バス協会国に支援策求める…いっぽう民鉄協は?

バス協会 “貸し切りバスの収入9割減続く” 国に支援策求める

情報源: バス協会 “貸し切りバスの収入9割減続く” 国に支援策求める | 新型コロナ 経済影響 | NHKニュース

リンク切れ起こしやすいサイトなので,その節はご容赦を.

貸切バスの減収がひどいので,支援してくれと国に要望したお話.路線バスもかなり減少していて,看過できない状況なんだけどね.

じゃあ鉄道はというと,やっぱり客数は減っているはずなのに,バスほどの動きはない模様.

どこの会社かは言えないけれど…かなり乗客が減っていて経営苦しいらしいが,支援を求めてしまうと悪評が立って株価に影響し,今後の資金調達コストが上がってしまうのではないかと危惧しているらしい.なので,「苦しい〜」とは表だって言い出せないらしい.

客数減っているのは誰でも知っていると思うので,個々の事業者が言い出せないのなら団体(この場合は民鉄協か?)が代表で「苦しい〜」と言った方が良いのではないかと思う.

このままでは突然死する事業者が出てくるかも.

 

大学の近所の町内会の掲示板

大学の近所の町内会(自治会)の掲示板.

ん?

どこかで見たようなポスターが.

これですね(jcomm).

「電車やバスは,そんなに心配要りません」という趣旨のPRするなら,バスや電車の中(あるいは駅構内)に掲示しても,見ている人は既に「電車やバスは,そんなに心配要らない」とそれなりに納得している人ばかりなので効果薄いかも.

PRするなら,町内会の掲示板のような電車やバスを使わない人にも目に入るような方法がいいかも.

#市役所が各自治会に状況説明するとともに,配ったらしいです.

日本国さん集団免疫獲得作戦開始か?

1ヶ月前は日々の感染者数は100人程度だった.ここ2−3日は1000人を超えるようになった.毎週1.7倍程度の等比級数的増加になっているようなので,19日後のお盆明け頃には毎日5000人ずつ増えることになる?

「GOTOキャンペーン」をしているということは「多少の感染増は上等!」という方針であり,減る要素は今のところ見られないので,当面はこのまま増えるかも.

毎日新規5000人の状態をキープすると,年間180万人あまりの累計感染者数になる.人口比約1.5%.実際に感染した人は検査で引っかかった数の数倍あるという話もあるようなので,1年もすると感染経験者の比率が人口比2割くらいに達し,2-3年で感染拡大終了?

米国では毎日新規感染6〜7万人のようなので,米国の1/3ほどの人口の日本なら毎日2万人のペースということだ.毎日5000人から毎日2万人まで増えるには約18日なので,9月上旬にはこの域に達する(!?).

毎日2万人のペースなら,半年で感染拡大終了? つまり年度末ごろには収束?
(病院がもたないかも)

#来年6月までにはワクチン6000万人分確保という話もあるようだが,このペースで増加するとワクチンが届く頃には下火になっているかも.
#検査能力の制約で,ずんずん数が伸びてゆくことは無いらしい.中等症と重症の人の数はどうなんだろう.

GOTOキャンペーンのタイミング

4連休に旅先でウイルス交換(7/25ごろ)

↓(10日ほどして発症?)

まだ夏休みに突入していない学校でウイルス交換(8/5ごろ)

↓(10日ほどして発症?)

お盆で実家へ行って孫や子から老いた親へとウイルス伝染(8/15ごろ)

↓(10日ほどして発症?)

高齢者の患者急増?(8/25ごろ)

…と想像してみる.

 

8月に入ってからGOTO開始だった場合は…

4連休は自宅でおとなしくしている

まだ夏休みに突入していない学校はいつも通り
(ここらへんでGOTO開始)

お盆で実家へ行っても伝染は限定的(8/15ごろ)

特に大きな変化無し

…と想像してみる.

 

首都機能移転論が再燃

自民党で、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、首都機能を地方に移転する議論が再燃している。東京一極集中を是正し、都市部の人口密集によるリスクを回避するのが狙いだ。

情報源: 自民、首都機能移転論が再燃…テレワーク拡大が追い風に : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン

 

もう何度この手の議論を繰り返してきただろうか.またかよ.地震,疫病,火山,非効率.
危機感のある人が居ないんだなぁ.
実行力のある人が居ないんだなぁ.

 

国会等の移転を決議したのが,平成2年.それから30年.今日が大丈夫なら明日も大丈夫.
危機感のある人が居ないんだなぁ.
実行力のある人が居ないんだなぁ.

 

全国あちこちの候補地の検討も,既にしたよね.でも実現していない.
危機感のある人が居ないんだなぁ.
実行力のある人が居ないんだなぁ.

 

移転費用が10兆円,10兆円を惜しんで亡国.でも10兆円って,今般のコロナの補正予算予備費レベルなので,必要なら支出できるレベルだよね.つまり…
危機感のある人が居ないんだなぁ.
実行力のある人が居ないんだなぁ.

 

#リニアだけでは解決しない模様.

リニア「先に名古屋~新大阪の工事を」

先に名古屋~新大阪間の工事を開始してもらいたい

情報源: リニア中央新幹線 大阪・吉村知事「先に名古屋~新大阪の工事を」(ABCニュース) – Yahoo!ニュース

 

「先に名古屋~新大阪の工事を」と言いたくなる気持ちはわからないでも無いが,それだけでは表面的な事象にかみついているだけになる.

JR東海には国から3兆円が低利融資されているが,この本来の目的は名古屋-大阪間の工事が東京-名古屋間とほぼ同じ時期に完了できるようにすることである.3兆円が無くても元々名古屋開業は2027年予定であったし,名古屋-大阪間は建設費4兆円弱であり,この4兆円弱のかなりの部分をカバーできるように決められた額が3兆円である.
(名古屋開業から10年遅れでは無く,3年程度の遅れの開業で済むような金額が設定されている)

…ところがである.
リニア建設のそもそもの目的を考えてみると,南海トラフ大地震による東海道新幹線の長期不通の影響を回避することが最も重要である.次点で東名阪間の巨大経済圏の活性化である.

つまり,東京-名古屋間の建設が遅れた場合の最も深刻な影響は,経済活性化が遅れることではなく,東名阪間の動脈寸断による重大な不経済の発生である.

したがって,知事が発するべき言葉は,「先に名古屋~新大阪間の工事を開始してもらいたい」という表面的な話ではない.

「リニア開業が遅れたとしても,南海トラフ大地震発生に備えて,東京-大阪間の動脈を確実に確保すべき」と発言すべきであった.巨大リスク発生の可能性に目が行っていないのである.

それは具体的には何かというと,
“2037年までに北陸新幹線の大阪開業を実現させ,同時に,輸送量の面でも十分な能力を確保”
することである.

#あるいは「ちょっとは静岡の声に耳貸したれや」である.
#相変わらず知事殿は平常時のことにしか目が行っていない模様.
#イソジンの件で叩かれているようだが,イソジンも殺菌用に塩素が溶け込んでいる水道水も,うがいの効果は大して変わらないという話もあるので,各社のうがい薬とともに大阪市水道局の水と府営水道の水も一緒に並べてあげたら良かったんではないかい.
(「風邪の予防にうがい」自体は悪くないと思うがねぇ.薄い塩水で鼻うがいってのもあるよ.)

関空もヤバい

関空の様子を見に行ってみた.関空を訪れるのは,2年前の台風後の欧州からの帰り以来である.

リムジンバスの姿も無く…

 

飛び立つ国際便もほとんど無く…

 

当然人影もほとんど無く…照明切っちゃってるよ.

 

オリンピックに合わせて増設した保安検査場も閉鎖されてるし…

 

国内線もこんなだし…

 

関空もヤバいだなも.

区画整理と輪転機(中編)

続きである.前回は,土地区画整理事業(区画整理)において,同じ割合で土地の面積を減らす話をした.

これを「減歩(げんぶ)」と言うが,減歩は「土地持ち」ほど面積を大きく供出することになり,資産の大きさに応じて区画整理の事業コストを負担するシステムになっている.

その続きの話である.
(…忙しくてuploadし忘れていたので1ヶ月も空いてしまった)

*–*

さて,今回は輪転機の話である.
(実際には物理的な輪転機を回す代わりに,口座に数字を書き込んで残高を増やすだけらしいが…)

いま,輪転機を回して,市中に資金が投入されたとしよう.
(資金供給方法についての話は後ほど)

物やサービスの量(質的要因を含む総量)に比べて市中の通貨量が増えて,通貨の相対的価値が下がり,見かけ上の物価が上がってインフレになる.要するに経済活動量を基準とした相対的な通貨量が多いとインフレになる.

…ということは,供給前に通貨を持っていた人が損をするわけだが,その損の量は持っていた通貨の量に比例する.

ん? 漂うdéjà-vu感.

通貨はそれ自体が絶対的な価値を持っているわけでは無いが,手持ちの通貨が多ければ多いほど,世の中の物やサービスを入手したり利用したりできる程度が大きい.

それがインフレになると,”新規参入”した通貨の所有者にも物やサービスを入手したり利用したりできる権利が割り当てられた状態になり,元々「供給前に通貨を持っていた人」は相対的に利用できる量が減る.

これじゃぁ,「新規参入した通貨の所有者」は良くても,元々「供給前に通貨を持っていた人」が損じゃないか! …か?

ん? 再び漂うdéjà-vu感.
定期テストレベルの解決策がありそう.

では,déjà-vu感をたどって,元々「供給前に通貨を持っていた人」が損しないように社会システムを組み立ててみよう.

区画整理では,土地を減歩によって一定比率で供出してもらって,その土地を使って当該地区の価値を高める事業を実施した.その結果,地価上昇により面積減少を補うことが可能となり,結果として「土地を取られるだけ損」にはならない状態を作り出した.

じゃぁ,「輪転機の話」の場合はどうだろうか.インフレによって元々「供給前に通貨を持っていた人」が事実上の資産価値を減らした原因は,物やサービスの量に比べて市中の通貨量が増えて,相対的に単位通貨あたり入手可能な物やサービスが減ることでインフレになったからである.

つまり,「市中の通貨量が増え」るのに従って「物やサービスの量(質的要因を含む総量)」が増えれば,『元々供給前に通貨を持っていた人が損』は防げるわけだ.そればかりか,通貨の増加を上回る勢いで「物やサービスの量(質的要因を含む総量)」が増えれば,「供給前に通貨を持っていた人」も儲かるわけだ.

要は単に資金を漫然と供給するだけでは単なるインフレの原因.
ちゃんと経済成長するような資金供給を行えば,みんなハッピー.

類例のある簡単な話である.じゃぁ,どこにどういう方法で資金供給して何すればいいか,という話が続くことになるが,長くなってきたので,つづく.

(つづく)

八ッ場ダムとともに揶揄されてた川辺川ダムが無かった件

八ッ場ダムは昨年の台風時に活躍した模様だが,同時期に「コンクリートから人へ」の流れで中止になってしまった球磨川水系の川辺川ダムはできてなかった模様.

今回の豪雨で60人ほどが亡くなってしまった模様.アカンがな.

そして,治水ができていないという状況に変化はないので,今後も発生する可能性がある模様.

サイエンスに基づかない判断や美辞麗句がどれだけ恐ろしいかということやね.