政府の「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」が発表された.
「真水」が55.7兆円,事業規模が78.9兆円…なのに,なぜか期待される効果が5.6%.
55.7兆円というと,日本のGDPが536兆円ほどなので「真水」はGDP比10.4%,事業規模ならGDP比14.7%にもなる.ところが,なぜか期待される効果が5.6%.
昨今は公共事業の経済効果の乗数効果が低いなどと言われているが,さすがに突っ込んだ金額に効果が達しないという例は少ない.
ところが,鳴り物入りのはずの経済対策の効果が,なぜか5.6%.
対策メニューが間違っているか,自称「真水」が実は泥水だったかのどちらかだよね.
(ちゅうか,5.6%を自ら公表した時点で,対策は失敗が予め判ってますと言っているようなものじゃないの.)
書類の上だけで世界恐慌対応レベルの対策に見せかけても,実物は操れないよね.
やはり財務省は現状把握能力が無いようである.