鉄道で国づくり」カテゴリーアーカイブ

IC定期券の寿命

IC式の定期券を尻のポケットに入れている.ある日突然,改札を抜けられなくなった.窓口に行くとカードの寿命であるという.再発行の準備が整うまで,こういうものが発行され,ICカード定期にテープで貼り付けられた.

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使い始めて約8年.毎日100kgのケツ圧に耐えたので,まぁ割と耐久性はあったと判断すべきか.

シンプルな架線

「シンプルカテナリー」のことではありません.

和歌山と奈良県の王寺を結んでいる和歌山線.私が子どものころに電化して以降,ほとんど何の変化もない.昔は赤い客車が走っていたり,誰が乗るのかわからないような遅い急行列車が走っていた.

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電化したのが国鉄末期の金がない時期だったので,上空の架線がかなりシンプルであり,昔の地方ローカル私鉄の設備みたいだ.(ちょっと違うけど)

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この架線の泣き所は,電線が一本なので自重で真ん中が垂れ下がること.それから,上の写真のような吊っている箇所で(見た目ではあんまり気付かないが)電線が急に曲がっていて,離線や断線の原因になりやすいこと.このシンプルな架線でも,電力供給用の太い電線はどうせ必要なので,ならばそれを活用してしまえ,というのが昨今よく見かける架線かな.

IMG_3789これは武豊線のもの.手前側がそれ.

米国だに・すら・さえ優先信号

米国の街路に併設されたLRT路線.普段は信号機が「−」になっていて,赤相当の表示.

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電車が通過するのにあわせて「|」に変わり,青相当の進行になる.

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かくして,米国ですらLRTの優先信号が導入され,信号で停止することなくLRTは走り去って行く.もちろん,日本のPTPSのようなマイルドさはなく,かなり「ストロング」である.

米国だに・すら・さえパーク&ライド

クルマ社会の権化,米国でさえ,LRTが導入され,そして,郊外の駅にはこういった設備がある.

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駐車場である.ここに車を駐めて,市街地へは電車でね,ということ.

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米国でさえそうなのに,どうしてできない日本のLRT.

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米国だに・すら・さえ都市の水平エレベータ

高層ビルにはエレベータはつきもの.階段ではとても昇れない.だからといって,エレベータに乗る際にいちいち料金を取るなんて話は聞いたことがない.(除く,観光用展望台行き)

じゃぁ,都市の市街地はどうだという話.移動に手間がかかるなら,市街地の装置としてLRTを導入してタダで移動者を乗せてしまえという話.実際にやっている都市はいくつかあり,米国ポートランドはその一つだった.

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中心街をクルクルと回る路線は原則無料で乗降できた.「原則」というのは,厳密には路線の一部が有料区間で,大半は無料区間だったということ.

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大学の構内にも乗り入れており,この写真は有名な構図.

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一部有料区間があったので,券売機が車内にあったが,当時は誰もチケットを買っている気配がない.

DSCN4526それが影響したのかどうだかわからないが,現在は有料化されるとともに,路線網がさらに広がっている模様.

「新幹線」とローカル列車がシェア

お客さんが乗り降りして…

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「新幹線」が出発.

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そして直後に,反対向きのローカル列車も出発.

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今さっき「新幹線」が走ってきた線路を反対向きに走って行く.

IMG_1770線路が一本だとダイヤ作成が面倒そうだね.

橋脚への衝突防止ガード

日本ではあまりこういう線路設備は見かけない.米国ポートランドのLRT路線の線路である.

DSCN3948道路橋の下をくぐる部分の線路に,橋脚方向に脱線した列車が向かわないようにガードレールが付いている.右側の貨物線(Union Pacific ?)の線路にも奧の陸橋の下をくぐる部分にガードレールが付いている.

日本では急曲線や鉄橋くらいでしか見かけないが,所変われば何とやら.北米では脱線が多いから,ということだろうか.なお,少し手前から盛大に脱線すれば,橋の下だけガードが付いていても橋脚に激突するんじゃ無いかと思うのだが,細かいことは気にしてはいけないのかもしれない.

新発田→新津

羽越本線というと,新津と秋田を結ぶ路線で,北陸本線や信越線の一部,奥羽本線とともに日本海縦貫線を構成する路線である.つまり,日本海側の大幹線…だと思って乗ろうとしたら,こういう列車だった.えっ?!

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電化されているのに,ディーゼルカー.しかも2両だけである.途中駅は構内配線がずいぶん簡略化されてしまっており,もはや駅というよりは停留所である.

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新発田と新津の間というと,新潟を中心にして見ると環状方向になる.なので,客が少ない,ということか.それにしても,あまりにも痛々しい雰囲気であった.