良いようにする,という役割もありそうである.

測ったことはないが,たぶん,日本の路面電車の電線よりも高いところに電線が張られていると思う.

(写真は,プラハ)

 

ガラパゴス交通システム

日本では,これを「BRT」と呼びたいらしい.

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どう見ても,「バス」だよね.

かつて鉄の塊に「お前は鳥だ,飛べるんだ」と何度も語りかけていると飛行機になったという漫才のネタがあった.

バスに「おまえはLRTだ」と何度も語りかければ,何万年か経過するとそうなるんだろうか?

(写真は,プラハのバス)

LRTにも「踏切」

LRTというと,歩行者とLRVが混合交通状態であるトランジットモールを思い浮かべがちだが,そういったところは速度が非常に低速運転であり,安全がちゃんと確保されている.

じゃぁトランジットモールじゃ無いところはどうかというと,「踏切」があったりする.

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横断歩道の信号の一種だが,LRVが近づいたときだけ,2個1組の黄色のランプが交互に点滅する.ただし,音の出る警報器は無い.

ということなので,LRTを導入したら全区間混合交通状態にしなければならない,などと勝手に思い込まないように.念のため.

(写真はドレスデン)

スーパーカー

京阪電車の京津線用の電車.

地上の線路も走れば…

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路面軌道も走るし…

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地下鉄も走行する…

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…教科書の「LRT」の特徴をそのまま日本国内で表現したような電車だが,海外のトラムが地下線を走るのに比べて重装備で電車の値段が高いらしい.

運転席のランプには「ATO」の文字が.自動運転対応である.

「TASC」は定位置に停止させる装置だったっけな.

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ホームの監視カメラ画像を電車に伝送する装置もついている.

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トラムにしては重装備だな.

阪堺電車あべの橋界隈の様子

大阪のあべの橋界隈(JRの駅は,天王寺,阪堺線の電停も天王寺駅前)で再開発が進んでいるが,阪堺電軌軌道の線路もリニューアルされつつある.

元々の電停は,こんな感じだが…

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(まだ出来ていないけど)こんな感じに.

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最も印象が変わるのは,やはり緑化軌道か

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ついに大阪にも緑化軌道がやってくるのか.

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元々の軌道の状態がこんな感じなので,その差は格段に大きい.

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さてさて,路面電車の軌道工事というのは滅多に見られないので,よく観察してみよう.緑化軌道の芝生は下の写真のような普通の線路の上にスポッとはめ込むような形で置かれているようだ.

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そんで,この軌道が作られる前はというと,整地された路盤.この上にインターロッキングを並べればそのまま歩道になりそうである.

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さらに,その整地された状態の前はというと,古い舗装の単なる道路.つまりこの状態から順に写真を上にたどって行くと,きれいな緑化軌道が出来上がるというわけだ.

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そんなに難しい工事でもないはずなので,もっと緑化軌道があってもいいなと思う.

 

LRVの運転席のボタン考察

ルマンのLRVの運転席のボタンを観察してみよう.

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見える範囲では,左上と右側だな.

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まずは左上.速度計は80km/hまで目盛りがあるが,70km/h以上はレッドゾーンのようなので,70km/hまでが常用域か?その左のレバーは前照灯のハイビームとロービームの切り替え用のようだ.

オレンジ色のボタンのうち,下のボタンは○に()が付いていて,制輪子のように見えるので非常ブレーキか? △は自動車のハザードランプにも付いている記号だ.

上の「V!」は何だろ? 電気関係っぽいがよくわからない.だが,下のボタンが非常制動で「当たり」ならこっちも同種のボタンだろう.とすると「電源断」か?

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さて,今度は右側である.こっちはボタンだらけだ.

右上はわかりやすい.信号機マーク付きなので,優先信号を作動させるボタンだな.その左側とさらに左側は分岐器の左右を決めるためのボタンだろう.

二段目にゆく.右側の白いボタンは何か文字が書いてあるが,読めないので昨日不明.そん左側のオレンジ色のボタンは,ドアっぽいイラストに内向きの矢印なので,ドア閉だな.その左の赤いボタンは指で隠れていて見えない.ずっと左の白い「i」のボタンは何だろう.車内アナウンス関係か?

三段目だ.オレンジ色の右向き矢印は方向指示器ランプか? その左の緑色のボタンはドアの図で外向き矢印なのでドア開か? その左は手で隠れて見えないが,赤いハザードマークのボタンが見えるので自動車のハザードランプと同じ機能かな.

一番下,手元付近のオレンジ色のボタンは再びドアの図だが,今度は閉まった状態の図だ.左右のドアの接触部上方に何か矢印のようなものが描かれている.ドア関係で残る機能と言えば,ドアのロックか? 欧州のLRVのドアは,客がドアのところでボタンを押せば開けることができるが,出発準備ができるとそのボタンが無効になる.その操作用のボタンだろうか.

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液晶パネルにもいろいろ書かれているが,これの解読はまた後日.

LRTには大学生

ル・マンはTGVでパリから1時間ほど.

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24時間自動車レースで有名な都市だ.

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ここもLRTの終点が大学に設定されており…

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電停から大学生がたんまり乗ってくる.

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端っこからたんまり乗ってくるので,車内はずっと大入り.

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まぁ,そういうわけなので,ここでもカメラを電車に向けていると…

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…撮ったはええけど,どないせえちゅうねん.

ナントの乗換拠点

よく,LRTを紹介する際には「電車とバスが同じ平面内で乗り換えられます」みたいな写真を示すことが多い.

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確かにそういう構造の拠点は多いのだが,もっと引きの構図で撮ってみると…駐車場併設だったりする.

交通拠点なので,自動車との乗り換えも当然,という発想かな.

ストラスブールの「鉄の男広場」も円形モニュメントのある広場の地下は駐車場だね.