古い欧州の時刻表を見ていると,パリ発ロンドン行きとかそういった列車が存在していることに気がつく.1990年代後半の話ではなく,1950年代とかそういった時代の話である.
パリ→鉄道→連絡船→鉄道→ロンドン
こういった乗り継ぎルートを「パリ発ロンドン行き」として一括表示しているのだと思っていたが,どうやらそうではなかった.本当に「パリ発ロンドン行き」という列車があったようである.
ミュールーズにある鉄道博物館の展示物にこういうものがあった.まずは,古い機関車.これは「パリ発ロンドン行き」に使われていたもののようである.
さらにこんな模型展示もあった.
なるほど,「パリ発ロンドン行き」である.日本にも鉄道連絡船は存在したが,基本は乗換であったかと思う.欧州では現在もデンマークがらみの列車の一部に,旅客列車をそのまま航送している列車が存在する.