鉄道で国づくり」カテゴリーアーカイブ

踏切の感知センサー

踏切で良く見かけるセンサー.

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覗き込むとこんな感じ.横断する道路の向こう側の機器とセットで,道路上の物体を感知し,踏切が鳴っているにもかかわらず線路上に物体があると信号機を赤にしたり,専用の警告信号機を点灯させたりする.

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ただ,このセンサーは自動車程度の大きさのものの感知を前提に設計しているそうで,人がいても感知できないそうである.足腰の悪い老人などが取り残されても,感知できないらしい.

IMG_8783だが世の中探してみると人を感知するセンサーというのは存在していて,最近時々見かけるこの横断歩道マークの道路標識,下部にライトが仕込まれていて,歩行者の接近だけを感知して点灯する.自転車で通過したりクルマが来たりしても点灯しない.

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たぶん,精度の問題でまだ踏切には採用できないんだと思うが,将来的には踏切も人感センサーの設置が望まれるところである.

BARTの沈埋トンネル

サンフランシスコに走っている「BART」という鉄道,例の券売機の使いにくい鉄道である.

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比較的高速運転しているが,第三軌条式の地下鉄である.

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この高速地下鉄BARTは,サンフランシスコ市街だけでなく,海峡を渡って対岸の郊外まで続いている.地図上は下の写真の長い橋に沿って敷設されているが,BART用の橋はなく,海底トンネルで結ばれている.そんなわけで,海底トンネル通過中は数分間トンネルを走り続ける.(写真左の陸は島であり,対岸は奥の方に小さく写っている建物のあたりである.)

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場所はここですね.大きな地図はこちら.

この海底トンネル,日本の青函トンネルや関門トンネルとは違い,沈埋トンネルである.結構長いトンネルでも沈埋トンネルで建設できるということのようで,日本でももっと活用されてもいいのではと思う.(長大トンネルは無理だけど)

ピンキィーな電車

一畑電車には,ウッディーな電車があるとともに,ピンキィーな電車もある.

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なんか,ゆるーい感じである.

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内装も全部ピンク色である.床にはあみだくじが描かれており,向かいにのシートに座った人と右へ左へたどった末に結ばれるということか?

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ご縁の国,ということで,この電車は出雲市駅から出雲大社への直行電車である.

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10月は神無月,ただし,出雲国では神在月.いろいろお願いしに行くなら10月中が吉かも.なお,デートスポットの日御碕はクルマが無いと行きにくし.

ウッディーな電車

集合時刻の決まっている一畑電車,電車そのものもちょっと変わっている.

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ヘッドマークが「木」?

IMG_1282電車の内装が木である.燃えやすい木を内装材として使っているのがミソだが,確か最初に使い始めたのは夜行寝台電車のサンライズエクスプレスだったっけ? 木材を難燃加工する技術を住宅メーカーとともに開発できたのがきっかけだったかと.

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コンパートメント?

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8分で終点に着いてしまう電車なので,ちょっともったいない.

米国だに・すら・さえLRT

サンフランシスコの「地下鉄」.

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妙にパンタグラフが大きいが「地下鉄」というよりは路面電車が地下線に乗り入れたような形態である.

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諸量が小さい以外は,地下鉄として機能している.

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そして,長いトンネルを抜けて郊外に出ると,そこは路面電車である.

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米国だに路面電車を活用しているというのに,日本は何をしているんだろうか.乗り遅れてますよ.

一畑電車の集合ポイント

島根の一畑電車.残念ながら本数は多くない.路線網は,松江と出雲大社を結ぶ路線と途中駅からJR出雲市駅へ伸びる枝線とからなる.松江から出雲大社に行きたい人もいれば,JR駅から出雲大社に行きたい人もいる.JR駅から松江方面に行きたい人もいる.ということで,ちょっと悩ましい.

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出雲市駅から分岐駅の川跡まではこの電車.内装が独特である.奧のピンクの電車も他の追随を許さない.車両の話はまた後日.

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出発して数分で速くも終点の川跡駅.前方に出雲大社方面からやってきた電車が川跡駅に侵入しようとしているのが見える.

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そして,向こう側の松江方面からも電車がやってきた.

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そして,川跡駅で全方向乗り換えOK.少ない便数ながら,最大の効果.

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ダイヤ編成上のポイントは,乗り継ぎ駅に同時刻に全方向から電車が集まってくるようにダイヤを組むこと.これなら参考にできる地方鉄道線も多いはず.

間違い探し

下の写真に写っている設備群に,重大な間違いがあります.さて,何でしょうか?

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簡単に解説しておくと,左側から順に,券売機(タッチパネル式),もう一つ券売機(タッチパネル式),あいうえお順点字運賃表,みどりの券売機プラス(タッチパネル式).











答え… 点字運賃表があるのに,平面を押させるタッチパネル式の券売機ばかりなので切符が買えない人がいること.近距離でも何でもかんでもみどりの券売機プラスの電話機でお話ししながら買えってことなのか? でも代わりに遠隔操作してくれるのならともかく,操作方法を指示されるだけならやっぱり買えないよね.

あるいは,左端にあるインターホンで誰かを呼び出せってことなのか?

こんなんでいいのか?

火薬工場の引込線

JR木幡駅から線路に沿って北方に緑道が続く.元々は戦争中の火薬工場への引き込み線だったようである.この手の引き込み線は京都大阪間にいくつかある.木幡,祝園,津田,星田等々.いずれも航空写真でよく見ればそれっぽい廃線跡が見える.

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JR駅からしばらくは緑道という緑に囲まれた歩道が続く.

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数分歩くと,緑道は終わり…

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右に曲がると例の「渡ったら死ぬで」の赤道の踏切もどき.左方向には人工的な堤が続く.

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堤上を歩くと,2-3分歩いただけで行き止まり.「○○がありません」だそうだ.橋?

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いったん堤を下りて,やや西へ.府道をまたぐ部分には橋が残っている.

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ここから再び堤の上へ.JRの線路の方を振り返るとこんな感じ.橋の上は土と草で覆われている.

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さらに西に進むこと,ほんの少し.すぐに行き止まり.

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京阪電車を越える部分の橋が撤去されているので,探検ごっこはここで終わり.

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この先は道路化されているようである.

渡ったら死ぬで…

JR奈良線のとある小さな鉄橋のたもと.獣道のような小径が続いている.

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踏切?

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踏切ではないようだ.渡るなという立て看板.

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でもレールをよく見ると,ゴム靴底で踏んづけたような黒光りのあとがある.…と観察している間にも通行人が一人渡ってきた.IMG_8905

渡るなと書くくらいなら,柵で閉鎖すればいいのに,とは思うが,青道,赤道っていうんでしたっけ?

線路ができる前からの水路や通路は既成事実としての利用者の権利のようなものがあって,閉鎖したくてもなかなかできない事情があったと思う.

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でも,危ないよね.閉鎖できないなら警報器くらい付けてもいいかも.